こんにちは、販売部の山口です。
つややか 炒り大豆ご飯
はやいもので、二月も下旬。
立春から二週間が過ぎ、
春一番の影響でずいぶん暖かな日もありました。
まだ、もう少し寒い日が続きますが、
三寒四温を繰り返しながら、
だんだんと春に近づいていくのですね。
さて、
節分のときの福豆、
おうちに残ってませんでしょうか?
豆撒きをしたあと、一年を無病息災にすごせるよう願って、
年の数(プラス1)の豆をいただきます。
子供のころは、年の数を食べ終えた後、
さらに豆の「お代わり」をしていましたが
もはや、年の数は食べられません。
袋入りの豆が半分以上残る、というご家庭が多いのではないでしょうか。
中には、
そのまま忘れて、季節が変わってしまった…
時間が経って、豆がしっけてしまった…
賞味期限が過ぎてしまった…
…という声を聞くこともあります。
厄除けの豆が、そんなことになってはもったいないので、
はやめにいただきたいものです。
そんなときのお奨めは、お豆さんを一緒に炊き込んだ
大豆ごはんです!
とても簡単で、素朴なおいしさ。
そして、炊いてる最中、香ばしい、いいかおりがキッチンにたちこめます。
美味しくなるコツは、
炊く前に、豆をフライパンで軽く炒ること。
そうすることで、すこし時間がたった豆の香ばしさが蘇り、
風味がよくなります。
それから、
少量のごま油を入れること。
お米2合に小さじ1杯ほど加えるのですが、
ツヤが出て、ふっくらしっとりしたご飯になります。
これは、豆ごはんに限らず、普通のご飯を炊くときも
お試しください。
クセのないくっきんぐせさみおいるだと、
ごま油が入っていることは全くわかりません。
今回は、豆の風味をいかすために、
くっきんぐせさみおいるを加えました。
ごま油の香りを楽しみたい向きには、
金ごま油や黒ごま油をくわえると、ふわっとごま香る
ご飯になります。
炊飯ジャーにもお米がこびりつかずに
するっと取れるのも嬉しいです。
◆炒り大豆のご飯~節分豆を使って~
【材料】
炒り大豆(節分の残り) 一つかみ(30~40g)
米2合、 酒 大さじ1.5、 みりん・うす口醤油・塩 各小さじ1/2
くっきんぐせさみおいる 小さじ1
【準備】
・ お米はといでザルに上げて炊飯器に入れ、
2合分の水加減をしてから、大さじ2の水を取り、
(酒+みりん+醤油の分)
30分ほど吸水させておく。
・ その間、豆はフライパンで軽く炒って冷ましておく。
【作り方】
1.炊飯器のお米に、酒、みりん、醤油、塩、そして
大豆を加えてふつうに炊く。
2.炊き上がったら豆をつぶさないように混ぜ、10~15分
蒸らす。
※ 昆布(5cm角くらい)を一緒に炊くと、旨みが増します。
※ お好みで、油揚げ、人参など具を入れても美味しいですが、
シンプルに豆だけの方が、豆の風味が生きて味わい深いです。
くっきんぐせさみおいる
新宿小田急の京都展:今井
高知大丸で京都展やってます:三宅
胡麻製!パリパリチョコ&とろける生チョコ
暖冬で始まった2016年ですが、
厳しい寒さがつづく今日このごろ。
そんな寒さの中、あちこちでチョコレート熱が
高まっています。
デパートを覗けば ウインドウの中に
美味しそうなチョコが並び、
パソコンを開くと、このバレンタインの時期ならではの
多彩なチョコがアップされています。
どれも美味しそうなのですが、
どれも、びっくりするような高値…
いろいろ食べてみたい私は
毎年、手作りのチョコレートです。
いろんなチョコを試作したのですが、
今年は、ごまを使ったこの2つが人気でした。
左は、炒り胡麻がぷちぷち、薄めのチョコがパリパリ…
と食感がよくて、ごまの風味が香る「パリパリ胡麻チョコ」
簡単に出来て、ごまとチョコレートがよく合い、
とても美味しいです。
そして、右は「とろける生チョコ」
生チョコといえば、チョコレートに生クリームを加えるのが
一般的な作り方です。が、
これは、くっきんぐせさみおいると豆乳でつくったもので、
口に入れると、とろける口溶けのよさです。
きめ細かくてなめらかな食感、
生チョコは生クリームで作るものという先入観も
とけてなくなってしまいました。
クセのないくっきんぐせさみおいるを使っているので、
チョコレートの香りや風味がダイレクトに感じられ、
チョコレート好きにはたまりません。
胡麻の香りと食感を生かした「パリパリ胡麻チョコ」
胡麻の香りを出さずに、なめらかな美味しさを演出する「とろける生チョコ」
どちらも是非お試し下さい。
市販の板チョコでもできますが、
製菓用のチョコ(クーベルチュール)で作ると、
有名店のチョコにひけをとらない美味しさに
仕上がります!
