一雨ごとに春めいてきている今日この頃です。
今は、七十二候では、桜始開(さくらはじめてひらく)
という時期です。
七十二候は、二十四節気を三つに分けたもの。
季節の移ろい、気候の変化を、動物や植物の様子が窺える
短い文で表現されています。
中には、ピンと来ないものもあるのですが、
今、春分の二つ目の候(今年は3月25日~29日)は、「桜始開」
文字通り、「桜の花が咲き始める」で
今の時季にぴったりです。
京都は、まだ、蕾が固いところが多いですが、
あちらこちらで、ちらほらと、桜の情報も耳にします。
桜は、春の象徴であり、日本をイメージする花です。
英語では、桜の花は「チェリー ブロッサム(cherry blossom)」ですが、
日本文化と関わりが深いので、”sakura”と呼ばれることも多いとか。
桜には、500種類以上品種があるそうですが、
まず思い浮かべるのは、満開の姿が幽玄なソメイヨシノ!
開花宣言の「桜」はソメイヨシノ、日本中に数多く植えられていますが、
そのほとんどがクローン―継ぎ木などで人工的に増やされたもの。
他にも、たおやかな枝垂れ桜。
華やかな八重桜。
花と葉が同時に見られる山桜…等など、
いろいろな桜がこれから楽しめます。
桜が、春を感じさせてくれるのは、視覚だけではなく、
嗅覚にも…。
桜の独特の香りは、桜餅など、桜スイーツに~
桜の葉も花も、そのままではほとんどにおいがないのですが、
塩漬けにすることで、あの特有の桜餅の香りが出るのです。
きょうは、桜の香りがほのかに漂う、クッキーをご紹介します。
バターではなく、くっきんぐセサミオイルを使っていますが、
隠し味に酒粕とすりごまを練りこんだ生地は、チーズのような風味。
コクのある味に 桜の風味が相まった、ヘルシーな和クッキーです。
ところどころ上にのせた桜の花が、春を感じさせてくれます。
是非お試しください。
◆ 桜とごまの春香るクッキー
【材料】(20~30個)
くっきんぐせさみおいる 30g(大さじ2+小さじ1)、
酒かす 50g、 豆乳(または牛乳) 約大さじ2、
白すりごま 大さじ2、 砂糖 大さじ2~4
桜の花の塩漬け 約10g、 薄力粉 150g、
【作り方】
1.桜の花の塩漬けは、よく洗って軽く塩抜きし、
飾り用にいくつか残し、残りを細かく刻んでおく。
2.酒かすを小さくちぎってボウルに入れて、豆乳を
少しずつ加えて混ぜる。
(混ざりにくいときは、30秒ほど電子レンジ加熱する)
3.2を菜箸でよく混ぜ、砂糖、白すりごま、1の刻んだ桜花、
くっきんぐおいるを少しずつ加え、よく混ぜる。
4.ふるった粉を3に加えて、練らないように、さっくりとよく混ぜ、
ポリ袋に入れて5㎜くらいの厚さにのばし、ところどころ
フォークでつつく。
5.3~4cm角に切り、あるいは型で抜いたりして、
150℃に熱したオーブンで20分ほど焼く。
※ 豆乳の量は、酒かすのかたさによって加減する。
※ 砂糖の量は、控えめにするとチーズやサラダと一緒に、また
多めにすると、おやつになります。お好みでどうぞ~。
【今回使用したのはコチラ】
くっきんぐせさみおいる