春を巻く!

四月に入り、桜の蕾がほころんだかと思えば、
あっというまに満開になり、またたくまに桜吹雪が舞い、
そして、きょうの京都は週明けの雨・・・この雨が落ち着く頃には、
葉桜のところも増えていることでしょう。

春の景色は日一日と変化し、辺りの景色は 桜の花の淡い色から
芽吹きの新緑の色がめだつようになってきました。

だんだんと暖かくなり、過ごしやすく気持ちのいい季節、
春はいいですね。

さて、「春」が付く食べ物…といえば、
何が浮かびますか?

春雨・・・春菊・・・鰆・・・春巻・・・

春雨。春の小雨に似ていることから名付けられたそう。
そういえば、目に見えないほど細く降る雨に似ています。

春菊。旬は春というより冬ですが、春に花を咲かせる菊なので
春菊と呼ばれるようになったとか。

鰆。魚へんに「春」。春が旬だから…なのですが、獲れる地方によって
旬が冬のところもあるそう。ですが、俳句でも春の季語です。

ここまでは、食材ですが、
「春巻」は料理名、中国料理の点心の一つです。
もともとは、立春のころに新芽が出た野菜を具として作られたところから
「春巻」と名付けられたそうです。

聞く所によると、中国では一年間の豊作を願い、その際、
春の食材を包んで作った春巻きに食べて お祝いをした、
という縁起のいい食べ物です。

きょうは、春ならではの野菜を巻いて春巻を作ってみました。
今が旬の筍と、春キャベツ、
それぞれの野菜の味と風味をいかすため、
春巻きによく入れる豚肉ではなく、車麩で作ってみました。

車麩は食べごたえのある食感、お肉なしとは思えないボリュームと
美味しさに仕上がります。
旬の春野菜の美味しさを包み込んだ春巻、
揚げたてのパリパリの香ばしさは、手作りならでは!
ぜひお試しください。

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◆春巻き~春野菜を使って~
【材料】(8本分)
    春巻きの皮 8枚、 筍(ゆがいたもの)100g(1/2本)
   (春)キャベツ4枚、 車麩 2個、 春雨 40g、
    長ねぎ 約10cm、 生姜 1かけ、 ごま油 大さじ1.5、 
    A【醤油・オイスターソース・酒 各大さじ1、塩・こしょう・砂糖 各少々、
      片栗粉…小さじ1/2強、水大さじ1】  白すりごま 適宜
    B【小麦粉大さじ1、水 小さじ2】  くっきんぐせさみおいる 適宜
    酢・ごまらぁ油 各適宜

【作り方】
    1.車麩は水につけてやわらかくし、しぼって粗みじんに切る。
      白ねぎと生姜はみじん切りにする。
    2.筍とキャベツは細切りにする。春雨はさっとゆでてざく切りにする。
    3.フライパンにごま油大さじ1を熱し、1を入れよく炒める。
      香ばしい香りが立つと、2を加えて炒める。
    4.Aを混ぜて加えて火を通し、すりごまを加え、火を止めてごま油
      (大さじ1/2)を回しかけてバット等に広げて冷ましておく。
       フィリング

    5.4を10等分して 春巻きの皮で包む。(Bを混ぜてとめる)
    6.クッキングせさみおいるをフランパンに入れて(約1cm深さ)熱し、
      5をこんがり色よく揚げる。
    7.器に盛り、お好みで、お酢・ごまらぁ油等をつけていただく。

※ 包む具にとろみをつけて冷やすと、具が固まって包みやすくなります。

※皮に具をのせたら、水気が皮にしみ込まないうちに手早く包みます。
そして包んだらすぐに揚げます! 包んでから時間がたつと皮が破れやすくなり、また仕上がりがベタッとなる原因にもなります。

※具はお好みのものでいいですが、水分の多いものは避けたほうが作りやすいです。
水分が出そうな場合は、春雨やすりごまを入れると水分を吸ってくれます。

【今回使用したのはコチラ】
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(白)ごま油 

    

cooking sesami oil

くっきんぐせさみおいる


すり白
すりごま(白)


ごまらあ油60 
ごまらあ油

鯛飯~春の食卓に

新年度が始まりました。
4月に入って、入社式、入学式が相次いで 行われています。

今年の京都は、桜の開花が少し遅かったようです。
先週から市内のあちこちで、一気に咲き始めて満開!
というところで週末の雨。
今週は、満開の桜から、桜吹雪へと移り変わりそうです。

さて、新年度 というと、家族や親せき、知り合いが集まったり、
お祝い事も多い時期です。
みんなが集まるときの食卓に「鯛(たい)飯」はいかがでしょう。

鯛飯、といっても、いろいろありますが、
きょうは、鯛をまるごと一尾、ご飯に炊きこんだ
ダイナミックな「鯛飯」です。

一尾まるごと使うと、豪快で、見た目もインパクトがあります。
まさに「おめでたい」という感じでしょうか。

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鯛と米は、どちらも日本人にとって古くから馴染み深い食材。
鯛は、その赤い色がおめでたいとされ、お祝いごとに使われます。
七福神の恵比須様が抱えている魚は鯛。
大相撲で優勝力士が手にしている魚も鯛。
日本では、鯛は魚の王様です。

