七夕 素麺の生春巻き~ごま風味

きょう七月七日は、
五節句のひとつ、七夕。そして、
二十四節気の 小暑でもあります。

小暑は、梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃で、
この頃から暑中見舞いを出し始める、とされています。
(大暑(今年は7月23日)から、という説もあります)

さて、
7月7日は、ほかに
いろいろな日でもあるのです。

● ゆかたの日
七夕の日、女の子は色結び、7本の針と瓜を供え、裁縫の上達を祈願し、
着物に感謝する日だった、という中国の故事に因んで。

● 川の日
7月は河川愛護月間であり、そして、
七夕伝説の天の川のイメージから。

● 竹・たけのこの日
「かぐや姫がから生まれた日は7月7日ではないか」という説から。

● ギフトの日
七夕は、牽牛と織女が年に一度出逢う日ということから。

● 香りの日
七夕にちなみ「化粧品をプレゼントしよう」という販売促進のため。

● 乾しいたけの日
乾しいたけの「旬」が6~7月であり、また、
七夕の星(ほし)と乾しいたけの「ほし」の語呂合わせから。

● 素麺の日
平安時代の書物に「七夕に素麺を食べると大病にかからない」
と書かれていたことから、7月7日に宮中でそうめんを食べていた習慣が
一般に普及したため。
また、そうめんを天の川にみたてられることから。

…こうして見てみてみると、
どれも七夕にちなんでの記念日になっています。

改めて、七夕まつり(笹の節句)は
日本人にとって、大切な行事なんだなぁと思います。

この日、いろいろな色の短冊に願い事を書いて、
笹に結んだり、星飾りをつけたり、
子供にとって、ひなまつりや子どもの日とならんで
楽しい大切な日であることからも窺えますね。

きょうの七夕は、あいにくの雨。
梅雨の時季なので、雨になることが多いのですが、
七夕伝説の織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)
を含む、夏の大三角形も見られそうにありません。

食卓に、ちょっと七夕らしさを演出してはいかがでしょう。

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素麺を包んだ生春巻き。
ごまだれにつけていただきます。
素麺、そして、切り口が星型のオクラ、
星の型抜きをした黄ピーマンが、七夕気分を
盛り上げてくれます。

◆ 素麺の生春巻き~ごま風味
【材料】(3~4人分)
    素麺 1束、 生春巻きの皮 4枚、
    水菜、貝割大根、赤・黄ピーマン、オクラ 各適宜
    オクラ小8本、 カニかま 1/2パック、卵 2個
    塩 少々、 金ごま油 適宜、白すりごま 大さじ1~2
    ポン酢 適宜     
【作り方】 
     1.素麺はでゆでて洗って水気を切り、金ごま油、塩で下味をつける。
     2.水菜、貝割大根は洗って水気を切っておく。
     3.赤ピーマンの細切り、オクラはゆでておく。
     4.卵は、薄焼き卵にして細切りにしておく。
       (または、卵焼きにして、棒状に切る)
     5.生春巻きの皮をさっと水で戻し、2、3の野菜、4の卵、
       カニかまをのせ、白すりごまを散らして巻き、食べやすく切る。
     6.ポン酢に、金ごま油、すりごまを加えたたれを添えていただく。

     ※ ゆでた素麺に金ごま油で下味をつけると、素麺がくっつかず
       扱いやすく、また風味がぐんとよくなります。
     ※ 具は、ほかに、きゅうり、ゆで海老などもお好みのものを
       巻いてみてください。

【今回使用したのはコチラ】

金ごま油290
金ごま油


すり白
すりごま(白)

 

水無月~ごま豆腐仕立て

きょうは六月三十日。
「夏越の祓」(なごしのはらい)の禊(みそぎ)の日です。
         
お正月からきょうまで、半年分の穢れをはらい、
明日から残り半年の無病息災を祈願します。

「夏越の祓」といえば、
伝統行事の「茅の輪くぐり」

多くの神社では、鳥居や境内に
茅(ちがや)で作られた大きな輪がしつらえてあります。
この茅の輪をくぐることで、病気や災厄から免れる、
と言われているのです。

茅の輪くぐりには、くぐり方があります。
真ん中の輪を中心に、左右の柱を左回り、右回り、左回りと
八の字に三回通ってから、お詣りをします。

 1、茅の輪の前で軽く礼をし、左足から輪をくぐり、左回りで元の位置に戻る。
 2、輪の前で軽く礼をし、右足から輪をくぐり、右回りで元の位置に戻る。
 3、輪の前で軽く礼をし、左足から輪をくぐり、左回りで元の位置に戻る。
 4、輪の前で軽く礼をし、左足から輪をくぐり、ご神前まで進み、
   二拝二拍手一拝の作法でお詣りする。

