ごま油香る~色々お豆の和風マリネ

きょう10月13日は「豆の日」だそうです。
10.13…語呂合わせではなさそうですし、どうして?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
豆の日は「十三夜」からきています。

十三夜とは、十五夜の後に巡ってくる、旧暦9月13日のお月見のこと。

古くから、十三夜のお月見は、収穫に感謝する意味を込めて、豆をお供えしていただく習わしがあって、「豆名月」とも呼ばれます。
それにちなんで、10月13日が「豆の日」になったようです。

ちなみに、今年2017年の十三夜は、11月1日。
十五夜と同様、十三夜も毎年日が変わりますが、
豆の日は、わかりやすく10月13日に固定のようです

さて、
豆は、ずいぶん古くから栽培され、食糧とされてきました。
日本では、縄文時代の遺跡から豆が見つかっているし、また、
世界的には、紀元前3000年頃、インダス文明以前の遺跡で
発見されたそうです。

豆は、良質のたん白質やビタミン類、ミネラルを含む栄養豊富な食材。
その上、皮が丈夫で収穫後に乾燥させ貯蔵できる、という優れた保存性もあるので、
世界各地で重宝され、いろいろな豆料理が作られてきました。
豆の日!だけでなく、普段の食事に、どんどん豆献立を取り入れたいものです。

「孫は優しい」という標語はご存じでしょうか。
「ま・ご・は(わ)・や・さ・し・い」
健康な食生活に役立つ食材の頭に着く文字を、
覚えやすく並べたものです。

孫の「ま」は、まめの「ま」です。そして、
孫の「ご」は、ごまの「ご」。
(ちなみに、わ(は)は「わかめ」、やは「やさい」
さは「さかな」、しは「しいたけ等きのこ」、いは「いも類」)

豆とごまは、元気の素になる食材の代表!
「まごはやさしい」食材を中心に、バランスのとれた食生活を送り、
これから寒くなる季節、万全の体調で過ごせるようにしたいものですね。

きょうは、豆とごま製品を使った作り置きになる常備菜
「豆のマリネ」をご紹介いたします。
ごま油で、香りと風味がアップ、もう一品ほしいとき、
お弁当のおかずにもぴったりです。
ぜひ作ってみてください。

009_◆ お豆の中華風マリネ

【材料】豆の水煮
・(大豆、金時豆、ひよこ豆、うぐいす豆など) 200g
・にんじん     1/2本
・長ねぎ      1/2本
【A】・ごま油、醤油  大さじ1
・酢、だし    各大さじ3
・みりん、砂糖  各小さじ1
・塩 少々】
・炒りごま(白・黒) 各適宜
・ごまらあ油 少々

【作り方】
1.にんじんと長ねぎは約4cm長さのせん切りにする。
2.鍋にAの材料を合わせ、ひと煮立ちさせ、豆と1の野菜を
入れて、さっとひと煮して火を止めて冷ます。
お好みで、ごまらあ油をかけてどうぞ。

※ 冷蔵庫で約1週間は保存可能です。
※ だしがなければ、水でもOKです。

 

秋・きのこのごま和え~青柚子の香り

「食欲の秋」の到来を感じる今日この頃です。
実りの秋、というように、秋は いろいろな作物がとれる季節…
秋が旬の食材、というと、じゃが芋や里芋、さつま芋などの芋類、
そして、きのこもそうです。

代表的なきのこ、えのきだけやしめじ、まいたけ、しいたけ等。
どれも旬は、九月から十一月、秋です。
とはいえ、この場合の旬は、天然もの。
店頭に並んでいるきのこは、ほとんど人工栽培なので、
実質的には、旬はないのです。

ただ、秋になると、料理番組や料理雑誌では、きのこが特集され、
きのこの情報量が増えるし、また、
秋から冬にかけて流通量も多くなるのです。
きのこはいずれも、栄養価が高いのに、低カロリー。
肥満防止に効果的で、食欲の秋で食べ過ぎが心配なときに嬉しい食材です。

食物繊維やミネラル・ビタミンが豊富で、カルシウムの吸収をよくするビタミンD,
歯や骨を形成するリン、ナトリウムを体外に排出するカリウム…等など
体にいい成分を色々含んでいるのですが、それだけではなく、
旨み成分のアミノ酸もたっぷりなので、
美味しさもバッチリ。

