九月も半ばを過ぎました。
ことさら暑かった夏をしのいだだけに、
秋らしい爽やかな風や 虫の鳴く声に、ほっとするきょうこの頃です。
とはいえ、九月といえば、台風の被害が多い月。
先日から、台風に伴う記録的な豪雨で、
関東、東北地方では、未曽有の大災害に見舞われました。
目を疑うような光景を見ては、胸を痛めております。
被災された皆様には心よりお見舞い申しあげます。
ただただ、一日もはやい復旧を祈念するばかりです。
こんなときに、ふつうに食事をとって、いつもと変わらぬ生活を
送っているのが申し訳ない心持ちですが、
収穫された自然の恵みをいただけることに
感謝の気持ちを忘れないよう肝に銘じております。
* * *
さて、
秋の味覚のひとつ、きのこ。
食用のきのこといえば…
子供だったころは、
しいたけ、しめじ、えのき茸…くらいしか知らなかったのですが、
今では、舞茸、エリンギなど、すっかり一般的になっています。
あと、白いしめじ・ブナピーや、大きなハタケシメジも・・・
年中目にするきのこですが、秋が旬、
味も香りもよくなると言われています。
きょうは、きのこに秋鮭、それかられんこんを入れた
炊き込みご飯をご紹介いたします。
今回は、しめじと舞茸を炊き込みましたが、
ほかに、生しいたけ、エリンギ、えのき茸、
マッシュルーム等など、お好みのものを入れてみてください。
ただ、2種類以上のきのこを入れるのがお薦め。
それぞれ別の旨み成分が混じり合って、
相乗効果で、味に深みが出て、美味しさアップするのです!
それから、最後に、
蒸らす時に、金ごま油を混ぜ込んでみてください。
ごま油の香りと風味が、炊き込みご飯の美味しさを
グンと引き出してくれるのです。
◆ごま油香る 秋の炊き込みご飯
【材料】(約4人分)
米 2合
A【みりん 各大さじ1、うす口醤油 各大さじ1】
(秋)鮭 大1切れ
B【塩 少々、 砂糖 小さじ1、 酒 大さじ1.5、濃口醤油 大さじ1】
しめじ・舞茸 各1パック、 れんこん 7~8㎝分、
金ごま油 大さじ1
【作り方】
1.米をとぎ、炊飯器の分量よりやや少なめの水加減にして
30分ほど浸す。
2.鮭にBを漬け込んでおく。(お米と同じく30分くらい)
3.れんこんは約7mm巾のいちょう切りに、
しめじと舞茸は、食べやすく手でさいておく。
4.1にAを入れて混ぜ、3をのせ、上に、2を漬け汁ごと入れて
炊飯する。
5.炊き上がると、鮭をほぐして全体に混ぜ込み、
(このとき、小骨などがあれば、取り除く。皮はお好みで…)
金ごま油を入れてさっと混ぜ、5分程蒸らす。
※ お好みで、仕上がりに、三つ葉や青ネギを散らすと
彩りや風味もいいです。お好みで~
※ お米の一部をもち米にすると、もちっとした食感がおいしい
炊き込みご飯になります。
【今回使用したのはコチラ】