また茅の輪をくぐりながら、唱える言葉があります。

「祓い給へ   清め給へ    守り給へ   幸え給へ」
(はらへたまへ きよめたまへ  まもりたまへ さきはえたまへ)
「水無月の夏越の祓する人は千歳(ちとせ)の命 のぶというなり」
等など…。

唱え言葉は、神社によっても違うそうです。
茅の輪の横に、説明書きが用意されている所が多いので、
それをご覧ください。

それから、
六月三十日に、京都では、三角形の和菓子、
水無月をいただきます。

三角の形は、この日、氷室から宮中へ献上された氷片を表し、
上にのった小豆の赤色が、悪霊退散の意味がありますす。

冷房のない時代、夏の暑さをしのぐために
貴族たちは「氷室」を利用していたそうです。
氷室は、冬にできた氷を夏まで貯蔵するための穴蔵。

毎年六月一日は「氷の節供」といわれ、この氷室から
運び出した氷を神に捧げ、その一片を口にして
暑気祓いをする行事が行われていたそうです。

その名残りの水無月。
今も、半年無事に過ごせたことに感謝し、
この夏の暑気祓いと、残り半年の厄除けを祈願して
いただきます。

水無月は、小麦粉、くず粉、米粉が主原料で、
もっちり、しこっとした弾力のある食感がういろうに似ています。

お店によって、歯ごたえや食感が異なるのですが、
それぞれ、秘伝(?)の配合があるのでしょうね。

きょうは、一見水無月風の和菓子を作ってみました。
ほんのり甘いごま豆腐の上に、小豆をゼリー寄せにしたもの。

寒天でかためているので、手軽に手早くできます。

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◆ 水無月~ごま豆腐仕立て
【材料】(約8切れ分)
      水 200cc、 粉寒天 2g、 白練りごま 60g、  
      豆乳 200cc、 みりん・砂糖 各大さじ1強、塩 少々、
      小豆の甘煮(煮あずき、小豆甘納豆等) 適量(60~80g)
      上がけ寒天
      A【水 150cc、粉寒天1g、 砂糖 大さじ1】

【作り方】1. 水に粉寒天をふり入れて混ぜ、火にかけ、煮立つと
        2分ほど弱めの火で鍋底を混ぜながら煮る。
      2.豆乳にみりん、砂糖、塩を混ぜて、40℃くらいににあたためる。
      3.1と2を混ぜる。
      4.白練りごまに少しずつ3を加えながら混ぜる。
        水でぬらした型に流し入れて、冷やし固める。(常温で)
      5.上がけ寒天をつくる。
        Aの水に粉寒天を振り入れ、火にかけ煮立つと1~2分、
        弱火で混ぜながら煮、火をとめ砂糖を加えて溶かす。
        大体冷めてとろみがつくと、固まった4に小豆を乗せた上に流し、
        冷蔵庫で冷やし固める。

     ※ 型は、卵豆腐の型15×13.5cmを使っていますが、
       四角いタッパーやお弁当箱で代用できます。
   
     ※ 上がけ寒天を作らず、小豆をのせるだけでも美味しいです。
    
     ※  粉寒天1gは、大体、小さじ1/2です。
        小袋は、4g入が多いので、約1/4袋。
        わかりにくい場合は、全部4倍にして、
        粉寒天4g(1袋)、水3カップ、砂糖大さじ4で寒天液を作り、
        残りを別に固めて、寒天にしても…。

【今回使用したのはコチラ】

ねり白150
練りごま(白)

トマト田楽~京風ごま味噌

きょうは夏至。
一年で、最も昼が長く、夜が短い日です。

昼の時間の長さを、冬至と比べると、
どれくらい違うと思われますか?

日本では、4~5時間も差があるようです。

昼時間が長いと、一日が長い気がして、
何やら嬉しいです。

外国での夏至事情は、というと、
南半球では、この日は、日本の冬至と同様、
夜時間が長いのです。
(夏至…という言い方をしないかもしれません)

そして、北欧では、日照時間が短くて冬が長いという土地柄、
昼間の長い期間は待ち焦がれており、
とりわけ夏至は、お祭りをするほど、大切な日だそうです。
さまざまな国で賑やかな夏至祭が催されており、
スウェーデンでは、国中が週末休みになるとか。

日本は、というと、
三重県で、日本ならではの夏至祭が行われています。

伊勢にある二見興玉神社の夏至祭。
夏至の日に、夫婦岩の前で、日の出と共に禊(みそぎ)をする
お祭りです。

夏至の時期(夏至の日の前後2カ月だけ)、二見浦では、
夫婦岩の間から朝日が昇るのが見えるそう。
夏至の夜明けに、白装束に身を包んだ人々が海に入って、
祝詞を唱えながら、夫婦岩に向かって歩いていく…
…神秘的な光景でしょうね。

さて、
冬至には、全国的に、柚子風呂に入り、
そして、かぼちゃを食する風習がありますが、
夏至の日には、何かあるのでしょうか?