しかも、キノコには「相乗効果」があります。
違う種類のきのこを一緒に使うことで、
それぞれのきのこの旨み成分が混ざり合い、かけ算の美味しさになります。

きのこを料理するときには、二種類以上を合わせると、
美味しさがぐーんとアップするのです。

あと、きのこの嬉しい点は、扱いが楽なこと。
ほとんどのきのこは(マッシュルームやなめこ以外)
洗わなくて大丈夫です。洗うと水分を吸って食感が落ちたり、また、
水溶性の栄養素や風味が逃げてしまうこともあります。
そして、
しめじや舞茸は、包丁を使わず、手でさくだけでOK。
そのほうが断面が大きくなり、味のしみこみがよくなります。

きょうは、とくにポピュラーなきのこ三種、
しめじ、舞茸、えのきだけを使ってごま和えを作りました。
ゆでて和えるだけなので、とっても簡単手軽。
もう一品欲しい時など、最適です。

ごまの風味に加えて、今の季節の青柚子の香りをアクセントにしました。
柚子は、十一月下旬頃から、黄色く熟した実が収穫され出回りますが、
今は、この時季ならではの青柚子です。

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独特のえも言えぬ香りのよさととほろ苦さの黄色い柚子とは、
似ているのですが、異なる…
より爽やかで若若しいキリッとした香りの青柚子、
皮をすり下ろして少量加えるだけで、料理が引き立ちます。
ごまの風味に柚子の香りのきのこの一皿、
ぜひ、作ってみてください。

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◆ きのこの胡麻あえ
【材料】
   しめじ・舞茸・えのきだけ 各1パック
   A【白練りごま 小さじ1、白すりごま 大さじ2、醤油 小さじ2
     塩・みりん 各少々】
   青柚子の皮 少々
      
【作り方】
   1.しめじ、舞茸は、食べやすい大きさに手でさく。
     えのきだけは、長さを三等分する。
   2.1を熱湯でさっとゆでてザルに上げておく。
   3.Aの材料を混ぜて1を和え、青柚子の皮をすりおろして、散らす。

   ※ しめじ、舞茸、えのきだけを使いましたが、ほかにも、
しいたけ、エリンギ、ブナピー等など、お好みのきのこを
組み合わせてみてください。
  ※ 黄色い柚子皮を加えると、一味違う香り。どちらでもお好みで。

【今回使用したのはコチラ】

ねり白150
練りごま(白)


すり白
すりごま(白)

秋分~栗の道明寺おはぎ

今年は、9月23日が秋分の日です。
(2012年以降、うるう年(オリンピック(夏季)の年)は9月22日が秋分、
 それ以外の年は9月23日が秋分になるよう)
昼と夜の長さがほぼ同じになり、秋分を境に、
だんだん昼が短くなり、秋の夜長がしみじみ感じられる季節に
なります。

耳を澄ませば、いろいろな虫の声が聞こえる中、
本を読んだり、絵や音楽など趣味の時間を持ったり、
読書の秋、芸術の秋…を楽しむ、過ごしやすい気候になってきました。

さておき、秋分の日は、秋のお彼岸の中日。
彼岸詣で、お墓参りをしたり、仏壇におはぎをお供えしたり、
ご先祖様の供養をする時期です。

そもそもは、阿弥陀浄土が西にあることから、
太陽が真西にしずむ秋分・春分は、
彼岸(ご先祖様がいる世界)と
彼岸に対する此岸(しがん:現在、私たちが生きる世界)が
最も通じやすい日と考えられたようです。

秋分の日は、祖先を敬って、亡くなった人をしのぶ日であることを
ちゃんと受け継いでいきたいものです。
さて、お供えするおはぎですが、意外に簡単に作ることができるので
まだ作ったことのない方、いかがでしょうか。

おすすめは、道明寺粉。
調理時間が短く、電子レンジを使うと15分とかからずに
お餅状になります。
それをあんで包めば、おはぎのできあがり。
市販のあんを使ってもいいのですが、
きょうは、甘露煮の栗をつぶした栗あんにしてみました。

栗の風味を生かしたおはぎです。
道明寺のお餅には、炒りごまを加えたので、
ごまの香りと歯ごたえがアクセントになっています。

お彼岸の期間は、今年は9月26日まで。
是非作ってみてください。

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◆ 栗の道明寺おはぎ
【材料】(小さめ10個分)
    道明寺粉 80g、 水 120cc、 砂糖 大さじ1、 塩 少々、
    白炒りごま 小さじ1、
     栗の甘露煮 約150g
  
