ごま風味卵焼き

「天高く 馬肥ゆる秋」
という諺(ことわざ)がふさわしい季節になりました。

天高く、というのは、秋のからっと澄んだ空気が日本を覆い、
視界が良くなって空が高く見えること。そして、
秋は、馬も肥えるような収穫の時季です。

きょうは、二十四節気の「寒露」
草木に露が宿るほど、朝が冷え込んでくる頃、
とされています。

だんだんと夜が長くなり、秋の深まりを感じつつ、
寒くなる前に、衣替えの準備を始める方もいらっしゃることと思います。

そして、運動会の時期でもあります。

かつては、1964年の東京オリンピック開会式を記念した
10月10日が「体育の日」でしたが、
今は、10月の第2月曜が「体育の日」。今年は10月12日。
週末の三連休のいずれかが運動会、
という方も多いのではないでしょうか。

運動会といえば、お弁当。
大勢で…家族や友達と一緒にお弁当を囲んで…
という図が浮かびます。

そして、お弁当箱の中には…
唐揚げやハンバーグなど子供に人気の献立、
きんぴらや肉じゃがなど、おふくろの味の煮物、
野菜のたいたものや胡麻和え、
等など…
ご家庭によって、いろいろだと思いますが、
卵焼きは、だいたいお弁当箱に入っていることが多い
のではないでしょうか。

地方やお好みで、甘口、だしのきいたもの、具入り、
いろんな卵焼きがあるかと思います。

私の好きなだし巻は、美味しいのですが、水分が多いので
傷みやすく、お弁当には適当ではありません。

きょうは、お弁当向きの、
冷めても美味しい、ごま風味の卵焼きをご紹介します。

すりごまと炒りごまと両方入れ、ごま油で焼いているので、
ごまの香りがよく、炒りごまのぷちぷちした食感がいいです。

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あと、
お弁当に入れるには、
きれいな黄色の卵焼きが美味しそうです。

ただ、卵によって、卵黄の色がうすいと、
ほんやりした薄黄色に焼き上がります。

きょうは、かぼちゃを入れているので、
鮮やかな濃い黄色の卵焼きです。

かぼちゃが入ると甘味も加わるので、
砂糖も控えてOKです(お好みで調節してください)

かぼちゃで栄養価も高まり、
彩りもきれいな卵焼き、
是非お試し下さい。

◆ごま風味卵焼き
【材料】
   卵 L2個、 ごま油 大さじ1強
   白炒りごま・白すりごま 各大さじ1
   A【酒小さじ2、砂糖小さじ1、塩 2つまみ、 醤油 少々】
   かぼちゃ(煮物の残り、或いは、やわらかくゆでたもの) 2切(20~30g)

【作り方】
   1.卵をほぐし、Aを加えて混ぜ合わせる。
   2.かぼちゃをつぶし、そこへ1の卵を少しずつ加えて混ぜる。
   3.2にごまを加えて混ぜる。
   4.卵焼き器を強めの中火で熱し、ごま油を入れてなじませ、卵液を
     入れてかるくかき混ぜ、半熟状になったら手前にお箸で巻いていく。
   5.卵を奥に滑らせて、ごま油をひき、卵液を流し入れ、奥の卵の下にも
     卵液を流し入れて、同様に巻く。

※ 卵とかぼちゃをまぜるときは、かぼちゃに卵を少しずつ混ぜていきます。
  逆にしたり、一気に入れると、かぼちゃがかたまりになります。

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油


いり白
炒りごま(白)


すり白
すりごま(白)

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