かねてから気になっていたので、ちょっと調べてみたところ、
ないわけではなく、地方によって様々なようです。

 ・ 関西では、この日にたこを食べる習慣がある。
 ・ 関東では、新小麦で焼き餅をつくり神様にお供えする。
 ・ 尾張の一部の地方では、いちじく田楽を食べる風習がある。
   …等など。

関西人の私、たこ と言えば、関西では、七月初めの半夏生の日、
と思っていたのですが…?!

半夏生は、夏至から11日目(今年は7月2日)。
昔は、田植えをこの日までには終わらせる目安の日だったと
聞きます。稲が、大地にしっかりと根づくことを祈願して、
しっかり地に付いたら離れない蛸を食べる、と言われています。

かつて、夏至の頃は、まだ田植えが終わっていない繁忙期、
決まった食習慣が定着するには、忙しすぎたのかもしれません。

さておき、
尾張地方でいただく、といういちじく田楽、が気になって
食べてみたくなりました。が、
いちじくが入手できなかったので、代わりと言ってはなんですが
トマトで田楽を作ってみました。

炒めたトマトは、味が凝縮され美味しく、
白味噌に練りごまを加えた、甘味のある香ばしいごま風味の
田楽味噌と好相性です。

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◆ トマト田楽~京風ごま味噌
【材料】(約4人分)
     トマト 小4個、 ごま油 大さじ2、 薄力粉 少々 
     塩 少々、 青味(ここでは、三度豆と枝豆、ほか
                スプラウト、青じそ、など)
     田楽味噌【西京味噌 50g、 白練りごま 小さじ2
            酒 大さじ1~2、 うす口醤油 少々】

【作り方】 
     1.田楽味噌の材料を耐熱容器に入れて混ぜ、
       電子レンジで2分ほど加熱する。
       (30秒ごとに、出してかき混ぜる)
     2.トマトは、横半分に切り、切り口を上にして、
       すわりがよいように、底になる部分を平らに切る。
       (ヘタの部分も取り除く)
     3.フライパンにごま油を熱して、1のトマトの切り口に
       薄力粉をかるくまぶして、切り口を下に入れる。
       動かさずに、そのままま中弱火で焼き(1~2分)、
       かるく焼き色がつくと返して少し焼く。
     4.切り口を上にして、器にのせ、上に1の田楽味噌を
       のせ、青味を飾る。

     ※ 田楽味噌は、味噌の味によって、みりんを足したり、  
       好みの味加減にして下さい。     
     ※ 西京味噌を使いましたが、赤味噌など、お好みの
       お味噌でどうぞ。
       (残った田楽味噌は、なすやこんにゃくを炒めたり、
       お味噌汁を作るときに足したり…色いろ使えます)

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油


ねり白150
練りごま(白)

もずく素麺

本州では 東北以外のほとんどの所で、
6月の初旬に梅雨入りしました。
京都では、蒸し暑い日が続いております。

蒸し暑くなると 途端に冷たい物、口当たりのいい物を
欲しくなります。
とりあえず、素麺、冷麦、うどんなど、つるんとした麺類!
とりわけ、素麺は、細くて喉ごしがいいですね。
ゆで時間も短いので、台所で火を使う時間も短くてすみます。

さて、素麺をゆでる、というと、「びっくり水」を思い出します。
かつて、
「びっくり水」はどこに売ってますか?!
とスーパーで聞かれた、という冗談のような話もありましたが。。。

最近、だんだんと使われなくなってきた言葉なので
念のために説明しますと、
「びっくり水」とは、麺類をゆでる際、途中で加える冷水、
普通の水道水のことです。

なぜ、冷水を入れるかというと、
沸騰して、泡が立ってふきこぼれるのを防ぐためです。
びっくりするほど、泡がおさまることからきているそう。

ほかに、麺がしまって美味しくゆで上げるため、
と聞いたこともあります。

実は、今では、びっくり水をしない方がいい…そうです。
沸騰している途中で、水を入れると、
急激に温度が下がって、麺が伸びてしまうという理由からです。

びっくり水は、そもそも、薪を使って調理していたころ、
火力調節が出来ないので、ふきこぼれを防ぐために
やっていたこと。
今のコンロは、火力調節が簡単にできるので、
さっと弱火にして、ふきこぼれを防ぐ方がいいのです。