【作り方】1.耐熱容器に、道明寺粉と水を入れ、10分ほど浸け、
        ふんわりラップをかけて電子レンジで約3分20秒加熱する。
      2.1に砂糖と塩を全体にふり入れ混ぜ、布巾をかけて蒸らす。
      3.粗熱が取れると、白炒りごまを加え混ぜ、10等分して
        (直径約3cmに)丸める。
      4.栗の甘露煮をボウルに入れ、マッシャー等でつぶす。
        (少し粒々感をのこす方が、栗感があります)
        (甘露煮の汁を少々加えて、しっとりまとめやすいように)
      5.4を10等分してラップの上に軽くまるめてのせて、
        ラップではさんで丸く伸ばし、上に3をのせて、包むように
        まるく形を整える。(下になる方は、包めてなくてもOK)
 
   ※ 栗の甘露煮にふかしたさつま芋を加えても美味しいです。

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【今回使用したのはコチラ】
 
いり白
炒りごま(白)

秋の七草から~くずたたきの香味ごまだれ

九月半ばとなり、日に日に秋の気配が濃くなる今日この頃です。
昨日、はぎの花が風に揺れているのを見かけ、
日中はまだ夏の暑さでしたが、急に秋の風を感じました。

はぎは「萩」 草かんむりに秋、
秋の代表のような花です。
秋の十五夜には、お供えのお団子に すすきと萩をそえます。

万葉集では、なんと、萩が 植物の中で一番たくさん詠まれているそう。
梅や桜よりも多いというのは、ちょっと驚きです。
萩の 可憐でたおやかな姿は、
古くから日本人に愛されていたのでしょう。

京都市内に萩の見所は多く、平安神宮、妙心寺、龍安寺、光悦寺、天龍寺 等など
あちらこちらの寺社で美しい萩の花を見られます。
中でも、「萩の宮」とも言われる梨木神社(上京区)では
「萩まつり」が毎年9月、敬老の日の頃に催されます。(→
同じ頃、左京区の常林寺では「萩供養」があります。( →

さて、萩は秋の七草の一つとしても有名ですが、
あとの六つの花もご存知でしょうか。
私は、五・七・五・七・七の短歌のリズムで覚えています。

はぎ ききょう
くず ふじばかま おみなえし
おばな なでしこ 秋の七草

* 萩 桔梗 葛 藤袴 女郎花 尾花 撫子 *

秋の七草は、春の七草のようの食するのではなく、見て楽しみます。
(中には、民間薬になるものもあるようですが)
(春の七草は、七草粥でいただき、邪気を払い無病息災と五穀豊穣を祈願)
唯一、くずは、その根からとれるでんぷん=くず粉を、食材として使います。

くず粉は、くず湯やくず餅など和菓子をつくるほか、
汁物にとろみをつけたり、食材の口当たりをよくしたりするのに使います。
片栗粉でも代用できますが、くず粉は、漢方薬としても重宝され、
体を温める働きがあるほか、健康効果も高く、やさしい口当たりもよいのです。
片栗粉でとろみをつけたあんは 時間がたつと水っぽくなりますが、
くず粉だと、とろみが継続します。

きょうは、くずたたきをご紹介します。
くずたたきとは、豚肉や鶏ささみ、魚介類などにくず粉をまぶして
ゆがいたもの。つるりとした口当たりを楽しみます。
そのままゆがいただけの物とは違って、なめらかな食感が魅力的で
素材の旨みが封じ込められ、深い味わいです。

きょうは、豚肉薄切りのくずたたきに
香りのいいごまだれを添えました。
是非、作ってみてください。

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◆豚肉くずたたきの香味ごまだれ
【材料】(約4人分)
   豚肉(薄切り)200g、 くず粉 大さじ2、 酒・塩 各少々
    きゅうり 1本、 青じそ 3枚、 みょうが 1個、
   貝割れ菜1/2パック、すだち1個
    レタス 3枚(サニーレタス、プリーツレタス)

   香味ごまだれ【白練りごま大さじ2~3、 酢大さじ2、 醤油大さじ1
            みりん・塩 各少々、生姜 小1かけ、白すりごま 大さじ1
            金ごま油 少々】
【作り方】
   1.くず粉は、塊があるので、ざる等を通して粉状にする。
   2.生姜は皮をむき、みじん切りに、きゅうりはピーラーでひらひらに、
     青じそはせん切り、みょうがは薄切り、貝割れ菜は半分に切り、
     レタスはちぎっておく。
   3.香味ごまだれの材料を全部混ぜておく
   4.ラップの上にくず粉を茶こしでうすくふり、上に豚肉を並べ、
     肉の上にもくず粉を茶こしでふりかけ、上からラップでおおい、
     全体を軽く押さえる。
   5.熱湯に、酒、塩、生姜の皮を加え、3の豚肉を入れて色が変わると
     キッチンペーパーの上にあげ、粗熱をとる。
   6.器に2の野菜と4の豚肉をのせて、香味ごまだれを添える。
   
