すり鉢のこと:町田

こんにちは。

販売部のまちだです。

先日、北白川にあるはちみつ専門店のオボンミエルさんでワークショップを行いました。
(オボンミエルさんのホームページにブログをアップしてくださってます!ありがとうございます。)
はちみつとごまのコラボレーション。
とっても楽しい時間になりました。
その時、すり鉢のお話しになり、盛り上がりました。

ところで皆さん、すり鉢って家にありますか?
私は今、家にはありません。。
昔、おばあちゃんちにはありました。
おばあちゃんがごまをする時に、すり鉢をおさえるお手伝いをしたものです。
今、家にすり鉢があるって方、少ないのではないでしょうか。

当社のプロモーションやワークショップなどでお世話になっているすり鉢は、愛知県常滑にあるヤマセ製陶所さんのものです。
すり鉢ってどう作られるのでしょう。

ヤマセ製陶所さんは、四代続くすり鉢一筋のメーカーです。先代やお祖父様が試行錯誤を繰り返し、割れ難く、長く使えるような土の配合をつくりあげたそうです。その土を使いすり鉢の形を作ります。

見ていただくとわかるように、土を手でぐっとおさえて土をおろし、形を整えた後、まっさらな所に櫛で櫛目をつけていきます。
簡単そうに見えますが、これが本当に難しい!
私がやったらこの通り、ガッタガタです。。
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間隔も均等に深さも均一につけていくのは本当に難しいです。熟練の成せる技ですね!
綺麗です。
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その後、1日~大きなものは2週間程乾燥させ、釉薬をかけ、焼きあげて作られます。

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本当にひとつひとつ、丁寧に作られていくのですね。最近では、悲しいことに忘れさられてゆく道具になってしまいました。便利で効率の良いものだけが残っていくのも寂しいものです。
ごまは、やっぱりすり鉢でするのがいちばん香り高く美味しいすりごまに仕上がります。すり鉢はごまをするだけではなく、離乳食にも使えたり、意外と使える道具です。
たまにはゆっくり、ごまと向き合う時間を楽しむのも良いかもしれません。
これからもワークショップで、ごまだけでなく、すり鉢のこともあわせてお話ししていきます。

お味噌汁:大槻

胡麻工場 大槻です。

先日、gomacro Salon で開催されたワークショップ『ご飯の会』で津乃吉・吉田様より「だし」の取り方を教えていただきました。
その「だし」で作ったお味噌汁がとてもおいしかったので一度自分で作ってみようと思い、つくってみました。


・昆布だしをとる
事前に水に浸しておいた昆布に中火以下の火にかけ10分くらいで沸騰直前まで温度が上がるように調整する。
だしの味をみてしっかり味がでているようなら、昆布を取り出します。
・かつおだしを取る
昆布だしを一度沸騰させる。
沸騰がおさまった昆布だしにかつお節を投入し、再度火をつけたら沸騰を待つ。
かつおの煮出し時間はお味噌汁の場合は5分程度じっくり弱火で火を入れて、アクをすくってざるごしへ。

お味噌をいれ、具材を入れて出来上がり。
今回はおあげとほうれん草の味噌汁にしました。

使っているお味噌などが違うこともあり、ワークショップで食べた味噌汁とは味が違いましたがおいしくいただきました。
お好みですがお味噌汁に当社の『ねり胡麻』を入れるとコクがでておいしくなります。

にんにく+ごまで…にんにく味噌

きょうは2月末日。
今年はうるう年なので、29日です。

4年に1度の閏(うるう)年。
ですが、
閏年は、必ずしも4年に1度巡ってくるわけではありません。
  
・閏年は、西暦で4の倍数の年。
・ただし、100で割り切れる年は閏年ではない。
・しかし、400で割り切れる年は閏年である。

ちょっとややこしいです。
このあとも4年ごとに、やってくる閏年ですが、
80年後の閏年、西暦2096年の次の閏年は、
8年後の2104年になるようです。
(2100年は、閏年ではないのです)

さておき、
2月29日は、語呂合わせから、にんにくの日です。
漢字では、大蒜。
英語では、ガーリック。
スペイン語では、アホ。
いろんな国のさまざまな料理で、使われています。

その歴史をひもとくと、紀元前から薬用として栽培されていたようです。
(胡麻も、紀元前から栽培されていたと言われています。)

古代エジプトでは、ピラミッドを築く労働者がにんにくを食べて
厳しい労働に耐えている姿が描かれた壁画があり、また、
日本では、古事記や万葉集に、にんにくの記載があるそうです。

にんにく、といえば、滋養強壮!
というイメージのとおり、
免疫力を高め、殺菌作用がつよく、
疲労回復、新陳代謝促進に効果的な食材です。

きょうは、にんにくを使った保存食、
にんにく味噌をご紹介いたします。
にんにくが入っていることは、全然わからない、
まろやかで美味しいつけ味噌。
ごま油を加えているので、風味がいいのです。

田楽味噌のように、豆腐やこんにゃくにのせてもよし、
ゆで(生)野菜につけるディップにしてもよし、
あったかご飯にのせたり、焼きおにぎりにしてもよし、
マヨネーズなどと混ぜて和物にしてもよし、
野菜や肉の炒め物に調味料として使えば味がきまるし…

献立の幅を広げる万能調味料です。
にんにくのパワーで、風邪やインフルエンザも撃退してくれます。
是非、お試し下さい。

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◆ごま風味にんにく 味噌
【材料】(作りやすい分量)
     にんにく 3片、 ごま油 小さじ2、 
     A【 酒 大さじ2、 みりん・砂糖 各大さじ1】
     味噌 40g(赤味噌30g、 白味噌10g)
     白炒りごま

【作り方】1.にんにくは、薄皮のまま、電子レンジで30~40秒加熱し、 
        包丁でつぶして刻み、ごま油小さじ1で炒める。
      2.味噌とAを加えて、弱火で焦がさないように練り混ぜ、
        ふつふつとして水分がとんで、塗りやすい状態になったら
        火を止めてごま油小さじ1を混ぜ、器に入れる。
        お好みで、炒りごまをふりかけてどうぞ。

     ※ 味噌の味によって、またお好みで、砂糖の量は加減してください。
     ※ 写真は、生しいたけ、とピーマンをグリル(網)で焼いて、
       にんにく味噌をつけたものです。

【今回使用したのはコチラ】

白ごま油275
(白)ごま油


いり白
炒りごま(白)