ごま風味のミニぼた餅~春彼岸に

きょうは、二十四節気の春分。
「春分の日」の祝日です。

昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。

まだ寒さは残っているものの、
だんだんと日が長くなり、
陽射しが春らしく、心地よくなってきた時季。
ヨーロッパでは、春分をもって春の始まりとしているそうです。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、
これから日増しに暖かく、過ごしやすくなり、
ぼちぼち、桜の開花情報も聞こえてきます。

さて、
春分の日の前後7日間は、春のお彼岸。
今年は、17日から23日までです。

お彼岸といえば、ぼた餅(おはぎ)をお供えします。
「おはぎ」と呼ぶか「ぼたもち」と呼ぶか?

いろんな説があるようです。
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・小さいのが「おはぎ」で、大きいのが「ぼた餅」
・粒あんが「おはぎ」で、こしあんが「ぼた餅」
・米の粒々が残っているのが「おはぎ」、お餅状になってるのが「ぼた餅」
・うるち米が原料なのが「おはぎ」で、もち米が原料なのが「ぼた餅」
・周りがきなこのが「おはぎ」で、周りをあんで包んであるのは「ぼた餅」
……等など。

春、牡丹が咲く頃は「ぼたもち」(牡丹餅)で、
秋、萩の花咲く頃は「おはぎ」(お萩)
というのが、一番説得力のある説でしょうか。

呼び方は、さておき、
先祖を供養し、自然に 春に感謝する日として
「ぼた餅」をお供えして美味しくいただきましょう。

さて、一般的な「ぼた餅」は、
もち米とうるち米を混ぜて炊いたご飯を、粒を少し残して搗き、
粒あんやこしあんで包んだもの…だと思います。

きょう、ご紹介する「ぼた餅」は、
もち米やうるち米のかわりに、道明寺粉で作りました。
道明寺粉、といえば、関西風の桜餅でおなじみです。

道明寺粉は、短時間でやわらかくなります。
電子レンジを使うと、あっというまに餅生地ができ、手軽です。
(ミニサイズ12個分で、レンジで4分加熱)

その道明寺に、炒りごまを混ぜた、
ぷちぷちした食感とごまの香りがこうばしいお餅生地を
あんで包みました。

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あんは、こしあんでも、粒あんでも、お好みのあんこで
作ってみてください。
きょうは、粒あん、こしあんに加えて 春らしい桜あんも使ってみた、
春の風が感じられるようなぼた餅です。

ちょっと小さ目に作ってみると、
包みやすく、また
見た目もかわいらしくて 食べやすいです。

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◆ごま風味のミニぼた餅
【材料】(小さめ約12個分)
    道明寺粉 100g、 砂糖 大さじ1、 塩 少々、
    白炒りごま・黒炒りごま 各小さじ1
    あん[粒あん、こしあん、桜あん等お好みで] 約240g
    
【作り方】1.耐熱容器に、道明寺粉と水150ccを加え、10分ほど浸け、
     ふんわりとラップをかけて電子レンジで約4分加熱する。
     (途中で一度出して混ぜる)
    2.1に砂糖、塩を全体にふり入れて混ぜ、布巾をかけて蒸らす。
    3.粗熱が取れると、半分に白炒りごま、半分に黒炒りごまを
     混ぜ、直径3cmくらいに丸める。
     (1個約20g。黒白6個ずつ、計12個できる)
    4.20gに丸めたあんを、ラップではさんで押して薄くのばし、
     その上に3をのせて、まるく形を整える。
     (下になる方は、あんが多少ついていなくてもOK)
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   ※ 今回は、粒あんの中は、黒炒りごまの生地、
     こしあんの中は、白炒りごまの生地、
     桜あんは、どちらもあり…というように包みましたが、
     白ごまと黒ごま、両方混ぜたり、お好みで
     作ってみてください。

【今回使用したのはコチラ】

いり白
炒りごま(白)


いり黒
炒りごま(黒)

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