   ※ 野菜は、ほかに、水菜やセロリ、スプラウトなど、お好みで。
   ※ 香味ごまだれのほか、大根おろし+ポン酢+すりごまも
     さっぱりしておいしいです。

【今回使用したのはコチラ】                                            

金ごま油290
金ごま油


ねり白150
練りごま(白)


すり白
すりごま(白)

白露~ごまたっぷり冷や汁

きょうは二十四節気の「白露(はくろ)」
大気が冷えてきて、草花に朝露が宿り始める頃
とされています。

まだ日中は夏の暑さですが、空を見上げると秋らしいうろこ雲、
朝晩はひんやりした空気が感じられます。
そして、日が暮れるのが、急にはやく感じられ、
物寂しさを覚える時季ですね。

次の二十四節気は、昼と夜の長さが同じになる「秋分」
「白露」には、秋分までの期間という意味もあります。
白露の期間を三つに分けた七十二候は、
・草露白(草に降りた露が白く光る)
・鶺鴒鳴(鶺鴒が鳴き始める)
・玄鳥去(燕が南へ帰って行く)
となっています。

七十二候の名称は、それぞれ、気象の動き、動植物の様子の変化など
を表しているそう。
あまりピンと来ないものもあるのですが(私には…)
風情がありますね。

きょうから9月12日くらいまでは
「草露白」(くさのつゆしろし)

朝露は一日の気温差が大きいときに発生しやすいそう。
朝の草花を見て、季節感を味わう…
忙しい朝ですが、そんなゆとりをもって過ごしたいものです。

朝食もゆとりをもっていただければいいですね。
この時季、朝ごはんの汁物に「冷や汁」はいかがでしょう。
「冷や汁」は、日本各地に郷土料理としてあるようですが、
有名なのは宮崎県のもの。

あじの干物をすり鉢でつぶしてだしでのばす、という作り方を
初めて聞いたときは、ちょっとびっくりしましたが、
初めて食べたときは、素朴な美味しさに、奥深い味に、
ちょっと感動しました。

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もともと、忙しい農家の食事に簡単に作れる、という料理だったという
冷や汁。
ごまの香ばしさに、あじのうまみがとけこんだ汁のコクと美味しさ、
きゅうりの歯ごたえとさっぱり感、おつゆの味をすったお豆腐のボリューム、
生姜、青じそ、みょうがなど薬味の風味…万人に好まれる味です。

あついご飯(麦ごはん)の上に、冷たくした冷や汁をかける、
という食べ方が本来の食べ方のようです。

我が家では、一汁として、ご飯と一緒にいただいていますが、
素麺やうどんにも合います。
夏の疲れが出やすい今日この頃、
栄養たっぷりで、ごまの香りが食欲をそそる冷や汁、
ぜひ作ってみてください。

◆ ごまたっぷり冷や汁
【材料】(約4人分)
   あじの干物 1尾、 白炒りごま 大さじ4~5、 味噌 60g
   だし汁 2~3カップ、 木綿豆腐 1/2丁
   きゅうり 1本、 生姜 1かけ、青じそ 5枚、 みょうが 2個

【作り方】
    1.あじの干物は焼いて、頭、骨、ぜいごを取り除く。
    2.味噌はホイルに平たくのせて、グリルかオーブントースターで
      焦げ目をつける。
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    3.きゅうりは薄い輪切りにして、塩もみして絞っておく。
      木綿豆腐は、食べやすくほぐして水を切っておく。
    4.生姜はすりおろし、青じそは千切り、みょうがは薄切りする。
    5.ごまを炒ってすり鉢ですり、1も入れてすり合わせ、
      そぼろ状にして、2も加え混ぜる。
    6.5にだしを加えてのばし器によそい、3を入れ、
      4の薬味をのせる。
  
  ※ ごまは、炒ってからすると、さらに香りと風味が引き立ちます。
   ちょっと一手間ですが。。。
  ※ あじの干物は、グリルで焼いても、フライパンで焼いてもOK。
  ※ 味噌の塩分は色いろなので、味見をしながら
    だしの量を加減してください。
  ※ 薬味は、お好みで、もみ海苔や、刻み三つ葉を添えても。
  ※ すり鉢の代わりにフードプロセッサーを使ってもいいのですが、
   すり鉢ですると、細かくなりすぎず、やさしい口当たりに
   仕上がります。