鯛は、高級魚で、扱いが難しいと思われがちですが、
一尾まるごとの「鯛飯」、意外にご家庭でも作りやすく、
また、小ぶりの鯛は一尾まるごとでも、買いやすいお値段です。
(ちなみに、今日使った鯛は、京都府産の天然物、 体長23cmくらいで、
切り身の鯛 2切れと同じくらいの値段でした…)

さて、鯛飯ですが、
鯛の生臭みをとって香ばしさを出すためにこんがり焼いてから炊きます。
今回は土鍋で炊きましたが、炊飯器でもOK。

炊き上がってふたを開ければ、食欲をそそるよい香りが漂います。
一尾丸ごと炊くので、骨からも味が出て、
鯛のうまみを充分すいこんだ、絶品のご飯です。

鯛をほぐして、さわやかな青味(ねぎ、三つ葉など)と、香ばしいごまを
混ぜ込んで、お茶碗によそうと、何杯でも食べられそうな美味しさ。
是非、作ってみてください。

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◆ 鯛飯
【材料】 
     鯛 小1匹(23~25cmくらい、うろこと内臓、えらを取ったもの)
     塩 約大さじ1、 米 2合(といでザルにあげておく)
     昆布 5×10cmくらい、 A【うす口醤油・酒 各大さじ1】
     白炒りごま・白すりごま 各大さじ2、 細ねぎ 3~4本
    
【作り方】
     1.米と昆布を水(2カップ弱)に浸けておく。
    2.鯛は全体に塩をまぶして20分程おいて両面焼く。
      (グリルや焼き網で。あるいは、フライパンにごま油を熱して、
       両面こんがり焼く。頭が左になる方の面をきれいに焼く)
     3.炊飯器、または土鍋に、1とAを入れて混ぜ、上に2の鯛を
       のせ、炊く。
     4.炊き上がると、鯛の骨をはずしながら身をほぐして混ぜ、仕上げに、
       炒りごま、すりごま、細ねぎの小口切りを混ぜる。 

    ※ たいは、あらかじめ焼いたものを使うと手軽です。
      また、見た目のインパクトは欠けますが、切り身を使っても…。
    ※ 細ねぎのかわりに、みつば、青じそ、木の芽など、お好みの薬味で…。

【今回使用したのはコチラ】


すり白
すりごま(白)

 
いり白
炒りごま(白)

ごま油で 春のかき揚げ

野菜売り場に、色いろな春の野菜(山菜)が見られるようになりました。

独活(うど)
こごみ
タラの芽
芹(せり)
フキノトウ
三つ葉
菜の花

そして、新玉ねぎや新キャベツ~

春の山菜や野菜は、苦みがあるもの、独特の香りをもつもの、
アクの強いものが多いです。

旬の野菜は、体がその季節その季節に必要な栄養分を蓄えている
と言われています。
とりわけ、春の野菜は、栄養豊富!
というのは、春に元気に芽吹き成長するため、冬の寒さ厳しい間、
エネルギーや栄養素をため込んでいるのです。

冬の間に、人間の体は、寒さで代謝が落ちて、老廃物がたまりがち。
春野菜の苦みには、解毒作用や抗酸化作用があり、また、
新陳代謝を促してくれる働きがあります。

季節の変わり目、いろいろな春野菜をいただいて、
春の活動状態へと体を目覚めさせましょう!

春野菜ならではの苦みや香り、損なわないよう調理したいもの!
ですが、苦みや独特の香りが苦手、という方もいらっしゃると
思います。

そんな方にも、おすすめなのが、天ぷら。
油をコーティングすることで、苦みや香りが緩和され、
うまみやコクが強まります。
また、天ぷらなら、あく抜きが要らずそのまま揚げられる
ものが多く、手軽です。

菜の花など緑の野菜に多く含まれるカロチンは
油と一緒に摂ることで吸収もよくなり、理にもかなっています。
きょうは、春の野菜や、春の海の幸 桜エビでかき揚げを作りました。

天ぷらなど揚げ物は、家庭で敬遠されがちです。
揚げたあとの油の処理が面倒・・・
サクッと上手に揚がらない・・・
かき揚げがばらける・・・
というような理由が多いよう。

