いま、「マリネ」がちょっとしたブームだそうです。
「マリネ」は、肉・魚・野菜などを、酢・油・塩・香辛料を
合わせた液(マリネ液)に漬けた料理です。
「マリネ」と言うと、フランス生まれのお惣菜ですが、
日本で言えば「南蛮漬け」でしょうか。
食材に、味がよくしみ込み、やわらかくなったり、風味がついたり、
少し時間をおくことで、味が深まり、美味しくなります。
比較的簡単にできて、保存がきき、
常備菜として作り置きができるところが嬉しいですし、また、
ちょっとした工夫で、見た目が華やかになるのも魅力。
基本のマリネ液は、
油 + 酢 + 塩 + 香辛料
です。
油は、ごま油、オリーブオイルなど。
酢は、日本の米酢や穀物酢、あと、ワインビネガーやバルサミコ酢、黒酢、
あるいは、レモンや柚子などの柑橘類等など。
塩は、塩気のあるもの、塩のほか、醤油、ナンプラー、アンチョビ、等など。
香辛料は、こしょう、カレー粉、ハーブ、山椒や生姜など和の薬味等など。
これらを組み合わせるだけでも、多種多様。さらに
漬ける食材を加えると、レパートリーが無限に広がりそうです。
美味しいマリネを作る秘訣は、
油:酢=3:1
だそうです。
例えば、オリーブ油大さじ3にワインビネガー大さじ1、
塩と粗挽きこしょうにレモンスライスを加えると、
本場フランス風、という感じです。
ごま油大さじ3に酢大さじ1、
あとお醤油とみりん少々に、青じそを加えると、
日本風、という感じでしょうか。
ただ、酸味の好みもあるので、3:1を目安に、
味見をして自分の好みの味のマリネ液を作るといいと思います。
酸っぱいもの好きの私は、酢の割合が多いのが好みです。
素材との相性もあるので、レシピの分量にあまりとらわれず
まずは作ってみてください。
こちらにご紹介するのは、
ちょっと珍しいお豆腐の和風マリネ、
揚げ焼きにしたお豆腐を熱いうちにマリネ液に漬けるので、
味がなじみやすいです。
市販のポン酢を使うので、味付けも楽で、
ボリュームのあるヘルシーな一品です。
◆お豆腐のマリネ~ごま風味
【材料】2~3人分
木綿豆腐 1丁、 塩 少々、 片栗粉 少々、 ごま油 適宜、
玉ねぎ 小1/2個、 にんじん小1/2本、 スプラウト1/2パック
A【金ごま油 大さじ1、ポン酢大さじ3 だし大さじ2、砂糖 少々】
【作り方】
1.豆腐は水切りして、塩少々をふりかけておく。
2.ごま油をフライパンに1cmほど入れて熱し、
キッチンペーパーで水分をとって片栗粉を軽くまぶした
豆腐を揚げ焼きにする。
3.玉ねぎを薄切り、にんじんのせん切りにし、Aと一緒に
混ぜておく。
4.2の豆腐がこんがり色よく揚げ焼けると、あついところを
3に漬ける。
5.そのまま粗熱をとり、冷めるとスプラウトを散らす。
※ 玉ねぎの代わりに長ねぎ、あとピーマン等加えても
美味しいです。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油