◆パリパリ胡麻チョコ
【材料】(直径5~6cmの丸いもの×12枚分)
(スイート)チョコレート 50g、白炒りごま 大さじ1.5
【作り方】
1.チョコレートを刻んで、ボールに入れる。
2.湯煎で(50~60℃の湯につけて)溶かして、滑らかになるまで
静かに混ぜる。
3.ごまを飾り用に少し残して、2に加えて、混ぜる。
4.オーブンペーパーの上にスプーン1杯分おとして、
直径5~6cmの円になるよう、スプーンで丸くする。
5.飾り用にとっておいた白ごまを上から散らして、
そのまま冷やし固める。
※ ビターチョコ+黒ごま、ミルクチョコ+白黒ごま…
など、お好みでお試しください。
◆ とろける生チョコ
【材料】(パウンド型1台分)
(スイート)チョコレート 100g、 豆乳 20cc
くっきんぐせさみおいる 20g、 ココア 適宜
【作り方】
1.チョコレートを刻んで、ボールに入れる。
2.湯煎で(50~60℃の湯につけて)溶かして、滑らかになるまで
静かに混ぜる。
3.豆乳とくっきんぐせさみいるも、それぞれ、50~60℃に温める。
4.2に、豆乳を少しずつ入れて混ぜ、均一にまざると、くっきんぐ
せさみおいるも少しずつ加えて均一になるまで静かに混ぜる。
5.オーブンペーパーをしいた型に流して、冷蔵庫で冷やし固め、
好みの大きさに切り分けて、全体にココアをふりかける。
※ ここでは、6×16cmのパウンド型で作りました。
お弁当箱やタッパーなどお手持ちの容器でどうぞ。
底面積が小さい容器で作ると、厚みのある生チョコができ、
大きい容器だと、薄めの生チョコになります。
※ チョコレートは、ミルクチョコ、ビターチョコなど、
お好みのもので作ってください。
※ 仕上げに、ラム酒やブランデーを小さじ1ほど加えて
混ぜると、大人向けです。
【今回使用したのはコチラ】
炒りごま(白)
くっきんぐせさみおいる
初午~はたけ菜とかす汁
きょうは、二月六日です。
「きょうは何の日?」によると、
・抹茶の日
(茶道の道具「風炉(ふろ)」の語呂合わせで、ふろ→26で、
二月六日になったとか)
・海苔の日
(七〇一年二月六日に大宝律令が施行され、租税として納められた
海産物の中に、海苔が表記されていたことから)
だそうです。
なるほど、スーパーの広告には、
抹茶を使ったお菓子や飲み物、それから、
味つけ海苔や焼き海苔など色いろな海苔製品が
のっています。
そして、その横に「初午」とあり、
いなり寿司や、いなり寿司用の揚げの宣伝ものっています。
そう、今年の初午(はつうま)は今日です。
初午は、二月に入って最初の午の日。稲荷神社のお祭りの日です。
お稲荷さんゆかりのきつねの好物と言われる油揚げを使った
「いなり寿司」が、いつの頃からか 行事食となっています。
とはいえ、節分の恵方巻きほど定着していないよう。
毎年日がかわり、はやければ二月一日、遅ければ十二日。
日が固定しないため、盛り上がりに欠けるのでしょうか。
もともと、京都の家々では、初午の日には、
はたけ菜の辛子和えと、かす汁をいただいていました。
はたけ菜は、京都で古くから栽培されている京野菜です。
その種は、油をしぼって、菜種油になり、
その花は、菜の花の漬物に。
葉や茎は、菜っ葉として、この寒い時季に収獲され、
煮物や和え物に重宝されています。
アクもクセもなく、太い軸も、この寒い時季はやわらかい。
かす汁は、一年で一番さむいこの時季、身体も心も温まる汁物です。
塩鮭や豚肉を入れるレシピも多いですが、
精進材料だけのかす汁もあっさりとして、美味しいものです。
どういう経緯で、食べるようになったのかはわからないのですが、
この寒い時季に、ビタミン豊富なはたけ菜は、風邪を予防し、
かす汁の酒かすは、健康にいい成分たっぷりで、身体の免疫力を高めてくれます。
きょう、ご紹介するレシピは、
辛し和えには、炙った油揚も加え、
かす汁にも油揚が入っています。
そして、
どちらもごまで風味と美味しさアップ。
辛し和えには、練りごまとすりごま、ダブルの胡麻づかい。
かす汁は、ごま油で素材を炒めてから煮ているので、
精進ですが、コクのある味。
はたけ菜が手に入らないときは、同じアブラナ科の
小松菜や水菜などでも、美味しいです。
是非作ってみてください。
◆ はたけ菜と油揚げの辛子ごまあえ
【材料】
はたけ菜 1把、 塩 少々、油揚げ 1/2枚
A【白練りごま・白すりごま・白味噌・うす口醤油・みりん 各大さじ1、
溶き辛子 少々】
【作り方】
1.はたけ菜は、塩を加えた熱湯でゆでて、食べやすく切る。