きょうは、少量の油で、かき揚げがサクッと揚がるコツを紹介いたします。

・油はフライパンに深さ1cm弱くらいでOK。
  (残っても、炒め物などに使いきれます)
・衣に片栗粉を混ぜる(薄力粉の20~30%)
  (片栗粉のかわり、コーンスターチや上新粉でも…)
・野菜など揚げる具を混ぜたところに、粉類をまぶして
   そこに冷水(氷水)を入れる。
・水には酢を少々混ぜておく。
  (粘りが出ず、衣がサクサクになる)

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菜の花と新玉ねぎ、
三つ葉と桜エビ、の組み合わせの二種です。
お好みの具の組み合わせで、かき揚げを作ってみてください。
ごま油の風味がよく、春野菜がさらに美味しくいただけます。

◆ 春のかき揚げ~二種
【材料】
    菜の花 1/2束、 新玉ねぎ 1/2個
    三つ葉 1把、 桜エビ(生または釜揚げ) 40~50g
    薄力粉 100g、 片栗粉 20g、 塩 ひとつまみ
    冷水 150cc~200cc、 酢 小さじ1/3くらい
    ごま油 適宜
【作り方】
    1.新玉ねぎは、縦薄切りにする(やや厚めに)
      菜の花と三つ葉は3~4cmに切る。
    2.片栗粉と薄力粉、塩を加えて混ぜる。
    3.フライパンにごま油を深さ1cmくらい入れ
       熱する。
    4.ボールに新玉ねぎと菜の花を入れて、2の半量を
      ふり入れて、全体になじませる。

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    5.冷水に酢を混ぜて、全体に少しずつ入れていき、
       ねらないように混ぜ、まとまるとOK
      (粉っぽさが残っていてもよい)
    6.5を油にそっと落として軽く広げ、2~3分揚げる。
      (スプーンやしゃもじに乗せて、スライドさせるように
       油に入れる)
    7.あまり触らず、途中、衣がかたまってくるとひっくり返し、
      2~3分揚げる。
          
    ※ 桜エビは、乾燥を使うときは20gくらいで。
    ※ お好みで、塩、天つゆでどうぞ。

【今回使用したのはコチラ】

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ごま油特大サイズ

 

桜始開~春香るクッキー

一雨ごとに春めいてきている今日この頃です。

今は、七十二候では、桜始開(さくらはじめてひらく)
という時期です。

七十二候は、二十四節気を三つに分けたもの。
季節の移ろい、気候の変化を、動物や植物の様子が窺える
短い文で表現されています。

中には、ピンと来ないものもあるのですが、
今、春分の二つ目の候(今年は3月25日~29日)は、「桜始開」
文字通り、「桜の花が咲き始める」で
今の時季にぴったりです。

京都は、まだ、蕾が固いところが多いですが、
あちらこちらで、ちらほらと、桜の情報も耳にします。

桜は、春の象徴であり、日本をイメージする花です。
英語では、桜の花は「チェリー ブロッサム(cherry blossom)」ですが、
日本文化と関わりが深いので、”sakura”と呼ばれることも多いとか。

桜には、500種類以上品種があるそうですが、
まず思い浮かべるのは、満開の姿が幽玄なソメイヨシノ!

開花宣言の「桜」はソメイヨシノ、日本中に数多く植えられていますが、
そのほとんどがクローン―継ぎ木などで人工的に増やされたもの。

他にも、たおやかな枝垂れ桜。
華やかな八重桜。
花と葉が同時に見られる山桜…等など、
いろいろな桜がこれから楽しめます。

桜が、春を感じさせてくれるのは、視覚だけではなく、
嗅覚にも…。

桜の独特の香りは、桜餅など、桜スイーツに~
桜の葉も花も、そのままではほとんどにおいがないのですが、
塩漬けにすることで、あの特有の桜餅の香りが出るのです。

きょうは、桜の香りがほのかに漂う、クッキーをご紹介します。

バターではなく、くっきんぐセサミオイルを使っていますが、
隠し味に酒粕とすりごまを練りこんだ生地は、チーズのような風味。
コクのある味に 桜の風味が相まった、ヘルシーな和クッキーです。

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ところどころ上にのせた桜の花が、春を感じさせてくれます。
是非お試しください。

◆ 桜とごまの春香るクッキー
【材料】(20~30個)
   くっきんぐせさみおいる 30g(大さじ2+小さじ1)、 
    酒かす 50g、 豆乳(または牛乳) 約大さじ2、 
    白すりごま 大さじ2、 砂糖 大さじ2~4
    桜の花の塩漬け 約10g、 薄力粉 150g、 
【作り方】 
   1.桜の花の塩漬けは、よく洗って軽く塩抜きし、
     飾り用にいくつか残し、残りを細かく刻んでおく。
  2.酒かすを小さくちぎってボウルに入れて、豆乳を
     少しずつ加えて混ぜる。
    (混ざりにくいときは、30秒ほど電子レンジ加熱する)
  3.2を菜箸でよく混ぜ、砂糖、白すりごま、1の刻んだ桜花、
     くっきんぐおいるを少しずつ加え、よく混ぜる。
   4.ふるった粉を3に加えて、練らないように、さっくりとよく混ぜ、
     ポリ袋に入れて5㎜くらいの厚さにのばし、ところどころ
     フォークでつつく。
   5.3~4cm角に切り、あるいは型で抜いたりして、
     150℃に熱したオーブンで20分ほど焼く。

