へんこ社長 食品ロスの製品化

3月に同志社大学大学院ビジネス研究科を、無事卒業することができました。

最期の難関である卒業論文の私の研究テーマは、食品ロスの製品化でした。幸いにも社内で発生する胡麻油の搾りかすが、研究対象としてぴったりだったので、実例研究として書くことができました。

現在、個人客様向けの直販や百貨店催事で販売している「胡麻佃煮」が、該当製品です。

また、自社の食品ロスだけではなく、他社の食品ロスと組み合わせた製品開発を進めています。

画像は今朝の「男の朝御飯」ですが、左端の茶色フレーク状のものが、開発中の製品です。

これは、たまり醤油の搾りかすを使い、マクロビオティック料理の「鉄火味噌」風に仕上げました。鉄火味噌は蓮根や牛蒡など根菜を細かく刻んで、胡麻油で長時間炒めて、八丁味噌を混ぜて作る手間ひまかけた食品です。玄米ご飯にかけてたり、おにぎりに混ぜたらオカズ要らずの万能ふりかけです。

しかし、今回は大量に出る搾りかすや、見栄えが悪くて、そのままでは出荷できない根菜類の消化も兼ねて、簡単にある程度の量産できる事も、考慮しながら製品開発を進めています。

卒業するための論文執筆ではなく、卒業後も継続して研究できるテーマに出逢えたことは幸せだったと思います。食品ロスを削減の有効手段として貢献でかたら最高にうれしいです。