立春~菜の花のかすみ和え

きょうは立春、暦の上では春です。
が、実際には、まだまだ寒く、一年で一番寒い時季。

そもそも「立春」は、冬と春の分かれる節目の日「節分」の翌日、
いわば春の初日です。

旧暦では、立春が一年の始まりとされ、
立春を起点に様々な決まり事や季節の節目の日があるのです。

「八十八夜」は、立春から数えて88日目。
この日に摘んだ茶は高級とされたり、この日にお茶を飲むと長生きする
等と言われています。

「二百十日」は、立春から数えて210日目。
台風が襲来する可能性が高い日、と言われ、
稲の開花期にあたるため、農家の厄日とされています。

ほかに「春一番」は、立春以降に初めて吹く
南寄りの強い風のこと。
…等など。

節分は、豆まき、恵方巻き、イワシ等など、
行事や食習慣と結びついて、クローズアップされることが多いのですが、
「きょうは立春!」的なものは、特にないようです。

ちなみに、中国では、立春の日に、春餅(クレープのようなもの)や
大根を食べる習慣があるそうです。

日本でも、そのうち、バレンタインのチョコや、節分の海苔巻に匹敵するような
立春の〇〇〇?!ができるかもしれませんね?!

さて、
きょうは、大根おろしを使った
春を感じさせる一品を作ってみました。

その色やつぼみの形が 春を感じさせる菜の花の和え物です。
大根おろしを使った和えもの「おろし和え」のことを、
よく「みぞれ和え」と言います。

おろしを、冬のみぞれ(霙)に見立てたもの。
そして、春は おろし和えを「かすみ和え」と言うようです。

春の空にたなびくかすみ(霞)に見立てた呼び名。
季節に合わせた料理名、いいですね。
四季のある日本の趣ある一皿です。

立春も過ぎたことなので、「かすみ和え」
ちょっとほろ苦い菜の花が、ごま油をまとって、
まろやかな美味しさになります。

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◆菜の花のかすみ和え
【材料】(約4人分)
   菜の花 1束(約100g)、 大根おろし 1カップ弱
   油揚げ 1/2枚、   削りかつお節 1パック(3g)
   調味料A【酢・みりん・うす口醤油 各大さじ2】 
   ごま油 大さじ1/2、 白すりごま 少々

【作り方】
1.大根おろしは、水気を軽くきっておく。
2.油揚げは、炙って短冊切りにしておく。
3.調味料Aを混ぜて電子レンジ加熱で煮立て、冷まして大根おろしとさっと混ぜておく。
4.菜の花は、ゆでて水気をしぼり、削りかつおとごま油をまぶしておく。
5.4の菜の花と油揚げを、3で和えて、白すりごまを加え混ぜて、器に盛る。

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油                                                                    
        

すり白
すりごま(白)

 

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