※ 豆乳の量は、酒かすのかたさによって加減する。
※ 砂糖の量は、控えめにするとチーズやサラダと一緒に、また
   多めにすると、おやつになります。お好みでどうぞ~。

【今回使用したのはコチラ】


cooking sesami oil

くっきんぐせさみおいる


すり白
すりごま(白)

春の息吹~ふきのごま煮

この前は、蕗の薹(ふきのとう)の話とレシピでしたが、
今回は、「蕗の薹」の葉柄(茎)である「蕗」を取り上げます。

蕗は 数少ない日本原産の野菜。英語では そのまま “fuki”と記します。
原産地が日本!という野菜は意外に少なく、
日本の野菜、と思われているものも、ほとんどが外国が原産地です。
春の七草の、すずしろ(=大根)は中東原産、
すずな(=蕪)はヨーロッパ、
ねぎは中央アジア、だそうです。

日本がふるさとの野菜は、蕗のほか、
うど、やまのいも、せり、三つ葉、みょうが、わさび
くらいです。(ほかにもありますが、一般的に、野菜や山菜として
食べられているのが、上記の7種)

独特の香りと風味をもつふき、
つぼみは、蕗の薹として、天ぷらや味噌煮にして、
そして、その葉は、佃煮として食されます。

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(広げた新聞紙におさまらない長さ…)

「蕗」として一般的にいただくのは、その長い茎(葉柄)の部分。
春の味として、煮物にすることが多いです。

ちなみに蕗は関西で消費が多いそうです。
栄養的には、食物繊維が豊富で、ミネラルもいろいろ含み、
高血圧や大腸がんなどの生活習慣病の予防に効果があるそう。
また、古くから、蕗には、咳を止める薬効があるとされてきました。最近では、花粉症などアレルギー症状を緩和する働きもある、
と言われています。

風邪が治りきらず、咳が出る、のどに違和感がある方、
花粉症の症状がひどい方、蕗を食卓に取り入れてみてください。

ただ、どうやって食べたらいいのかわからないあるいは、
独特の風味が苦手、という声もときどき耳にします。

下ごしらえは意外に簡単で、ゆでてアクをぬき、すじをとれば、
すぐ煮物や和え物に利用できます。

きょうは、練りごまを入れた煮物をご紹介します。
ごまの風味がふきの独特のにおいをやわらげるので、
ちょっとふきの苦手 という方やお子たちにもいけます。
ふき特有の風味を楽しみたい方は、うす味の味付けで…。
冷めても美味しいので、お弁当のおかずにもいいです。
春の息吹を感じる煮物、是非作ってみてください。

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◆ ふきの練りごま煮
【材料】
  ふき 400g(1束=約6本)、だし 1.5カップ
   白練りごま 大さ2強、 うす口醤油 大さじ2、
   酒・みりん 各大さじ1、すりごま 大さじ2
    油揚げ 1/2枚(短冊切り)

【作り方】
    1.ふきは、葉を落として鍋に入る長さに切り、塩をふって
      板ずりしてから、たっぷりの熱湯で固めに茹でる。
       (まず、太い方をゆで、15秒ほどおいてから細い方をゆで
       2分くらい)
    2.冷水にとり、スジをとって5cmくらいに切る。
    3.鍋にすりごま以外の材料を入れて火にかけ、沸騰したら
      火を弱めて、8~10分煮て味をととのえる。
    4.仕上げにすりごまをふる。

    ※ 甘めに仕上げたいときは、砂糖を適宜加えてください。

【今回使用したのはコチラ】

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練りごま(白)


すり白
すりごま(白)

蕗の薹のセサミオイル漬け

きょう3月5日は、冬ごもりしていた虫が這い出るとされる
二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。

京都では、昨日今日と暖かく、明るい日差しに
春の到来が感じられます。
気温も4月上旬なみに急上昇していて、
虫が出てくる(?)とともに、
道行く人も、分厚いコートを脱いで軽装。

早咲きの桜も花開き、春の気分です。
そして、こちらは
「春の使者」とも呼ばれる…

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…ふきのとうです。

「蕗の薹」…春の到来を一番感じさせてくれる山菜の一つ。
あの細長くほろ苦い野菜、ふき(蕗)の地下茎から出てくる
花のつぼみ であるふきのとうです。

春一番にいっせいに芽を吹き出し、
その独特の風味とほろ苦さが魅力の山菜。

ちなみに、その苦み成分には、新陳代謝の促進、肝機能の強化
発ガン物質の抑制などの効果があるそうです。
そして、特有の香りの成分には健胃効果があるとか。

ふきのとう以外にも、早春の山菜はほろ苦いものが色いろあります。
たらの芽、せり、わらび、うど、こごみ…等など

寒い冬の間に代謝も落ちて、老廃物が貯まりがちな身体の
新陳代謝を促し、活性化してくれる働き。
早春の山菜・野菜は、厳しい冬から春を迎える人間や動物を
健やかにしてくれる…自然の力は偉大です。