2.油揚をこんがり焼いて、短冊切りにする。
3. Aを混ぜて、1と2を和える。
◆かす汁
【材料】(約4人分)
酒粕 100g、だし(ベジブロス)3カップ
油揚げ 1枚、大根 約10㎝、にんじん 1/2本
ごま油 大さじ1、ねぎ 少々、七味唐辛子 少々
A【うす口醤油・白みそ 各大さじ1、 塩 少々】
【作り方】
1.酒かすはちぎってぬるま湯につけ、しばらくおいて柔らかくする。
2.大根、にんじん、油揚げは、食べやすく短冊切りにする。
3.鍋にごま油を熱して、2を炒め、だしを入れて煮立て、やわらかくなると
1の酒かすを入れて煮溶かし、Aを加えて味をととのえる。
4.器に盛り、ねぎの小口切りを盛り、好みで七味唐辛子をかける。
※ 酒かすと白みそは、種類によって味や塩分も違うので、
味をみながら、加減してください。
【今回使用したのはコチラ】
すりごま(白)
good sunday!:中井
寒かったり、暖かかったりと不思議な気候の2016年。
卵がけご飯:大槻
ごま香る~揚げかまぼこの南蛮漬け
はやいもので、年が明けて四週間ほど経ち、
さすがにお正月気分も、すっかり過ぎ去ったことと思います。
一般的には、「正月」は、三が日や、お正月休みの間、
とされることが多いですが、
「正月」は、一月の別名。
一月一日から三十一日までの一ヵ月が正月です。
ちなみに、
「三が日」は、文字通り、一月一日、二日、三日の三日間です。
元旦である一日は、国民の休日ですが、
二日三日も、官公庁やほとんどの企業で休み、多くの交通機関で休日ダイヤ、
四日からが平日扱いです。
(サービス業、観光業など一部は休日にはなりませんが…お疲れ様です)
そして、「松の内」は、地域によって異なりますが
関東をはじめ、多いのが一月七日まで。
関西は、一月十五日まで。
(ほかに、十日、二十日、という所もあるようです。)
「松の内」とは、正月飾りの一種、松飾りを飾っておく期間のこと。
松を飾って「神を待つ」という意味があり、年神様をお迎えするためのものです。
年神様とは、新年の神様であり、祖先の神様。
お正月の行事は、そもそも、年神様をお迎えするためのもので、
「松の内」は、年神様が家に滞在され、おもてなしをする期間です。
神様にお供えしたものには、霊力が宿ると言われており、
年神様へのお供え物であるお節料理を食し、一年の健康や幸せを祈ります。
最近、お節は食べない、という人が増えていると聞きますが、
いろいろな意味を持つお節料理、後世に受け継いでほしいものですね。
さて、
この年神様ですが、初日の出とともに来られるそうです。
お節料理の中で、日の出を象徴しているもの、
それは紅白の「かまぼこ」です。
赤は、おめでたい色、そして魔除けの意味があり、
白は、神聖、清浄を表しています。
そんなおめでたいかまぼこに、
ちょっと手を加えて、こんな一品を作ってみました。
「揚げかまぼこの南蛮漬け」です。
「揚げかまぼこ」といっても、
いわゆる「さつま揚げ」のようなものではなく、
ここでは、板についたかまぼこを薄切りにして、揚げたものです。
1~2ミリに薄く切ったかまぼこをごま油であげ、
長ねぎ、にんじん、ピーマンを入れた南蛮酢で漬けた一品…
薄切りのかまぼこを揚げると、とても食感がよく美味しいのです。
表面はカリッとしているのですが、
歯応えがしっかりある、あとを引く食感、そして、ごま油の香り。
揚げたてそのままでも美味しいのですが、
野菜のたっぷり入った南蛮酢に漬けると、風味がよく
お惣菜風になります。
是非おためしください。
◆揚げかまぼこの南蛮漬け
【材料】(約4人分)
かまぼこ 1本、 ごま油 適宜
長ねぎ 1本、 にんじん 小1本、(赤)ピーマン 1コ、
A【酢・だし 各大さじ3、砂糖 大さじ1~2、塩 少々、
みりん・うす口醤油 各小さじ1】
黒すりごま 大さじ1~2、
青味(ゆでたスナップえんどうや三度豆、水菜など)適宜
【作り方】
1.かまぼこは薄く切って(1~2mm)、ごま油で素揚げする。
2.長ねぎ、にんじん、ピーマンは、約5cm長さのせん切りにする。
3.Aを混ぜてさっと煮立てて、2を漬けておく。
4.1の揚げかまぼこを器に盛り、3をかける。
すりごまを散らして、青味を添える。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油
寒い京都をぶらぶら:川島
本日は記録的な冷え込みで日本全国で雪が降っていましたが、京都市内に住んでいる私も雪が降るだろうと家にこもる予定でしたが外はいい天気なので、家族で街までお出かけしてきました。