新生姜の甘酢漬けでごま油炒め

いつのまにか夏至も過ぎ、だんだん蒸し暑さが増す
時季となりました。
沖縄では梅雨が明けたそうですが、本州はまだしばらく梅雨空がつづきそうです。

さて、梅雨の時季 というと、保存食を作る頃。
梅で、梅酒、梅シロップ、梅干し…など。
赤紫蘇で赤紫蘇シロップ。
らっきょうで、らっきょうの酢漬けや味噌漬け…。
山椒の実で、山椒の実の塩漬けや醤油漬け…。
新生姜で、生姜の酢漬け…等など。

この時季、いろいろな保存食があります。
保存食は、長い期間貯蔵するために腐敗しないよう処理をした食品。
旬のものを、長く楽しんだり、あるいは、梅のように生食できないものを工夫して、長く美味しく食べられるようにしています。

今は、いずれも市販のものが簡単に手に入りますが、
手作りのものは、甘さ、塩加減など好みの味にできるし、また原料が明確で安心です。

ただ、梅干しのように手間がかかり、
食べられるまでに時間を要するものはちょっと…
という方もいらっしゃるでしょう。

比較的簡単にできて、その上、すぐに食べられるのが、新生姜の甘酢漬けです。

生姜の甘酢漬けは、お寿司の添えに欠かせないもの。
手作りなら、甘さ控えめのさっぱりした味に漬けられます。

爽やかな酸味としゃきっとした歯ごたえは、
お寿司に添えるだけでなく、酢の物に混ぜたり、
また、ちらし寿司に混ぜ込んでも美味しいです。

酸っぱいものが苦手な人にもお薦めなのが、
生姜の甘酢漬けの炒め物!
とりわけごま油ととても相性がよく、
さっぱりした中に、コクのある味に仕上がります。
夏にぴったりの炒め物。
生姜の甘酢漬けとともにレシピを紹介いたします。
是非作ってみてください。


◆ 新生姜の甘酢漬け
【材料】(作りやすい分量)
新生姜 300g
塩 1つまみ
甘酢【酢 1カップ、砂糖 50g、塩 小さじ1】
【作り方】
1.新生姜はスプーンで皮をこそげ落とし、赤い部分を残して縦薄切りにする。(スライサーを使うと便利)
2.沸騰したたっぷりの熱湯に1を入れてさっとゆでる。(お箸でゆっくり一混ぜして、再びフツフツするくらいまで)
3.ザルにあげて広げ、水気をきり、熱いうちに塩1つまみを全体にふり、粗熱をとる。
4.甘酢の材料を混ぜて、3を漬ける。
30分ほどして少し薄紅色になってくると食べられる。

※ 保存瓶に入れて冷蔵庫で保存。

◆ 豚肉の生姜甘酢炒め
【材料】
豚肉薄切り150g、塩こしょう 各少々
野菜(長ねぎ1本、赤ピーマン1個)
生姜甘酢漬け50g
調味料A【醤油・生姜漬の甘酢・酒 各大さじ1、片栗粉 小さじ1/2】
ごま油大さじ1、ごまらあ油少々
【作り方】
1.豚肉は食べやすく切り、塩こしょうをふる。
2.野菜は食べやすく切る。
(長ねぎは斜め薄切り、ピーマンは縦薄切り)
3.フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒め、色が変わると野菜、生姜を入れて炒める。野菜に火が通ると、調味料を加えて炒め合わす。
4.器に盛り、お好みでごまらあ油を添えてどうぞ。

【今回使用したのはコチラ】
【一番絞り 白ごま油】

【ごまらぁ油】