4月、新年度が始まりました。
今週は、学校の入学式、というところが
多いのではないでしょうか。
かつては、入学式といえば、桜!
でしたが、近年、温暖化の影響か、
開花時期がどんどん早くなり、入学式まで待ってくれません。
今年は全国的に、3月の気温が高かったためか、
西日本、東日本ともに、桜の開花、満開がはやいようです。
散りゆく桜、葉桜の中の入学式が多く見られるかもしれませんね。
そして、早春に温暖な気候と雨に恵まれたおかげで、
今年は筍が豊作だそうです。
例年よりも早い時期に並ぶ筍、
4月がピークなので、これから、どんどん入手しやすくなるのでしょう。
春の味覚、筍。
筍の栄養、というと、少し前までは、食物繊維が多い、
というくらいにしか思われていませんでした。が、
近年、成分のアミノ酸「チロシン」がちょっと注目されています。
チロシンは、ゆでたときに節のすきまに見られる白いもろもろした
ものです。
決して捨てないでください…チロシンは、うま味成分です!
それだけではありません。
チロシンには、脳を活性化させる働きがあるので、
集中力や、やる気をアップさせる、と言われています。
お子さんも、学生さんも、大人も…頑張る人に、
どんどん食べてもらいたい食材ですね。
新年度を迎えて、入学のお祝いなどに、
旬の筍で おこわはいかがでしょう。
混ぜご飯風に、炊き上がったご飯だけのおこわに、
味をつけて炊いた具を混ぜ込むので、
水加減の失敗がなく作りやすいです。
具は、ごま油で炒めてから煮るので、コクがあって、
味が決まります!
筍をやや大き目に切ると、ダイナミックで、筍の美味しさが
際立ちますよ。そして、
土鍋で混ぜて、そのまま食卓に出すと、ご馳走感がアップして、
人の集まる場が華やかになります。
是非ぜひお試しください。
◆筍のおこわ
【材料】
もち米・うるち米 各1合、ゆで筍 300g、にんじん1/2本、
油揚 1枚、 干しいたけ2枚、 わかめ 少々
だし1カップ、 酒大さじ5、 みりん大さじ2、 砂糖 大さじ1/2
うす口醤油 大さじ2、 塩 少々、 ごま油 大さじ1.5
木の芽 適宜
【作り方】
1.筍は大ぶりに食べやすく切る。にんじん、油揚は短冊切りする。
干しいたけは戻して薄切りに。わかめはもどして食べやすく切る。
2.米は、やや少なめの水加減で炊く。
3.鍋にごま油を入れ、筍、にんじん、しいたけを軽く炒める。
だし、酒、みりん、砂糖を入れて5分ほど煮る。
4.うす口しょうゆと、塩を加えて、汁気が少なくなるまで煮る。
わかめを入れてさっと一煮して、火をとめる。
5.炊きあがったご飯に4を混ぜて、木の芽を添える。
※ お好みで、ふきやぜんまいなど山菜を入れても美味。
※ もち米、うるち米の割合はお好みで…。全部もち米にすると、
もっちもちのおこわになります。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油