2015年を締めくくる「おにぎらず」

2015年も残りわずかとなりました。

様々なことがあった2015年、
食の世界でも、栄養面、流行や嗜好など多方面で
いろいろな献立、食材や調理法が話題になりました。

そして、今年の一番に選ばれたものは、
「おにぎらず」です。

(レシピ・サイト「クックパッド」が、食のトレンドとなったキーワードを
 選定する 「クックパッドアワード2015」で「おにぎらず」が大賞。
 また、 食をテーマに調査・研究を行う(株)ぐるなび総研が、
日本の世相を反映し象徴する『今年の一皿』に選定したのも
「おにぎらず」!
 両方で、今年の一番に選ばれました)

この「今日(京)のおばんざい、なぁに。」でも前にご紹介しました。
(こちら→2015年4月26日分
海苔の上にご飯、具、ご飯をのせて包んだ、
にぎらないおにぎり、半分に切ると断面がきれいに見えるところが、
今までのおにぎりと異なるところです。

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具はなんでもOK、半分に切ると中身がきれい…と言われていますが、
実際には、うまくできなかった…という声を聞くこともあります。

確かに、中に入れる具、ご飯の量、などで、仕上がりの状態や、
食べやすさが違ってきます。

今回は、食べやすくて、見栄えがする「おにぎらず」の作り方のコツを
ご紹介いたします。

まずは、食べやすさ。
ポロポロしてこぼれて食べにくい、と時々ききますが、
これは、具の種類と、ご飯の量と押し加減。

そぼろ状の具は避ける。
ご飯の量はやや多めに、そして
慣れない場合は、形作ってから海苔にのせると
きれいに仕上がります。

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こんなふうにラップで形作っておくと、
食べやすく、見た目もきれいにできます。
分量のめやすは1個に150gのご飯。(75g×2)
炒りごまを混ぜ込み、金ごま油を少々混ぜると、
風味と香りがよく、扱いやすくなります。

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ご飯の上に、牛肉のしぐれ煮。
全体にすきまなく、のせる。

その上に、暑さ8㎜位に焼いた卵焼き(ご飯より一回り小さい)
をのせ、その上に、菜の花をのせる。

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互い違いの方向にのせて、茎を垂直に切るようにする。
(切り口もきれいで、食べやすい)

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上にご飯をのせると、軽く押しながら、海苔でしっかり目に包み、
上から、お皿などで重しをして少しおいてから切る。

海苔巻と同様、水でぬらした包丁で切れば出来上がり~

切り口に、菜の花を挿しこむように入れると、きれいです。

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米離れが懸念されている近年、
日本のお米文化を推進する「おにぎらず」
今後も作り続けられる日本の食文化として定着するでしょう。

さて・・・
今年一年間、「今日(京)のおばんざい、なぁに。」を
お読みいただき、ありがとうございました。

来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2017年が佳き年となりますように。
皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

◆おにぎらず
【1個分の材料】 
    海苔 1枚、 ごはん 約150g、 
    白炒りごま 大さじ1、 金ごま油 少々
     
    具:●牛肉のしぐれ煮(など、そぼろ状でないもの。
       ほかに、缶詰のさんま蒲焼など)
       ● 卵焼き(または、しっかり焼いた目玉焼き。
        炒り卵は、ぱらぱらしてこぼれて食べにくい)
       ● 菜の花のゆでたもの(または、アスパラガス、
        三度豆など棒状の野菜)

【今回使用したのはコチラ】

いり白
炒りごま(白)


金ごま油290
金ごま油

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