きょうは、二十四節気の一つ、啓蟄です。
「啓蟄」(けいちつ)
「啓」は「開く」
「蟄」は「虫が土中で冬ごもりをする」という意味。
大地が暖まり、冬眠していた虫が、春の訪れを感じて
穴から出てくる頃…です。
今日は、虫も土の中からぞろぞろ出てきそうな
暖かい一日。
虫だけではなく、寒さで閉じこもっていた人も
外に出たくなるような陽気、コートなしで平気な暖かさでした。
あと、啓蟄の日は、ひな人形を片付けるのにいい日とも
されています。
桃の節句が過ぎたばかりで、あまりに慌ただしく、
せっかく飾ったお雛様をもう片付けるのは
もったいないような気がします。
ただ、季節の節目を超えるまで、
3月中頃までに片づけるのがよい、
とされているようです。
我が家では、天気のよいからっとした日にしまいます。
雨の日など、湿度の高い日は、人形に湿気を残すことになり、
カビやシミの原因になるそう。
お天気と時季を合わせて考えて、大切に片づけてください。
さてさて、
この時季、野菜売り場には、
山菜や春の野菜が並び始めています。
アスパラガス、新玉ねぎ、菜の花、えんどう等など、
いろいろな春の野菜がありますが、
春野菜には、ほの苦さ、ほの辛さのあるものが多いです。
そんな春野菜を美味しくいただく「バーニャカウダ」
いかがでしょうか。
コクのあるバーニャカウダソースをつければ、
野菜がびっくりするほどたっぷりいただけます。
もともと、バーニャカウダは、イタリアの小さな鍋料理。
オリーブ油、にんにく、アンチョビ、生クリームが材料のソースを
温めながら、野菜を浸して食べます。
きょうは、アレンジして、
オリーブ油をごま油に、生クリームを練りごまにして、
作ってみました。
本来温めながら食べるのでしょうが、器に入れて食べても美味しく、
コクのある深い味わい、野菜もパンもあっというまになくなり
追加を茹でたり焼いたり・・・
野菜は、ほかにも、
春キャベツや、セロリ、にんじん、じゃが芋、パプリカ等も
美味しいです。
旬の食材で春の訪れを味わってみてください!
◆ごま香るバーニャカウダ
【材料】 にんにく 3片、 アンチョビ 3枚、 ごま油 大さじ3、
白練りごま・濃口醤油 各小さじ1、
フランスパン、マッシュルーム、スティックブロッコリー、
新玉ねぎ、アスパラガス、スナップえんどう、小かぶ 等など
【作り方】1.にんにくは皮つきのままグリルで焼く。
新玉ねぎ、 アスパラガス、マッシュルーム、
フランスパンも焼く。
2.にんにくは、皮をむいてつぶしてからみじん切りにする。
3.フライパンにアンチョビとごま油を入れて、アンチョビを
崩しながら弱火で炒める。2のにんにくも加えて1分程炒め、
白練りごまと醤油を加えて混ぜて器に入れる。
4.1のパンと野菜、ゆでたブロッコリーとスナップえんどうを
3に浸けながら食する。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油