あと、素麺を美味しくいただくには、
表示のゆで時間通りにゆで上げること。
(また時間をはからなかったときは、味見して、
 麺のかたさを自分の口で確認)

そして大切なのは、
茹で上がると、すぐザルに上げて、
麺の表面のぬめり(油分)を落とすために、
冷水でしっかりもみ洗いをすることです。
それから氷水で冷やして、麺をしめてコシのある食感にします。

茹でてから時間を置かない方が美味しくいただけます。

さて、
喉ごしのいいそうめんを、
同じくつるつるっと爽やかな喉ごしのもずくと合わせた、
もずく素麺をつくってみました。

ぱりっとした食感のきゅうり、
カリッと香ばしい、焼き油揚げとあわせて、
食感も楽しい、食欲をそそる一皿です。
ちょっぴりのごま油で味がきまります。
是非お試しください。

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◆ もずく素麺
【材料】(約4人分)
    素麺 約 300g、 もずく150~ 200g
    油揚 1枚、 梅干し 大1個
    めんつゆ 約1.5カップ
    金ごま油 大さじ2、 白すりごま 大さじ3~4
    きゅうり 1本、 トマト1個、 生姜 1かけ

【作り方】1.油揚は、細切りにして、フライパンで、こんがり色づき
        カリッとするまで焼く。
      2.もずくと、たたいた梅干し、めんつゆを混ぜる。
      3.素麺はゆでて、水洗いしてザルにで水切りし、
        器に盛る。
      4.3の素麺の上に、2のもずく、斜め細切りにしたきゅうり、
        1の油揚、角切りのトマトをのせ、ごま油をまわしかけ、
        すりごまをちらし、おろし生姜をのせる。

      ※ トマトを添えていますが、みょうがや青じそなどの薬味を
       添えたり、お好みでどうぞ。
      ※ きゅうりのほか、長芋、オクラなども美味しいです。
     
 ※ めんつゆの材料と作り方です。(つけつゆ、作りやすい量約4人分)
       濃いだし(かつお・昆布・干しいたけ)2カップ強、みりん約1/2カップ  
       濃口醤油 約1/2カップ、 かつお節10g
      作り方…みりんを煮立てたところに、醤油を加えて混ぜ、
            だしも加えて、弱火で煮てフツフツすると、かつお節を
            入れて、軽く煮てから、こして冷ます。

【今回使用したのはコチラ】

金ごま油290
金ごま油


すり白
すりごま(白)

 

お豆腐のマリネ~ごま風味

いま、「マリネ」がちょっとしたブームだそうです。

「マリネ」は、肉・魚・野菜などを、酢・油・塩・香辛料を
合わせた液(マリネ液)に漬けた料理です。

「マリネ」と言うと、フランス生まれのお惣菜ですが、
日本で言えば「南蛮漬け」でしょうか。

食材に、味がよくしみ込み、やわらかくなったり、風味がついたり、
少し時間をおくことで、味が深まり、美味しくなります。

比較的簡単にできて、保存がきき、
常備菜として作り置きができるところが嬉しいですし、また、
ちょっとした工夫で、見た目が華やかになるのも魅力。

基本のマリネ液は、
油 + 酢 + 塩 + 香辛料
です。

油は、ごま油、オリーブオイルなど。
酢は、日本の米酢や穀物酢、あと、ワインビネガーやバルサミコ酢、黒酢、
あるいは、レモンや柚子などの柑橘類等など。
塩は、塩気のあるもの、塩のほか、醤油、ナンプラー、アンチョビ、等など。
香辛料は、こしょう、カレー粉、ハーブ、山椒や生姜など和の薬味等など。

これらを組み合わせるだけでも、多種多様。さらに
漬ける食材を加えると、レパートリーが無限に広がりそうです。

美味しいマリネを作る秘訣は、
油:酢=3:1
だそうです。

例えば、オリーブ油大さじ3にワインビネガー大さじ1、
塩と粗挽きこしょうにレモンスライスを加えると、
本場フランス風、という感じです。

ごま油大さじ3に酢大さじ1、
あとお醤油とみりん少々に、青じそを加えると、
日本風、という感じでしょうか。

ただ、酸味の好みもあるので、3:1を目安に、
味見をして自分の好みの味のマリネ液を作るといいと思います。
酸っぱいもの好きの私は、酢の割合が多いのが好みです。
素材との相性もあるので、レシピの分量にあまりとらわれず
まずは作ってみてください。