さて、きょうは、蕗の薹を使って、
ほろ苦さに春を感じる、レシピというには
あまりに簡単な一品をご紹介いたします。

「蕗の薹のセサミオイル漬け」

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オイル漬けにすると、蕗の薹の苦みが緩和されます。
特有の風味を楽しみ味わいたいときは、くっきんぐせさみおいるを、
風味も緩和したいときは、金ごま油で作ってみてください。

写真のように、クラッカーと、あるいはフランスパンなどと
合わせるのも美味しいです。
クリームチーズなどチーズとの相性もいいです。
また、ご飯にのせて、お醤油をたらしていただくもよし。
また、パスタにしても・・・♪

◆ 蕗の薹のセサミオイル漬け
【材料】
    ふきのとう 約8個(いくつでもOK)
    塩 少々
    ごま油(くっきんぐせさみおいる)適宜
【作り方】
     1.ふきのとうは、外側の変色した皮や汚れなどを取り除き、
       サッと水洗いして水気を拭き取る。
     2.たっぷりめの塩を入れた熱湯で1分ほどゆでる。
    3.すぐ氷水にとり、しっかり水分をしぼり、ザクザク切る。
     4.塩をふり、ごま油をまぶすようにかける。
    
※ ふきのとうの風味や香りを味わいたいときはくっきんぐせさみおいるを。
  特有の風味を少し和らげたいときには、ふつうの白ごま油、あるいは、
  金ごま油をつかってみてください。
※2~3日で消費できないくらいの量のときは、 瓶に入れてオイルに
  漬かる状態にして保存。

【今回使用したのはコチラ】
お好みのオイルで作ってみてください。

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くっきんぐせさみおいる

白ごま油275
(白)ごま油 

                                           

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金ごま油

自家製ふりかけ!

唐突ですが、
だしをとった後の、昆布やかつお節、
どのようにされていますか?

再利用される方もあれば、捨ててしまう方も
いらっしゃるかと思います。

捨てていた方、ちょっとお待ちください。
だしがらとはいえ、旨みは残っているし、
昆布には、ミネラルや食物繊維などが、
鰹節には、良質のたんぱく質が、
薄まっているとは言え残っているので、もったいないです。

昆布だけの時は、細切りにして、煮物やお味噌汁に入れると、
だしも出て、食感にアクセントをつける具にもなります。

昆布とかつお、両方のだしがらがあるときは、
再利用してふりかけを作るのが一押しです。

自家製のふりかけは、まず、美味しい!
そして、調味料を自分で選べるので安全。
塩分や糖分を控えられるので、好みの味付けにでき、
健康に配慮している人にも、安心です。

だしをとったあと、すぐに出来ないときは、冷凍保存すればOK、
ある程度溜まってから作るのも効率的です。

ご飯のおともに、お弁当、お茶漬けはもちろん、
うどんに、冷奴に、和え物に…いろいろ美味しくいただけます。

無添加なので、日持ちはあまりしませんが
(1週間くらい、味を濃い目にすると約2週間)
我が家では、いつも、あっというまになくなります。
是非おためしください。

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◆ 自家製ふりかけ
【材料】(作りやすい分量)
   だしがらのかつお節 40~50g(押すようにして、水分をしっかり絞ったもの)
   だしがらの昆布 約5m角(薄めのもの、やわらかくなっているだしがら)
   酒 大さじ4、 濃口醤油 大さじ3、みりん 大さじ2、
   白炒りごま 大さじ2~3、 あれば炒った松の実(または胡桃)少々
   
【作り方】
   1.かつお節を、ざるに広げ、3~4時間乾燥させる。
     (あるいは、お皿に均等に広げてのせて、電子レンジ加熱する。
      20~30秒かけては、混ぜて上下を返したりして全体に乾燥させる。
      焦げやすいので、様子をみながら電子レンジにかける。       
   2.1がパラッと乾燥するとフライパンで弱火で乾煎り、更に水分を飛ばす。
     (指で粉々にできるくらい)
   3.2に小さく細切りにした昆布と調味料を入れてよく混ぜて中火で煮る。
     煮立つと弱火にして、汁気がなくなるまで水分をとばして煮る。
     (焦がさないように全体を混ぜながら)
   4.火を止めて、ごま(と松の実)を加え混ぜる。