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【今回使用したのはコチラ】  
 
いり白
炒りごま(白)


すり白
すりごま(白)

野菜の日~たっぷり野菜の黒カレー

8月31日は、語呂合わせで「や・さ・い」…野菜の日です。
8月はきょうで終わりですが、
まだまだ日中は蒸し暑い日がつづきます。
夏の疲れも出やすい時季、元気に秋を迎えたいものです。

きょうは、野菜の日にちなんで、ゴーヤなど旬野菜をいろいろ使った
カレーをご紹介します。
ゴーヤは熱に強いビタミンCをたっぷり含んでいます。
ビタミンCには、日焼けした肌の老化を防止したり、夏バテの身体の
疲労回復を促したりする働きがあります。

今回は ほかに トマト、なす、ピーマン、オクラなどを加えましたが、
ほかに、じゃが芋、三度豆、セロリ、枝豆、かぼちゃ、ズッキーニ等々
キッチンにある野菜をいろいろ入れてみてください。
具だくさんで食べごたえのある栄養たっぷりの夏カレーが出来上がります。

栄養だけでなく、奥深い味わいのカレーです。
その秘密は、べジブロスを使っていること。
べジブロスは、野菜のくず(すててしまう皮や種、ヘタなど)を
水でコトコト煮込んだ野菜だしのことです。
抗酸化作用など野菜のいろいろな栄養を含み、
そして、美味しさ…旨みと甘みのある味わいがあります。

野菜だけで、しかもサッと煮込んだだけでも
奥深い味のカレーになるのは、べジブロスのだしが効いているから!

さらに、黒練りごまを加えると、スパイシーなカレーにごまの風味が加わり、
コクがあってまろやかな味になります。
なによりも、黒い色がインパクト大!!
是非作ってみてください。

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◆ たっぷり野菜の黒カレー
【材料】(約4人分)
    玉ねぎ 1個、 生姜・にんにく 各大1かけ、 豆板醤 小さじ1/2、 
     ゴーヤ 小1本、にんじん 1本、 トマト 1個、 なす 2本、
     ピーマン 2個、 オクラ 4本、 油揚げ 1枚
    くっきんぐせさみおいる 大さじ2、 塩・こしょう 各少々
     水 または べジブロス 2カップ
    カレールー 約50g、 黒練りごま 大さじ3
    濃口醤油 大さじ1、 みりん 小さじ1
     ガラムマサラ 少々 黒すりごま 大さじ1~2
     ご飯+黒炒りごま+白炒りごま 適宜 
     べジブロス用【塩 少々、 昆布 5cm角、 酒 小さじ1】
【作り方】
  1.玉ねぎは、薄切りにする。にんにく、しょうがはみじん切りにする。
  2.ゴーヤは、縦半分に切り、種とワタをとる。
  3.にんじんは乱切り、トマトは粗みじん切り、ピーマンとオクラは乱切り
    にする。なすは乱切りにして、塩をふりかけ軽くしぼる。
  4.玉ねぎ、生姜、にんじんの皮、ゴーヤの種とワタ、ピーマンのヘタと種、
    トマトとなすのへたなど野菜くずを鍋に入れ、ひたひたの水を入れ、
    塩、昆布、酒を加えて、弱火で20~30分煮て、ザルでこして、
    べジブロスを作る。
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  5.鍋にくっきんぐせさみおいる、にんにく、生姜を入れ炒め、香りが立つと
    玉ねぎを加えてしんなりして少し色づくまで炒める。
  6. にんじんを加えて一炒めし、残りの野菜も炒める。
  7.カレールーを砕いて入れて炒める。黒練りごまも加えて全体にからめる。
  8.べジブロスを少しずつ加えてのばし、煮立つと油揚げの短冊切りを加え
    弱火で10分程煮て、醤油、みりん、塩、こしょうを加えて味をととのえる。
  9. 仕上げに、ガラムマサラ、黒すりごまを加える。
  10.ご飯に炒りごま(黒と白)を混ぜて、上から9のカレーをかける。

   ※ 写真は揚げ野菜を上にのせました。
     揚げることで、なすは紺色が美しく、またゴーヤは苦みがやわらぎます。     
     
   ※ 玉ねぎは炒める前に、電子レンジで2分ほど加熱しておくと、
     はやくしんなり炒められます。
 
   ※ カレールーの代わりに、カレー粉大さじ2~3を使っても、あっさり
     さらっとしたカレーができます。カレー粉に薄力粉を混ぜて炒めると
     とろっと濃度のあるカレーになります。