こちらにご紹介するのは、
ちょっと珍しいお豆腐の和風マリネ、
揚げ焼きにしたお豆腐を熱いうちにマリネ液に漬けるので、
味がなじみやすいです。

市販のポン酢を使うので、味付けも楽で、
ボリュームのあるヘルシーな一品です。

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◆お豆腐のマリネ~ごま風味
【材料】2~3人分
    木綿豆腐 1丁、 塩 少々、 片栗粉 少々、 ごま油 適宜、
    玉ねぎ 小1/2個、 にんじん小1/2本、 スプラウト1/2パック
    A【金ごま油 大さじ1、ポン酢大さじ3 だし大さじ2、砂糖 少々】
 
【作り方】
    1.豆腐は水切りして、塩少々をふりかけておく。
    2.ごま油をフライパンに1cmほど入れて熱し、
      キッチンペーパーで水分をとって片栗粉を軽くまぶした
      豆腐を揚げ焼きにする。
    3.玉ねぎを薄切り、にんじんのせん切りにし、Aと一緒に
      混ぜておく。
    4.2の豆腐がこんがり色よく揚げ焼けると、あついところを
      3に漬ける。
    5.そのまま粗熱をとり、冷めるとスプラウトを散らす。
      
  ※ 玉ねぎの代わりに長ねぎ、あとピーマン等加えても
   美味しいです。

  
【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油


金ごま油290
金ごま油

夏場のお弁当対策

今週に入って、急に蒸し暑くなってきました。
これから梅雨を経て夏へと、お弁当の衛生面が
一番気になる季節です。

子どものお弁当作りが5年目を迎えた我が家、
毎年、蒸し暑い季節には、
お弁当がいたまないよう、気を配っています。

朝、作って蓋をしめてから、
お昼休みに蓋を開けるまで、約5時間。
密閉されたお弁当箱の中が
細菌の温床にならないよう、
食中毒を防ぐ工夫をご紹介いたします。

まず、調理前には…。
・しっかり手を洗う。(作業ごとにこまめに)
・包丁、まな板も、予め、洗剤でよく洗っておく。
・お弁当箱も、しっかり洗って乾燥させておく。
 (すみは丁寧に。パッキンなど付いているものは
  毎回はずしてよく洗う)

調理時には…。
・ご飯は、梅干を入れて炊飯する。(あるいは、炊き上がってから
 ご飯全体に混ぜる) (ご飯の上にのせるのもいいですが、
 殺菌効果があるのは、梅干の周り半径1cmくらいだそうです)
・おかずは、しっかり火を通す。
 とくに卵焼きは半熟にならないように しっかり加熱。
・作り置きのおかずも、朝に再度加熱する。
・野菜は、生のままではなく、加熱して入れる。
・味は、やや濃い目に。水分、汁気はできるだけ入れないように。
 (煮物は、茶こしの上に置くと、汁気がきれ、はやく冷めます)

詰める時には…。
・詰める前に、お弁当箱を、お酢(キッチンペーパー等の含ませて)で
 さっと拭くと、殺菌効果あり。
・うちわ等であおいで、よく冷ましてから詰める。

よく寝坊する私は、時間ギリギリになり、完全に冷めていないけれど、
子供を遅刻させないため、大慌てで蓋をして…
ということがあります。
そんな時には、保冷剤を一緒に包んでいます。

それから、お弁当にはプチトマトの赤をいつも入れている
けれど、夏は避けた方がいいのかしら…
という声を聞くことがあります。どうしても、という時は、
水分をしっかり拭き取り、ヘタを必ずとってください。
ただ、生あたたかいプチトマトがお弁当に入っているのは、
私は苦手です。おかずにもなりませんし…。

彩りに赤がほしいときは、にんじんのきんぴらがお勧めです。
お弁当に明るい彩りを添える、ご飯が進むお惣菜です。
ごまの香りと風味が、人参特有のにおいを緩和するので
にんじんが苦手な人にも好評です。

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お弁当だけでなく、食卓の一品としても、重宝します。
ぜひお試し下さい。
これからの季節、お弁当に入れるときは、ほかのおかずとともに、
よく冷ましてから、蓋をしてくださいね。

◆にんじんのごま味噌きんぴら
【材料】
   にんじん 1本、 ごま油 大さじ1、鷹の爪 小1本
   西京味噌 大さじ1、白練りごま 大さじ1/2,
  酒 大さじ1、 塩・うす口醤油 各少々、
   白すりごま 大さじ2