   ※ 調味料の分量は、お好みで加減を…3でまだ汁気が残っているうちに。
     甘めがお好きな方は、砂糖を加えてください。 
   ※ お好みで一味唐辛子を入れると 刺激的な辛みが、
    七味を少々入れると 風味豊な辛味が加わります。
   ※ ごまは、お好みで黒ごまでも両方使っても…。
   ※ 清潔な瓶に、あるいは小さめのジップロック袋に入れて冷蔵庫で保存。
   ※ 時間がある時は、汁気が少々残った状態で一度冷まし、再度煮ると
     味がよく染みます。

【今回使用したのはコチラ】

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炒りごま(白)

~意外に簡単~黒ごま羊羹

きょう 2月21日は、「夏目漱石の日」だそうです。

作家や歌人などは、その作品にちなんだ名前等を付けた命日を
〇〇忌といって、その人や業績を偲びます。

芥川龍之介は「河童忌」
太宰治は「桜桃忌」
梶井基次郎は「檸檬忌」等など。

ちなみに、漱石は12月9日が漱石忌で、
昨年2016年が没後100年でした。

2月21日が漱石の日になったのは、1911年のこの日、
文部省が文学博士の称号を贈ると伝えたのに対し、
「自分に肩書きは必要ない」と漱石が辞退した日だからだそう。
…粋な文豪です。

忌日のほかにも、こんな記念の日があるのは、
漱石が人気がある所以でしょうか。

近代日本文学界の巨匠である人気作家で、
前の千円札の肖像としても親しまれていた漱石。

なかなか気難しい人物であった、と言われていますが、
意外にも、大の甘党だったようです。

胃が悪いのに、子供のように甘いものを欲し
上機嫌で食されていたとか…。
すべての菓子の中で最も好きだったのが羊羹で、
漱石の羊羹愛は、著書の中にも垣間見えているのです。

『吾輩は猫である』には、上等なお菓子として某老舗の羊羹が登場し、
また、『草枕』の中では
「…半透明に光線を受ける具合は、どう見ても一個の美術品だ」
という記述もあります。

こういう逸話を聞くと、急に漱石に親近感を感じる
大の甘党の私です。

さて、
羊羹には、小麦粉や葛粉に小豆等を混ぜて蒸す「蒸し羊羹」と
寒天と砂糖を煮溶かし、小豆等を入れて煉り、流し固めて作る
「煉り羊羹」があります。

漱石の大好物だった「煉り羊羹」、
寒天で固めるので手軽で、鍋一つで意外に簡単にできます。

今回 ご紹介するのは、黒練りごまを入れた
ごまの香りのいい、風味豊かな羊羹です。
練りごまの量を加減することで、
隠し味的にほんのりとごま?という感じに仕上げたり、
また、しっかりごまの香りや風味を楽しめるように仕上げたり、
お好みで作ってみてください。
15分くらいで作れます。

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※ 山田製油のアンテナショップ「ゴマクロサロン」が面する御池通り。 
  ゴマクロサロンから東へ徒歩約15分の所に(鴨川に架かる御池大橋の南西)
  夏目漱石の歌碑があります。
 
◆ 黒ごま羊羹
【材料】(約4人分)
   黒練りごま 20~30g(約小さじ4~大さじ2)、
   粉寒天 2g、 水 2/3カップ、
   砂糖 30g、 小豆あん 200g、 塩 少々 
   白花豆の煮豆、ふかしたさつま芋、栗などお好みで
【作り方】
   1.鍋に水をいれ、寒天を振り入れて混ぜ、弱火で煮溶かす。
     へらで混ぜながら、沸騰してから2分ほど火にかける。
   2.弱火のまま、砂糖、小豆あん、塩を加え、混ぜながら、
     3~4分火を通す。
   3.火から下ろして、黒練りごまを少しずつ入れてまんべんなく混ぜ、
     粗熱を取り、さっと水を通した容器に流し、室温で固まるまで置く。
     (容器に流すときに、お好みで、白花豆煮や、さつま芋、栗などを
      入れても…)
   4.切り分けていただく。

※ 流す容器は、流し缶(卵豆腐の型)や、牛乳パック、タッパーなど保存容器。
※ 小豆あんは、粒あんでもこしあんでもお好みのものを使ってください。
※ 粉寒天は4gの小袋入りが多いので、その約半量で作れます。

【今回使用したのはコチラ】

ねり黒150練りごま(黒)

セサミ・チョコチップ・クッキー

明日2月14日は、バレンタイン・デーです。
ちまたでは、1月のまだお正月気分が残っている頃から
バレンタイン商戦がはじまり、あちらこちらで、
チョコ・チョコ・チョコ!!
美味しそうなチョコレートが溢れています。

チョコレートを贈る、というのは
もはや日本独自の文化のようになっています。
かつては女性から男性に…という構図でしたが、
今は、大切な人に……恋人だけでなく、家族や友達、
仕事関係の方、お世話になった人、等などに
感謝の気持ちを込めて贈る、と変わってきています。
自分自身へ、というのも多いようですね。