   ※ 仕上げのガラムマサラはなくてもOK。ほかに ターメリック、クミン、
     コリアンダー、カルダモン等の香辛料を入れても香りよく仕上がります。

【今回使用したのはコチラ】

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くっきんぐせさみおいる


ねり黒150練りごま(黒)


すり黒
すりごま(黒)

 
いり白
炒りごま(白)


いり黒
炒りごま(黒)

処暑~ごま香る 汁なし担々風素麺

八月も下旬となりましたが、蒸し暑い日々がつづきます。
きょう8月23日は、二十四節気の「処暑」
暑さが和らぎ一段落する、と言われる頃なのですが、
今年はなかなかに厳しい暑さがつづきます。

例年、お盆を過ぎると朝夕、少し涼しくなるのですが、
今年の京都は、お盆の頃しのぎやすかったのが、また、
暑さがぶり返して来た模様。
そして、甲子園では、熱い熱い決勝戦も行われています。

8月に入ってから21日連続降水観測された東京も、朝から日差しがつよく、
2週間ぶりの猛暑日になるとか。
熱中症には、くれぐれもご注意ください。

さて、処暑の頃の行事といえば、地蔵盆です。
地蔵菩薩の縁日である8月24日を中心に、地域の子どものお祭り
「地蔵盆」が各地で行われます。
各地とはいえ、おもに近畿地方、とりわけ京都で盛んです。

京都市内には、ポストやコンビニよりも「お地蔵さん」の数が多いそう。
地蔵盆では、お地蔵さんを洗い清め、新しい前垂れにかえ、化粧をほどこすなど
飾り付けをし、灯籠を立てお供え物をしてお祭りします。

お地蔵様は、子どもを守護し救済する、守り神とされていて
お祭りの主役は、子供。
輪になって、直径2~3メートルもある大きな数珠を廻しながら
お経を唱える数珠まわし(百万遍とも呼ばれる)。
それから、西瓜わり、風船福引にゲーム、肝だめし、
金魚すくい、紙しばい、クイズなどなど
子どもたちの夏休み最後の楽しい思い出になることでしょう。

マンションが増えたり、地域の在り方や生活様式がだんだんと
変わってきて、「地蔵盆」がない所も増えてきていますが、
ずっと続いてほしい伝統行事です。

さて、地蔵盆のお供え、というと精進料理。
精進にこだわるわけではないのですが、
お肉なしで、ボリュームある美味しさの汁なし担々麺を作ってみました。
ごま油の香りで、こくのある美味しさは、食欲をそそります。

具には車麩と干しいたけを使いましたが、もちろん、
ひき肉でもOK。
お子様向けには、豆板醤など辛味は控えてくださいね。
夏バテしないように、しっかり栄養を摂ってお過ごしください。

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◆ごま香る~汁なし担担風素麺
【材料】(約2人分)
    素麺 2把、 なす 1個、 塩 少々、 ごま油 大さじ1
     生姜 大1かけ、 にんにく 1かけ、 長ねぎ 1/2本、
     豆板醤 小さじ1/2、 干しいたけ 2個、 車麩(小)1個、
     A【オイスターソース・砂糖・味噌・醤油 各小さじ1、
      酒・白練りごま・しいたけの戻し汁 各大さじ1】
    白すりごま大さじ2、 白炒りごま 小さじ1
   B【ごま油・麺つゆ 各少々】

【作り方】
   1.長ねぎは、白い外側の部分を白髪ねぎにして冷水に放ち、
      残りはみじん切りに。生姜とにんにくもみじん切りにする。
   2.干しいたけは戻してみじん切りに、車麩も戻して粗く刻む。
   3.なすは1.5cmくらいの角切りにして塩をふり、しぼって
     ごま油小さじ1で炒めて一旦取り出す。
   4.残りのごま油で、生姜、にんにく、ねぎのみじん切りを炒めて
     香りが立つと、2を入れ炒め合わせ、すりごまと3のなすも加える。
   5.素麺はゆでて洗って水をきり、Bのごま油と麺つゆをからめる。
     器に入れ、4を上にのせて炒り胡麻と白髪ねぎを散らす。

   ※ ご飯にも合います。
   ※ お好みでごまらあ油をどうぞ。

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油 


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練りごま(白)


すり白
すりごま(白)


いり白
炒りごま(白)