【作り方】
1.にんじんは、マッチ棒くらいの大きさに切る。
2.鍋に、ごま油と種をとった鷹の爪、にんじんを入れて炒める。
3.しんなりすると、塩をふって全体になじませ、酒でといた味噌と
  白ねりごまを加えて、全体にからませる。
4.うす口醤油を加えて味をととのえ、すりごまを混ぜて、
  火をとめ、器に盛る。

※ ここでは、西京味噌(白味噌)を使いましたが、赤味噌でも
  普段お使いのお味噌でもOKです。
  甘味が少ない赤味噌では、お酒の代わりにみりんを使ったり、
 お味噌の味で、調味料を加減してください。
※すりごまは黒でも

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油


ねり白150
練りごま(白)

  

        

すり白
すりごま(白)

鰹のたたき~薬味たっぷり胡麻風味

木々の葉が生い茂る季節。
爽やかな新緑の色が鮮やかになってきました。

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若葉の色を見ていると
このフレーズが口をついて出てきます。。

 目には青葉 山ほととぎす 初鰹

江戸時代の俳人、山口素堂の有名な句。
何を見ても、食につなげてしまう私、
青葉を見ると、ほととぎすをとばして、
初鰹に思いを馳せてしまうのです…

鰹といえば、初鰹と戻り鰹が有名です。

鰹は、日本の太平洋沿岸を、北上南下する魚です。
春から夏にかけて、黒潮に沿って太平洋岸を北上するのが
初鰹(上り鰹)。
そして、秋に南下するのが、戻り鰹です。

初鰹は、まだ脂がのっておらず、さっぱりとした味が魅力。
身がしまってプリプリした食感です。
一方、戻り鰹は、低い海水温の影響で脂がのり、
もっちりと濃厚な味です。

どちらも美味しいですね。

ところで、魚類としての鰹は、
常に泳いでいないと死んでしまうそうです。
ほかの魚は、エラブタを動かして水を出し入れし、酸素を取り入れるのに、
鰹は、エラブタを動かすことができないので、泳ぎ続けることで
口から酸素を含んだ水を取り込んでいるのだ。

呼吸をするために、泳ぎ続ける…
常に動いていることで、身が締まって、
高い栄養価をもつ魚になったのでしょうか。

鰹には、良質のたん白質、鉄分やビタミン、血液サラサラ効果のあるEPA,
脳の働きをよくするDHAがたっぷり含まれています。

今が旬の初鰹、香ばしさと旨みを味わえるたたきを、
たっぷりの薬味の野菜と、ごまの香りとともにいただきましょう。

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◆ かつおのたたき~薬味たっぷり胡麻風味
【材料】
   かつおのたたき 1さく  玉ねぎ 1/4コ分  細ねぎ 3~4本
   みょうが 1コ  生姜 1かけ
   白炒りごま 大さじ1   ポン酢・ごま油  各適宜
 
【作り方】1.玉ねぎは薄切りにして水にさらし、細ねぎは小口切りに。
        みょうがは薄切り、生姜はせん切りにする。
      2.かつおは、約8mm厚さに切り、器に並べ、
        1を上にのせ、ポン酢をかける。
        ごま油をたらして、炒りごまを散らす。

※ 薬味は、ほかに ニンニク、ワサビ、青じそ、木の芽、などなど、
お好みのものでどうぞ。

※ かつおも、薬味も、よく冷やすほうが美味しいです。

※ ごま油は、香り高い金ごま油でも、ふつうのごま油でも…
 お好みのごま油でどうぞ。

  
【今回使用したのはコチラ】

いり白
炒りごま(白)


金ごま油290
金ごま油

白ごま油275
(白)ごま油

お豆腐+ごま油の温サラダ

五月も半ばが過ぎました。
夏を思わせる陽射し、ちょっと動くと汗ばむ蒸し暑さ、
「急に暑くなりましたね」という言葉が
挨拶代わりになっている今日この頃です。

ここしばらく夏日(一日の最高気温が25℃以上)の日がほとんど、
ときに、真夏日(一日の最高気温が30℃以上)になることもあり、
身体が気温の変化にうまく対応できないこともありそう…。

私も周りには、風邪気味の方、
身体がだるくて重い、という方、
食欲がない、という方が見られますが、
そんなとき、食べたい食材が「豆腐」です!