義務で、いやいや義理で…というのはどうかと思いますが、
チョコをツールにして、愛情や感謝やいろんな気持ちが伝えられ、
コミュニケーションが円滑になったり、風通しがよくなるのは
いいですね。

ただ、たくさん渡したい人には、物入り…。
そんなときは、手作りはいかがでしょう。
手作り派としては、
・できれば簡単にできて
・たっぷり作れて
・できればコストもかからず
・美味しい♪
チョコをプレゼントしたいものです。

今回は、量産しやすい、チョコチップクッキーを
ご紹介いたします。

クッキーは、簡単そうで、意外に奥が深いお菓子。
型抜きクッキーは、季節によって、また型によって
型抜きがうまくいかなかったり、初心者には難しいものです。
冷凍した生地を切って焼く アイスボックスクッキーは、
細長く形を整えるのがうまくいかない、という声も聞きます。
絞り出しクッキーは、生地がやわらかいと形が崩れるし、
かたいと、絞れないし…

一番作りやすいのが、このチョコチップクッキーのような
ドロップクッキー。生地をスプーンですくって焼くタイプです。

こちらのレシピ、バターでなく”くっきんぐせさみおいる”を使っています。
くっきんぐせさみおいるは、扱いやすく、クッキーをさっくさくの食感に
仕上げてくれます。
また、クセのない味なので、チョコレートの美味しさ、プチプチしたごまの香り、
ナッツの風味がしっかり味わえます。

バレンタインだけでなく、普段のおやつにも
是非作ってみてください。

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◆ セサミ・チョコチップ・クッキー
【材料】(約25個)
   くっきんぐせさみおいる 25g(約大さじ2)、 牛乳 大さじ2、
   A 【薄力粉50g、 砂糖 約30~35g、 塩 ひとつまみ】
   オートミールかグラノーラ50g(または薄力粉50g、
      ゴマプードルがあれば、薄力粉の2割ほどを置き換える)
 炒りごま(黒・白) 各大さじ1、 
   ロースト・ナッツ(くるみ、ピーナツ、アーモンド、ココナツ等)40~50g
   チョコレート(チョコチップでも板チョコでも)50~60g

【作り方】 
●泡立て器を使う場合
  1.Aの粉類をふるってボールに入れる。
  2.くっきんぐせさみおいるを少しずつ加え、ねらないように
    さっくり混ぜる。牛乳も加えて同様に混ぜる。
  3.オートミール、炒りごまを加えて混ぜ、ナッツ、粗く刻んだ
    チョコレートも加え、ゴムベらで混ぜてまとめる。
  4.スプーンなどですくって、天板に間隔を開けて並べる。
    (直径3cmくらい)
    (間隔をあけないと、焼き上がり くっつきます)
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  5.170~180℃のオーブンで13~15分焼く。

●ポリ袋を使う場合
  1.Aの粉類をポリ袋に入れて、空気を入れて振り、
    中の粉が混ざるようにする。
  2.くっきんぐせさみおいるを少しずつ加えて、袋の外から
    手で練らないようにまんべんなく混ぜる。牛乳も同様に加える。
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  3.オートミール、炒りごまを加えて混ぜ、ナッツ、粗く刻んだ
    チョコレートも加え、外側から手でまとめる。
  4.直径2~3cmにまるめて、天板に間隔を開けて並べる。
  5.170~180℃のオーブンで13~15分焼く。

   ※ 生地がやわらかいときは4で冷蔵庫で冷やしたり、
    反対にかたいときは 牛乳を少し足したりしてみてください。
 
   ※ オートミールやグラノーラを入れると、ザクザクした
    素朴な食感が楽しめます。なければ、全量(100g)薄力粉で。
    あるいは、薄力粉80g+ゴマプードル20g で。

   ※ 砂糖は、粗糖、きび糖、三温糖など、お好みのもので
    量もお好みで加減してください。。

   ※ 薄力粉は、全粒粉や米粉を混ぜたり、お好みに合わせてください。

   ※ ナッツは、1つだけでも、何種類か混ぜてもお好みで。
     チョコレートは、板チョコを刻むと、大きさがばらついて
     食感や味に変化が出て美味しいです。
    分量は目安なので、少な目でも多めでも、また
    チョコレートだけでもOKです。

   ※ 粉類に、コーヒーやシナモンや紅茶葉を加えて、
    フレーバーに変化をつけても…♪

【今回使用したのはコチラ】

cooking sesami oil

くっきんぐせさみおいる

 
いり白
炒りごま(白)


いり黒
炒りごま(黒)

ゴマプードル

節分の穂長汁

明日は二月三日、節分です。
本来、節分は、
季節が変わる節目―立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日、
年に四回あるのですが、立春が一年の始まりの大切な日ということもあり、
いつのまにか、節分といえば、春…立春の前日を指すようになりました。

