お盆明けの頃から、朝夕は少しずつしのぎやすくなってきました。
昨日は二十四節気の「処暑」(今年は8月23日)
処暑とは、暑さが峠を越え和らぐ頃とされておりますが、
日中はまだまだ厳しい暑さです。
夏の疲れがたまったり、急に夏バテの症状が出たり…
なと注意が必要な時期です。
心身を休息させる時間をちゃんととった
規則正しい生活を送り、そして、
栄養バランスのとれた夏バテしにくい食事をとりたいものです。
夏バテ防止に効果がある栄養素といえば、
まず、たんぱく質とビタミン。
効果的な食材といえば、豚肉!と緑黄色野菜です。
豚肉は、疲労回復のビタミンと言われるビタミンB1を、
ほかの肉類に比べて圧倒的に多く含み、
とりわけ、赤身のもも肉は、ビタミンB1もたんぱく質も豊富です。
きょうは、その豚肉と
緑黄色野菜の中からピーマンを使って、
夏バテ防止そして疲労回復効果の高い
「青椒肉絲」を作ってみました。
青椒肉絲(チンジャオロース)は、
中華でおなじみの、豚肉とピーマンの炒め物。
年中見かけるピーマンですが、夏が旬。
路地栽培で、夏の太陽をたっぷり浴びたたピーマンは
栄養満点。その上味もよくなり、値段も安く出回っています。
青椒肉絲の材料は、ピーマンと豚肉、
お財布にも、身体にも嬉しい素材です。
そして、
ちょっとしたコツで、美味しい青椒肉絲が作れます。
「絲」は、細切りのこと。
豚肉も、ピーマンも細切りにすることで、
口当たりがよく、味ののりもいいのです。
では、美味しく仕上がるコツです。
● ピーマンは、手で軽く押しつぶしてから、内側を上にして切ると、
包丁がすべらず、細切りしやすい。
● 豚肉は、少し固まる程度に冷凍させると切りやすい。
● 豚肉は、片栗粉で表面を覆うことで、旨みが逃げず、やわらかく仕上がる。
また、さらに油をからめることで、肉がかたまらずに炒められる。
● 合わせ調味料は、用意して混ぜておき、だんどりよく
炒め合わせていく。
それから、仕上げに金ごま油をたらし、すりごまを混ぜることで、
香りも風味もよく仕上がります。
たっぷりピーマンのレシピで作って、
元気に夏を乗り切ってください。
◆青椒肉絲
【材料】(約4人分)
ピーマン6個、豚(もも)肉(生姜焼き用) 150g
下味A【酒・しょうゆ各小さじ1、 こしょう少々 片栗粉 大さじ1/2
ごま油 小さじ1】
ごま油 大さじ1、長ねぎ 約10cm分、 生姜・にんにく 各1かけ
合わせ調味料B【酒 大さじ1、オイスターソース・醤油 各大さじ1/2
砂糖 小さじ1、こしょう少々】
金ごま油 小さじ1、 白すりごま大さじ2~3、
【作り方】
1.ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を取り、縦に細切りにする。
2.牛肉は約7mm幅の細切りにし、Aの酒、しょうゆ、こしょうを加えて
軽くもみこみ、さらに片栗粉を加えて全体に混ぜ、、それから
ごま油も全体にからめる。
3.Bの材料を混ぜておく。
4.フライパンにごま油大さじ1を入れ、フライパン全体になじますと
低温のうちに2をほぐしながら入れ、火を通す。(さわらない)
5.下の方が白っぽく火が通ると、長ねぎ、生姜、にんにくのみじん切りを
加えて、全体に混ぜながらパラッと炒める。
6.肉を端によせ、ピーマンを入れて強めの火で、ピーマンが緑鮮やかで
つややかで、しんなりとなるまで炒める。
7.Bをまわし入れてさっと炒め合め、後に金ごま油を鍋肌から加えて
火を止めて、さっと混ぜる。器に盛り、すりごまを散らす。
※ お好みでカラーピーマン(赤・オレンジ・黄など)を混ぜると、
カラフルです。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油