お豆腐は、消化が良くて、体調がよくないときの
栄養補給におすすめ。
良質のたんぱく質、ビタミンB1、カルシウムなど、
疲労回復や体力維持に関わる栄養が摂れます。

また、食欲不振のときでも、口当たりがよく食べやすく、
胃腸に負担をかけず、吸収されやすいです。

血流をよくして動脈硬化を予防、又、肥満予防の働きもあるサポニン、
骨粗しょう症や生活習慣病や老化を予防する効果があるイソフラボン、
脳を活性化して、記憶力向上、認知症予防のこうかがあるレシチン…

…含まれている栄養素は、近年、注目されているものばかりです。
また、カロリーが低いので、ダイエット等カロリー制限をされている方にも
嬉しい食材です。

きょうは、お豆腐で、簡単にできる温サラダをご紹介します。

味がしみやすいように、手でざっとくずしたお豆腐に、
ごま油でざざっと炒めた具を、かける、というスピーディなレシピ。

今が旬のしらすをごま油で香ばしく炒めましたが、
ほかに、ちりめんじゃこ、缶詰のツナやサバ水煮でも
美味しいです。

ここでは、ざっくりした木綿豆腐を使いましたが、
お好みで、なめらかな食感の絹ごし、あるいは
おぼろ豆腐や寄せ豆腐、お好みのお豆腐を使ってください。

食欲をそそる 生姜の風味、ねぎの香りがふわっとたち、
ほどよいボリューム感の温サラダ、
是非、お試し下さい。

201505_tofu

◆ 木綿豆腐とかまあげしらすの温サラダ
【材料】(約4人分)
    木綿豆腐 1丁、 ごま油 大さじ2、 生姜 1かけ
    かまあげしらす 約50g、 長ねぎ 1/2本、
    ズッキーニ 小1本(ピーマン、スナップえんどうなど青味)
    辛子明太子(たらこ)1/2腹、 黒炒りごま 適宜
    醤油 少々
 
【作り方】1.木綿豆腐は、あらくくずして、水分をきっておく。
      2.フライパンにごま油と生姜のみじん切りを入れ熱し、
        香りがたつと、しらすを入れて炒める。
        横で角切りのズッキーニも 炒める。
      3.器に、1の豆腐をのせ、上に 薄い小口切りにした長ねぎを盛り、
        上から、2のしらすを、炒め油とともにかけ、ズッキーニを散らす。
      4.辛子明太子の小切りをちらし、黒ごまをふりかける。
       お好みでお醤油をかけてどうぞ。

 ※ 野菜は、お好みのもので。
      辛子明太子の代わりに、ベーコンなども美味しいです。

  
【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油


いり黒
炒りごま(黒)

ごま香るフレンチ・トースト

大型連休も終わってしまいました。

これからの季節、
夏のように暑くなる日もあれば、
逆行して冷えることもあり、
かくするうちに梅雨を迎えます。

不安定な時候で、体調を崩したり、また、
春に環境が変わって、連休明けに精神的に不調を感じたり…
という傾向も見られる微妙な時季でもあります。

まずは、しっかり朝食を食べる習慣を見直したいものです。
時間がないから…
食欲がないから…と、朝食を抜くことはありませんか?

朝食を抜くことは、単に栄養が不足するだけではありません。
睡眠中に消費したエネルギーを脳に補給しなければ、
仕事や勉強に集中できません。

朝ご飯を食べることで、体温も上がり、脳も活性化して、
やる気も出てきます。

大人も子どもも、しっかり朝食をとって、
1日のリズムをととのえましょう。

朝食の中身ですが、基本的には、
炭水化物、たんぱく質、脂質をバランスよく食べるの大切
なのでしょうが、毎日毎日のこと、細かく考えなくてもいいのでは…

和食なら、ご飯+お味噌汁など汁物。
あと、焼き魚などおかずが一品あれば、申し分ありません。

洋食なら、フレンチトーストはいかがでしょう。
食欲がない朝も、ついつい手がのびそうです。

005_

こちらは、卵の代わりに練りごまを使った
フレンチトーストです。

ふわっとごまの香ばしい風味の
しっとりしたフレンチトースト。
砂糖を入れていないので、
このように甘みにある一皿はもちろん、
ベーコンや目玉焼き、炒め野菜などを添えても
美味しいです。

是非作ってみてください。

◆ごま香るフレンチ・トースト
 
 【材料】(約4人分)
      フランスパン(バタールなど) 8切れ、
      牛乳200cc、 白練りごま 大さじ2
      くっきんぐせさみおいる 大さじ1~2
      お好みでバター少々、蜂蜜 適宜   
      バナナ2~4本、プルーン8個くらい
      