節分は、天体の運行に基づいて日が決まるので、
数年後からは、二月二日になることもあるようです。

「節分」といえばキーワードは、豆まき、鬼。
春を前に、厄や災難を祓うため豆をまき、
悪い鬼を追い出す行事、追儺式(ついなしき=鬼払い)
節分祭がいろいろな寺社で行われます。

京都では、吉田神社、壬生寺、蘆山寺などが有名で、
厄除節分会の期間中(二月二日~三日か四日)には
大勢の人で賑わいます。

家庭では、節分の夜「鬼は外、福は内」と言って豆まきをします。
が、地方によっては、「鬼は外」ではなく「鬼は内」
の所もあると聞きます。
(もちろん「福も内」!です)
節分に限らずですが、行事にはいろいろ地方色があり興味深いですね。

そして、節分の食卓といえば、
いわしの塩焼き、福豆…は全国区だと思いますが、
それ以外、地方によって いろいろな風習があるようです。

けんちん汁(関東地方など)
こんにゃく(四国など)
なた餅(静岡)
豆を入れた福茶(各地…)
そして、大阪発祥で関西を席巻して広がる
恵方巻き!

恵方巻きは、京都大阪などでは、今や福豆や鰯をしのいで、
節分といえば 恵方巻き!…と言わんばかりの勢い。
節分の頃のスーパーやデパートのチラシ広告は、
いろんな具を巻いた恵方巻きが大きく目立っています。

「恵方」とは福をもたらすとされる歳徳神(年神様)がいらっしゃる方向で、
今年2017年の恵方は北北西。
そちらを向いて、願い事を念じながら無言で巻き寿司を丸かぶりする、
という、ちょっとおかしな、比較的新しい風習ですが、
巻くことで「福を巻き込む」 そして、
切らずに丸かぶりするのは「縁を切らない」
という意味が込められているのです。

さて、
こちらは、京都生まれで京都育ちの私が知らなかった風習なのですが、
京都では、「穂長汁」という切干大根と油揚げのお味噌汁を節分の日に
いただくそうです。

豆まきは、歴史をたどると奈良時代に遡るほど古く、また
恵方巻きは、ここ30~40年前から普及した 新しいもの。
この穂長汁が、いつ頃からのものかはわかりませんが、
「細く長く」という健康長寿・家運長命の願いが込もったものです。

切干大根といえば、主に煮物に使い、地味な印象ですが
とても栄養豊富な食材。
あまり汁物にしないかもしれませんが、包丁いらずで
さっともどすだけ、簡単手軽にお味噌汁ができます。

このレシピでは、切干大根をごま油で炒め、仕上げにすりごまをかけたので
香りと風味がよく、素朴な美味しさが引き立ちます。
節分の汁物に、是非作ってみてください。

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◆ ごま香る穂長汁
【材料】(約4人分)
   切干大根(細いもの) 20~30g、 油揚 小1枚
   昆布だし 3カップ、 味噌 約大さじ3(50~60g)、
   ごま油 小さじ1、 おろし生姜 少々、
   白すりごま、小さじ4、 青ねぎ 少々
【作り方】
    1.切干大根を洗って、水でさっともどし、ざるにあげて
      軽くしぼっておく。油揚は、食べやすい短冊切りにする。
    2.ごま油を少し熱して1を炒める。
     (お好みでちょっとだけ焼き目がつけると香ばしい)
    3.だしを加えて沸騰すると弱火で3~4分煮て、味噌を溶き入れる。
    4.ふつふつすると火をとめて器によそう。
      おろし生姜、白すりごま、青ねぎをちらす。
     (お好みで、ごま油を少したらす)

  ※ 切干大根は、少し歯ごたえがある方が美味しいので、
   戻しすぎないように。水につけると栄養が流れ出るので
   ボウルでよく洗って、ざるに上げるくらいでOKです。

  ※ 味噌は、お好みのものを入れてください。
    写真のものは、赤味噌を少し混ぜています。
    ちょっとクセのある切干大根に合うようです。
     
  ※ お好みで、七味とうがらしを添えても…
 

お出かけのご参考までに
吉田神社
  京都で節分祭といえば、吉田神社!というくらい有名。
  普段は閑静なお社なのですが、節分会の時は、
参道に多くの露店が出て、夜遅くまで賑わう。

壬生寺
  壬生狂言で有名な 新撰組ゆかりの寺。
  壬生狂言は、「節分」という狂言が午後1時より1日8回公開される。
  境内で売られる炮烙(ほうらく・素焼きの皿)に 年齢・性別を書き奉納する 
  「炮烙奉納」で知られる。

蘆山寺
  赤・青・黒鬼が踊り狂う「鬼法楽」は、見応えあり!

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油 


すり白
すりごま(白)