いつの頃からか、作り置きや常備菜がちょっと注目されています。
起き抜けに、お弁当や朝ごはんを作るとき、作り置きのお惣菜や
サラダがあると、忙しい朝に助かります。
夜も、帰りが遅くなった時など、作り置きのものが
ひとつふたつあると、晩ごはん作りが手早くできて、
気持ち的にも、時間的にも楽になります。
とくに、不足になりがちな野菜で作った一品があると、
嬉しいものです。
私自身、出来立て、作り立てのものが好きで、
ピクルスや南蛮漬けなど時間をおいた方が味がなじんで
美味しくなるもの以外は、
作り置く、ということはあまりしなかったのです。が、
翌日からちょっと、バタバタと忙しくなりそう…という時に
作り置きおかずをいくつか作ってみました。
作ったものを、日をおいて、食べてみると、
作り置き、といえども、やはり、当日中(朝作っておいて晩に食べる)
の方が美味しいもの、1~2日は、味が変わらないもの、
4~5日大丈夫なもの…いろいろです。
せっかく作ったものは、美味しく無駄なく食べたいもの。
作り置きのときの注意点がいくつかあります。
● まずは、容器。
プラスチックやガラス、ステンレスなどいろいろありますが、
きれいに洗って(できれば最後に熱湯をかけて)完全に乾燥
したものを使うこと。保存する容器に雑菌が付いていたら、
すぐに味が落ちたり、だめになったりします。
● 煮物の場合は、汁気がほとんどなくなるまで火を通すこと。
やや味付けを濃い目にする方が保存には向きます。
(塩分が多い方がいたみにくい。)
● 梅干や酢、生姜、カレー粉やわさび、辛子など殺菌効果がある
スパイスなどを活用すること。風味もよくなります。
● 熱いうちに、蓋をしない。しっかり冷めてから蓋をして
冷蔵庫に保存すること。
● なるべく空気に触れないように密閉すること。
容器のわりに、中身が少ない時は、ラップをかけてから蓋をする
など、できるだけ空気に触れないようにしましょう。
● 忘れっぽい人は、作った日と中身をラベルに貼って、
冷蔵庫の中で忘れ去られないよう見える場所に保存すること。
冷蔵庫に入れてるからと過信せず、
味見チェックして、美味しいうちに食べきりましょう。
…
さて、きょうは、写真の中から、胡麻をつかった
ちょっと和風味のコールスローをご紹介いたします。
コールスローといえば、キャベツのせん切りをマヨネーズやドレッシングで
あえた洋食の付け合せです。
和え物は、野菜から水分が出るので、作り置きにはあまり向かないのですが、
このレシピは、水気をしっかり絞り、すりごま入りマヨネーズで和えているので、
すりごまが水分をすってくれて水っぽくならず、3~4日は美味しく
いただけます。
マヨネーズに、練りごまと醤油も加えてたちょっと和風の味付けが、
和食と相性がよく、またサンドイッチや、洋食の付け合わせにもよく合います。
おいしい春キャベツが出てくるこの季節に、ぜひお試しください。
◆ごま風味コールスロー
【材料】 キャベツ 6~7枚(約300g)、 にんじん 小1/2本(40~50g)
玉ねぎ 小1/4個(約30g)、 塩 小さじ1/2
A【マヨネーズ 大さじ3、白練りごま 小さじ1、 砂糖 小さじ1/2、
酢 大さじ1、 白すりごま 大さじ2~3、 うす口醤油 少々】
【作り方】1.キャベツは太めのせん切り、にんじんはせん切り、
玉ねぎは薄切りにして、塩をふりかけ、15分ほどおく。
水気をしっかりとしぼる。
2.Aを混ぜて、1をあえる。
※ マヨネーズ、酢など調味料の量は、お好みで加減してください。
【今回使用したのはコチラ】
すりごま(白)