きょうは、二十四節気のひとつ「大暑」。
暦の上では、一年で一番暑い日となっています。
実際は、梅雨明けしたばかり、
これから八月、最も暑い日々がやってくるのですが…
大暑は、夏休みに入ったばかりの頃、
そして、土用の期間でもあります。
「土用」といえば、実際には年に4回、季節の変わり目にあたりますが、
「土用の丑」の影響か、夏の土用が一番有名です。
今年は、土用の入りが、7月20日。
土用の丑の日は、7月24日。
そして、土用の明けは、立秋の前日、8月7日 です。
土用の入りには、京都では、「土用餅(あんころ餅)」を
暑気ばらい、邪気ばらいに いただきます。
そして、「土用丑」は、言わずと知れた、鰻をいただく日。
夏バテしないように、栄養価の高い鰻で体力をつけるという、
江戸時代中頃からつづく風習です。(平賀源内発のアイデア
と言われていますが…)
ほかに土用のつく言葉に
「土用干し」があります。
衣類や書籍などを、日に干して、風を通して、
虫やカビがつくことを防ぐこと言います。
「土用照り」という言葉もあるよう、つよい日差しになる頃。
健康管理に気をつける時季、という意味で、
ひときわ暑くなるこの時季に、鰻やあんころ餅を食して、
元気をつける、という古人の知恵なのでしょう。
いまは、昔よりも、夏の気温が高くなり、暑く、過ごしにくくなっています。
猛暑日に熱帯夜がつづき、食欲が減退することも
あるでしょうが、「食」は健康の源。
冷たい口当たりのいいものばかりを摂らず、栄養面に
気を配ってください。
きょうは、つるっと食べやすいそうめんを、
サラダ仕立てにしてみました。
いつもと違う盛りつけで、視覚で引きつけられ、そして
ごまの風味に食欲をそそられます。
野菜やたんぱく質も一緒にとって、元気に夏を乗り切りましょう。
◆ サラダそうめん~ごま香る
【材料】(2~3人分)
そうめん 2束、 トマト 1個、 ツナ缶 小1缶、
大豆の水煮 約1/2カップ、 金ごま油 大さじ1/2
白すりごま 大さじ2、 めんつゆ 適宜 塩 少々
添え野菜【きゅうり 1/2本、 みょうが 1個、 ゆで枝豆 少々】
ごまらあ油 お好みで少々
【作り方】
1.トマトは食べやすく乱切りにし、ツナと大豆、
金ごま油、めんつゆ大さじ2を混ぜる。
2.みょうがは斜め細切りにし、枝豆はさやから出す。
きゅうりはすりおろして塩少々を混ぜる。
3.そうめんはゆでて流水で洗って冷やし、ざるにあげ、
大きめのフォークで、くるくる巻いたものを、一かたまりずつ
お皿にのせる。
4.3のそうめんの上に
(フォークをぬいたところが穴になってるので、そこに)
1をのせて(入れて)、上に2の添え野菜を飾り、
白すりごまを全体にかける。
5.いただくときに、めんつゆを全体にかけて、お好みで
ごまらあ油をたらして、どうぞ。
※ 添え野菜は、ほかに、おろし生姜、青じそなど、お好みものもを…
※ 麺つゆ(漬けつゆ)の材料と作り方
【水なしで、もちがいい麺つゆ(約3倍濃縮) 約2カップ分】
濃口しょうゆ 1カップ、みりん3/4カップ、酒1/3カップ
昆布 約5cm角、 かつお節20g、干しいたけ2枚
1.材料を全部鍋に入れて、(時間があれば、しばらくおく)
弱火で加熱する。
2.沸騰すると弱火で5分煮て、火をとめてそのまま冷まし
濾す。
【今回使用したのはコチラ】
金ごま油