ごまらあ油60 
ごまらあ油

あらめの炊き込みご飯

8月16日、
送り盆、精霊送り の日です。
京都では、おしょらいさん(お精霊さん)をお送りする日
というふうに言います。

8月11日「山の日」が祝日に制定されて休日となり、
11日から六連休、と今年のお盆休みは少し長い
という方が多かったのではないでしょうか。

16日の夜、京都では五山に送り火が灯されます。
送り火、というと一般的には、門口や川原で焚くことが多いですが、
京都では、大規模な火の行事に展開しました。

点火の時間の夜8時を前に、市内の灯りが消えて、
「大」から始まって「妙・法」、船形、左大文字の「大」、鳥居形、
と次々に点火されて、夜空に巨大な火の文字が浮かびあがり
幻想的な雰囲気に包まれます。

送り火は、お盆に迎えたおしょらいさん(精霊)が無事お帰りになることを祈り、
来年までの家族の無病息災をお願いする厳かな伝統行事なのです。

さて、
おしょらいさんをお送りするのに、16日の朝には、
「あらめ」の煮物をお供えして、あらめのゆで汁を門口に撒く
というのが習わしになっていて、これを「追い出しあらめ」と言います。

年に一度しか帰ってこられないのに、
「追い出し」という表現に違和感を覚えたものですが、
これは、おしょらいさんがこの世に未練を残さないよう、
あえて、そういう言い方をするのか…と近年思うようになりました。

この「あらめ」ですが、地方によっては、あまり馴染みがない、
という方も多いようです。

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あらめは、伊勢志摩特産の海藻で、昆布の仲間。
カルシウム、鉄分、βカロチン、食物繊維などが豊富で、
栄養価が高く 低カロリーの健康的な食材です。

乾燥状態でパックされて販売されていますが、
水で戻すと5~6倍になります。

煮物が美味しいですが、煮物以外の献立がわからないので、
残りを余らせたまま…という声もよく聞きますので、
お勧めの「あらめの炊き込みご飯」をご紹介します。

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ほのかな磯の香りと、やわらかいけれど存在感ある食感が美味しい
炊き込みご飯、ごま油を加えてたくと、風味やコクがアップし、
お米がつややかに炊き上がります。是非、作ってみてください。

◆あらめの炊き込みご飯
【材料】(約4人分)
    米 2合
    A【酒・みりん・濃口醤油・うす口醤油 各大さじ1、塩 少々】
    あらめ(乾燥) 10g、 干しいたけ 2~3枚、  
     油揚げ 小1枚、 にんじん 小1本
     生姜 1かけ、   ごま油 大さじ1/2
【作り方】  
      1.米をとぎ、30分ほど水に浸けておく。
      2.干しいたけは戻して細切りにし、
       あらめは洗ってザルに上げておく。
     3.油揚げは短冊切りに、にんじんは細切り、
        生姜はせん切りにしておく。
     4.1の米をザルにあげ炊飯器に入れ、しいたけの戻し汁、
        Aを加え、水を足して2合分の水加減にする。
      5.4に、2と3をのせてごま油を回しかけて、炊飯する。
     6.炊き上がると、お好みで、仕上がげ、三つ葉や青じそを散らす。

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油 

トマトのごま和え~盛夏を元気に~

きょうは立秋。
だいたい立秋の頃は、厳しい暑さの猛暑日が多い京都ですが、
今日は、台風が近づいているので、気温は少し低め。
ただ、朝から激しい雨が降り続いています。

台風の進路、影響が心配、ただただ被害が出ないことを
祈るばかりです。
警報などが出ている所では、くれぐれもお気をつけください。

さて、
今年の暑さですが、
昨年よりもひときわもふたきわも厳しい気がします。

実際、全国的に平年より高温傾向の夏という予報もあるようで、
まだしばらく続きそうな暑さに閉口してしまいます。

蒸し暑い中、台所に立つのが辛い…
火を使いたくない…という声をたくさん聞くので、
切ってまぜるだけの副菜、トマトのごま和えをご紹介いたします。

ごま和え、というと、ほうれん草などの青菜、夏場は三度豆、などが
一般的かもしれません。
あまりごま和えにしないトマトですが、お勧めです!

