春の和風石焼ビビンバ

4月半ばとなりました。
新年度、学校に通うお子さんや学生さんも、
社会人の大人の方々も、
それぞれに、初めての環境、初めての状況などなど
「初めて」のことがあるかと思います。

私事で恐縮ながら…
仕事環境では、とくに初めてのことがない私自身ですが、
この前、「初めて」ビビンバを食しました。

あまり外食をしないためもあってか
この年になるまで(約半世紀余り…(^_^; )
ビビンバを食べる機会がなかったのです。

初めていただき、これは美味しい~
どうして今まで食べなかったのだろう!?…とかるく後悔。
早速、家で再現してみました。

そもそも、ビビンバは韓国の混ぜご飯。
手軽にできる一般的な家庭料理だそうです。
いろいろな具、主に野菜がたっぷりのっているので
ヘルシーで、しかも一品で主菜になります。

細かいレシピはよくわかりませんが、食べた感想として
ごま香りが大きなポイントだと思い、
ごま油やいりごま、すりごまをたっぷり使ってみました。

あと、本場の味は、コチジャンの辛み、にんにくの風味が
効いているのかもしれませんが、
あえて使わず、ちょっと和風のビビンバを作ってみました。

ちなみに、初ビビンバは石焼、
ご飯のおこげが香ばしく、熱々でした。
香ばしくできて、熱いところを食べられそうなお鍋…!
土鍋で作ってみました。

底のご飯が香ばしく、どーんと見栄えもしました。

具は、春らしく、筍とわらび、春菊、それから
牛肉、にんじん、もやし…と定番のものです。

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春の山菜、わらびは、先がくるんと渦巻いた形が特徴。
万葉集にも登場する、日本では古くから食用として
親しまれていた山菜です。

今回は、ゆでてアク抜きをしましたが、
水煮のものを使うと手軽です。
(文末に、わらびのアク抜きを書いております)

筍、わらび、春菊が入ると、春の季節感たっぷりの
ビビンバになります。

そうそう、春菊は、ゆでる時間を短めに。
葉先の方は、ゆで時間10秒くらいだと、特有の苦みが
抑えられて、苦手な人でも大丈夫です。
さらにごま油で和えることで、ごま油の風味や香りが
春菊をコーティングして、春菊の美味しさを引き立てます。

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色とりどりで豪華に見えます。
見た目がカラフルだと、いろいろな栄養素がとれて、
自然とバランスのとれた食事になっているようです。

◆和風 石焼ビビンバ
 【材料】(約4人分)
  牛ひき肉 100g、 わらび・筍(茹でたもの) 各150g
  にんじん 小1本、 もやし 小1袋、 春菊 1把
  生姜 1かけ、 だし 100cc+100cc、 ごま油 約大さじ2
  金ごま油 約大さじ1、 (温泉)卵 4個、 ご飯 茶碗4~5杯分
  調味料【みりん・濃口醤油・うす口醤油・塩・砂糖・酢 各適宜】
  白炒りごま・白すりごま 各適宜

【作り方】
   1.わらびは食べやすい長さに切り、筍は千切りにする。
   2.もやしは根を取りゆで、にんじんは細切りにしてゆでる。
     春菊もさっとゆでて食べやすく切る。
   3.牛肉は、ごま油小さじ1、おろし生姜と一緒に炒め、濃口醤油と
     みりんで好みの味付けにし、汁気がなくなると火からおろす。
   4.わらび、筍は、それぞれ、ごま油大さじ1/2で炒め、だしを加えて
     5分程煮て、みりんとうす口醤油を加え、汁気がなくなるまで煮る。
   5.もやしは、酢、塩、砂糖、白すりごまで和える。にんじんと春菊は、
     それぞれ、ごま油少々、塩、砂糖、白すりごまで和える。
   6.土鍋の鍋肌全体にごま油大さじ1をぬり、火にかけ、炊きたての
     ご飯を入れる。3~5の具を上にのせて、3分程加熱し、真ん中に
     卵黄(または温泉卵)をのせる。
   7.全体に白炒りごまをふりかけ取り分けて、お好みで七味をかけて
     どうぞ。

   ※ 味付けはお好みで。炒めるのはふつうのごま油、和えるのは香り
     高い金ごま油にしています。

●わらびのアク抜き
   1.大きめの鍋にたっぷりの水を入れて火にかけ、沸騰させる。
   2.わらびの切り口に重曹を付けて(一束に小さじ1くらい)
     1の鍋に入れる。(わらびが全部浸かるようにする)
   3.再び沸騰すると、火を止めて、そのままおく。
   4.半日ほどおくと、水洗いして、水に漬けておく。

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油                                                                    


金ごま油290
金ごま油


いり白
炒りごま(白)

 
        

すり白
すりごま(白)