きょう七月七日は、
五節句のひとつ、七夕。そして、
二十四節気の 小暑でもあります。
小暑は、梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃で、
この頃から暑中見舞いを出し始める、とされています。
(大暑(今年は7月23日)から、という説もあります)
さて、
7月7日は、ほかに
いろいろな日でもあるのです。
● ゆかたの日
七夕の日、女の子は色結び、7本の針と瓜を供え、裁縫の上達を祈願し、
着物に感謝する日だった、という中国の故事に因んで。
● 川の日
7月は河川愛護月間であり、そして、
七夕伝説の天の川のイメージから。
● 竹・たけのこの日
「かぐや姫がから生まれた日は7月7日ではないか」という説から。
● ギフトの日
七夕は、牽牛と織女が年に一度出逢う日ということから。
● 香りの日
七夕にちなみ「化粧品をプレゼントしよう」という販売促進のため。
● 乾しいたけの日
乾しいたけの「旬」が6~7月であり、また、
七夕の星(ほし)と乾しいたけの「ほし」の語呂合わせから。
● 素麺の日
平安時代の書物に「七夕に素麺を食べると大病にかからない」
と書かれていたことから、7月7日に宮中でそうめんを食べていた習慣が
一般に普及したため。
また、そうめんを天の川にみたてられることから。
…こうして見てみてみると、
どれも七夕にちなんでの記念日になっています。
改めて、七夕まつり(笹の節句)は
日本人にとって、大切な行事なんだなぁと思います。
この日、いろいろな色の短冊に願い事を書いて、
笹に結んだり、星飾りをつけたり、
子供にとって、ひなまつりや子どもの日とならんで
楽しい大切な日であることからも窺えますね。
きょうの七夕は、あいにくの雨。
梅雨の時季なので、雨になることが多いのですが、
七夕伝説の織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)
を含む、夏の大三角形も見られそうにありません。
食卓に、ちょっと七夕らしさを演出してはいかがでしょう。
素麺を包んだ生春巻き。
ごまだれにつけていただきます。
素麺、そして、切り口が星型のオクラ、
星の型抜きをした黄ピーマンが、七夕気分を
盛り上げてくれます。
◆ 素麺の生春巻き~ごま風味
【材料】(3~4人分)
素麺 1束、 生春巻きの皮 4枚、
水菜、貝割大根、赤・黄ピーマン、オクラ 各適宜
オクラ小8本、 カニかま 1/2パック、卵 2個
塩 少々、 金ごま油 適宜、白すりごま 大さじ1~2
ポン酢 適宜
【作り方】
1.素麺はでゆでて洗って水気を切り、金ごま油、塩で下味をつける。
2.水菜、貝割大根は洗って水気を切っておく。
3.赤ピーマンの細切り、オクラはゆでておく。
4.卵は、薄焼き卵にして細切りにしておく。
(または、卵焼きにして、棒状に切る)
5.生春巻きの皮をさっと水で戻し、2、3の野菜、4の卵、
カニかまをのせ、白すりごまを散らして巻き、食べやすく切る。
6.ポン酢に、金ごま油、すりごまを加えたたれを添えていただく。
※ ゆでた素麺に金ごま油で下味をつけると、素麺がくっつかず
扱いやすく、また風味がぐんとよくなります。
※ 具は、ほかに、きゅうり、ゆで海老などもお好みのものを
巻いてみてください。
【今回使用したのはコチラ】
金ごま油