   
【作り方】
   1.白練りごまに牛乳を少しずつ混ぜていく。
     (混ざりにくい時は、牛乳を少し混ぜたところで
      電子レンジで10~20秒加熱する)
   2.フランスパンを1に浸ける。
     両面からよ~くしみこませる。
   3.フライパンにくっきんぐせさみおいるを入れて
     熱し、2を入れ、両面色よく焼く。
     バナナを縦二つに切り、横で焼く。
     お好みで仕上げにバター少々を入れて火を止める。
   4.お皿に載せて、蜂蜜をかけてどうぞ。

   ※ 1→2を前の晩にしておくと、よくしみこみ、朝、手早くできます。
     時間がないときは、フォークでパンを数か所、刺しておくと、
     はやくしみこみます。
   ※ 焼く油は、くっきんぐせさみおいるを使いましたが、
     ごま油で焼くと、さらにごまが香ります。
    

【今回使用したのはコチラ】

ねり白150
練りごま(白)


cooking sesami oil

くっきんぐせさみおいる

胡麻ごまグラノーラ・バー

ゴールデンウィークに突入しました。
今年のGWは、長い人で16連休!?などと聞きますが、
暦通りの人が大半ではないでしょうか。

飛び石連休で、5月2日(土)から6日(水)まで5連休。
後半のお天気がやや心配ですが、
今のところは、好天で初夏の陽気のお出かけ日和です。

ハイキング等行楽には、この前にご紹介した
「おにぎらず」をお弁当にもって行くのもいいですね。

今回は、戸外で、ちょっと甘味がほしいときなど、
手軽につまめて、エネルギーも補給できる
グラノーラ・バーをご紹介いたします。

いつの頃からか、グラノーラが注目されていて、
専門店もどんどん増えているそうです。
ここ数年の、「朝活ブーム」の影響もあってか、
朝食の大切さを見直す動きが活発になり、その流れで
グラノーラの人気も上昇しているよう。

グラノーラの ヘルシーで美味しく、手軽なところが
朝食には、うってつけなのでしょう。

グラノーラの主材料はオートミール、
あと、ナッツと油や蜂蜜などの甘味です。

オートミールとは、オーツ麦(えん麦)のことで、
食物繊維や、カルシウム、鉄など、ミネラル、ビタミンが豊富で、
とても栄養価が高い食材です。
吸水性が高いので、腹持ちがよくて、また、
よく噛むので、満腹感を得やすいところから、
ダイエットにも効果がある、と言われるよう。

手作りすると、
好きな甘さに加減にでき、
油分もナッツやごまも、
好みのもの、安心な材料で作れます。

固めて、バーにすると、携帯にも便利で食べやすいです。

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このグラノーラ・バーは、ごま油を使っています。
ごま油ラインナップの中、「くっきんぐせさみおいる」です。

「くっきんぐせさみおいる」は、焙煎臭のないごま油、
いわゆる、ごまの香りがない、あっさりした軽い風味です。
ほかの素材の微妙な香りや風味を生かした仕上がりになります。
手作りの素朴な美味しさです。

◆胡麻ごま・グラノーラバー
 
 【材料】(約4人分)
      オートミール100g、
      ナッツ 80g(ここでは、くるみ・かぼちゃの種 各25g、
             アーモンドスライス 30g)
      白炒りごま 大さじ3、

     A【米あめ(または 水あめ、蜂蜜)40g
        蜂蜜(または メープルシロップ、砂糖)30g
        くっきんぐせさみおいる 大さじ1.5】
 【準備】
     24×14cmのバット型 又は 18×18cmの焼型に
     オーブンペーパーをしいておく。
     型がなければ、オーブンの天板にオーブンペーパーを
     しいておく
【作り方】
   1.オートミールとナッツは170度のオーブンで10分くらい
     焼いておく。
   2.鍋にAを入れて、煮とかし、1とごまを入れて、
     まんべんなく混ぜながら2分ほど弱火にかける。
   3.型に入れて、上からかるく押して、平らにし、
     130度のオーブンで30分ほど焼く。
     (型がないときは、オーブンペーパーの上に広げて  
      平らになるよう押しながら形を整える)
   4.冷めないうちに切り分ける。
     (冷ましてから手でペキペキ割ると、ラフな仕上がりになります)

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   ※ ナッツは、ほかに、ピーナツ、ひまわりの種、松の実、
     ココナツなど、お好みのもので作ってください。
   ※ ごまは、黒でも、白黒混ぜても、お好みで。
   ※ シナモンやインスタントコーヒーを混ぜると、
    香りに変化がつきます。
   ※ ごま油の香りが大好きな方は、ふつうのごま油でお試し下さい。

【今回使用したのはコチラ】

cooking sesami oil

くっきんぐせさみおいる

いり黒
炒りごま(白)