レシピというには、あまりに簡単。切って和えるだけ、
火を使いませんし、和える材料もシンプル、
ごま油と酢、塩、砂糖とごまだけです。

ごま油の風味がよく、酢が味をひきしめ、
トマト自身がもつ旨みと甘みが引き出され、
掛け算のおいしさです。

トマトに含まれるリコピンは、疲れた身体の元気を回復する働きや、
紫外線から肌の守る作用があるので、夏にうってつけの食材。
油と一緒に摂ることで、リコピンの吸収率が高まるので、
ごま油は美味しさだけでなく、健康にも貢献しています。

是非作ってみてください。

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◆ トマトのごま和え
【材料】(2~3人分)
     トマト 2個、 
     A 【ごま油 小さじ1~2、塩 小さじ約1/2、酢 小さじ2、 砂糖 少々、 】
     白すりごま 大さじ1~2、 白炒りごま 小さじ1~2

【作り方】1.トマトは放射状に8等分のくし切りにする。
     2.Aを混ぜて、白すりごまを混ぜ、1のトマトを和えて、
       器に盛り、炒りごまを散らし、器に盛る。
     3.白炒りごまを上に散らす。(青味をそえる)
     
     
     ※ お好みで、にんにくのすりおろし、生姜のすりおろし、
       青じそのみじん切りなどを混ぜると、風味に変化がつきます。
     ※ 白ごまを使いましたが、お好みで黒ごまでも。
     ※ 青味は、きょうは青唐辛子の薄切りですが、オクラの薄切り、
      細ねぎの薄切り、刻み三つ葉などでも…。

     
【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油 


すり白
すりごま(白)

 
いり白
炒りごま(白)

                                            

きゅうりの梅干し和え~熱中症予防にも…

7月も残り僅かとなりました。
京都では、おついたちから7月中つづく祇園祭もまもなく終わり。
昨日28日に神輿洗い(みこしあらい・神輿を鴨川の水で洗い清める儀式)が行われ、
あとは、31日の夏越祭(祇園祭が無事終了した事を神前にお伝えする)の神事、
茅の輪くぐりが行われて、いよいよおしまい。
祇園祭が終わると本格的な夏の訪れを感じます。

連日の蒸し暑い毎日…
こう暑くなると、心配なのが熱中症です。

ニュースでは、毎日のように熱中症に注意するよう
呼びかけられていますが、他人事のように思っている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
―私は、元気、体力がある、若い、食事をしっかり摂っている、
 あるいは、炎天下には外に出ていない…等など。
熱中症になるのは、高齢者が多いとはいえ、
若い人でも油断は禁物なのです。また、
直射日光のあたる戸外だけではなく、
室内でも熱中症になることは少なくないそうです。

熱中症を予防するには、気温と湿度が高くならないよう、
エアコンや衣服で調節すること、帽子や日傘で直射日光をさえぎり、
特に暑いときには、保冷パックなどで体を冷やすことなどが効果的です。

あと大切なのは、水分補給です!
のどが渇いていなくても、こまめに水分をとりましょう。
ただ、ビールなどアルコールは、利尿作用があるので、
水分補給という意味では、お勧めできません。
また、汗とともに体内の塩分が不足するので、塩分の補給も大切です。

効果的に水分補給できて、熱中症の予防になるもの…それは夏野菜です!
夏野菜は、水分やカリウムを豊富に含み、身体にこもった熱をクールダウン
してくれます。
中でもおすすめなのが「きゅうり」です。
きゅうりには、水分がなんと90%以上、その上、汗で失われるカリウムなど
ミネラルも含まれていて、体を冷やす効果もあります。

また、歯ごたえがよく、生で冷やして食べることが多いので、
暑さで食欲が落ちている時など、食べやすい食材です。
年中見かけるきゅうりですが、夏は、最も美味しく、
また嬉しいことに値段も安くなり、そして、栄養価も高くなります!

きょうは、ちょっと太めのきゅうりをスライサーでそいで、
梅干し和えにしてみました。切り方を変えることで、
雰囲気や食感にも変化がつきます。

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梅干しの塩分は、熱中症予防に効果があり、
梅干しに含まれるクエン酸には、疲労回復効果もあるのです。

たっぷり加えたすりごまは、香ばしくて食欲をそそり、
出やすい水分をすってくれます。

是非ぜひ、作ってみてください。

◆ きゅうりの梅干し和え
【材料】(2~3人分)
     きゅうり 大3本、 塩 少々、 梅干し 大1個、 
     A 【酢 大さじ1、 砂糖 大さじ1/2、 塩 ひとつまみ】
     白すりごま 大さじ2~3、 削りかつお 1パック

【作り方】1.きゅうりはピーラーで皮をむき、そのままピーラーで
       ひらひらとそいでいく(種のあるぎりぎりのところまで)
     2.1に塩少々をふって水分をしぼる。
     3.梅干しを包丁でたたいて、Aを混ぜる。
     4.食べる直前に、2のきゅうりを3で和えて、
       すりごま、削りかつおを混ぜる。
             
     ※ 成長しすぎた大きいきゅうりなど、特におすすめです。
                             
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お素麺などにもよく合います。

【今回使用したのはコチラ】

すり白
すりごま(白)