ごま風味 だしじゃこのマリネ

五月も下旬となりました。
五月晴れを通りこして(?)、夏を思わす太陽が
燦々と輝く今日この頃です。

風薫る…、新緑が美しい…、青葉若葉…などと、
明るく爽やかなイメージの五月ですが、
五月病…という、マイナスイメージの言葉があるように、
五月は、心身の調子をくずしやすい時季でもあります。

新年度が四月から始まって、新しい職場、学校などに
なかなか馴染めないこともあるのでしょう。

環境や人間関係はなかなか変えられませんが、
「食」をちょっと見直すことは、心身の調子をととのえるのに、
なかなか効果的なようです。

ビタミン豊富な旬野菜、上質のタンパク質を含む豆類、
身体によさそうな食材は、いろいろあります。

中でも、だしじゃこは、注目すべき食材です。
「だしじゃこ」
ほかに呼び名は、煮干し、いりこ等、地方によってもいろいろ。
小魚を煮て乾燥させたもので、主にだしをとる材料として使わていて、
カタクチイワシ等イワシで作ったものが一般的です。

なにより、小魚 丸ごとなので、カルシウムがたっぷり摂れ、
ほかにも鉄分などミネラルを多彩に含み、栄養豊富です。

カルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなる上、
神経過敏になってイライラしがちになり、また
鉄分が不足すると、貧血になるだけでなく、
やる気や集中力が出ない、何となくだるい眠い…
といった症状が起こりがちです。

精神面の安定のために、だしじゃこはとても効果的です。
それだけでなく、骨粗鬆症や貧血の予防、肥満防止、美肌効果、
脳の活性化、生活習慣病の予防・・等など嬉しい効果がいろいろ!
是非積極的に摂りたいものです。

お味噌汁や煮物など、だしをとるのはもちろんですが、
野菜と合わせてマリネにしてみてはいかがでしょう。
噛むほどに味わいのあるだしじゃこと、甘酢っぱいマリネ液や野菜が
よく合い、味わい深いひと皿です。

野菜と一緒に食べることで、だしじゃこのカルシウムや鉄分が
身体に吸収されやすくなり、そして、
ごま油やすりごまを加えることでさらにカルシウムや鉄分を強化され、
美味しさも大きくアップ♪
是非おためしください。

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◆だしじゃこのマリネ
【材料】
   だしじゃこ 約30匹、 酒・薄力粉 少々、 ごま油 適宜
   長ねぎ 1本、 にんじん 小1本、
   A【酢・だし 各50cc、砂糖・醤油 各小さじ2、塩 少々、
     みりん小さじ1】
   すりごま 大さじ1~2、
   青味(ゆでたスナップえんどうや三度豆、水菜など)適宜
   
【作り方】
   1.だしじゃこの頭と内臓を取り除き、酒をふりかける。
   2.長ねぎは、少量を白髪ネギにし、残りは細切りにする。
     にんじんも細切りにする
   3.Aを鍋に入れて、さっとひと煮立ちさせ、2を入れて火を止める。
   4.フライパンに約1cm深さのごま油を入れて熱し、うすく薄力粉を
     まぶした1をさっと揚げ、3に浸す。
   5.器に盛り、上に白髪ネギを盛り、すりごまを散らす。

   ※ 4で30分程おくと、味がなじみます。
     4の状態で、2~3日冷蔵保存できます。

   ※ 揚げるかわりに、炒っても美味しいです。
     炒る場合は、マリネ液にごま油を足すと、コクのある味になります。

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油 
                  


すり白
すりごま(白)