きょう3月5日は、冬ごもりしていた虫が這い出るとされる
二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。
京都では、昨日今日と暖かく、明るい日差しに
春の到来が感じられます。
気温も4月上旬なみに急上昇していて、
虫が出てくる(?)とともに、
道行く人も、分厚いコートを脱いで軽装。
早咲きの桜も花開き、春の気分です。
そして、こちらは
「春の使者」とも呼ばれる…
…ふきのとうです。
「蕗の薹」…春の到来を一番感じさせてくれる山菜の一つ。
あの細長くほろ苦い野菜、ふき(蕗)の地下茎から出てくる
花のつぼみ であるふきのとうです。
春一番にいっせいに芽を吹き出し、
その独特の風味とほろ苦さが魅力の山菜。
ちなみに、その苦み成分には、新陳代謝の促進、肝機能の強化
発ガン物質の抑制などの効果があるそうです。
そして、特有の香りの成分には健胃効果があるとか。
ふきのとう以外にも、早春の山菜はほろ苦いものが色いろあります。
たらの芽、せり、わらび、うど、こごみ…等など
寒い冬の間に代謝も落ちて、老廃物が貯まりがちな身体の
新陳代謝を促し、活性化してくれる働き。
早春の山菜・野菜は、厳しい冬から春を迎える人間や動物を
健やかにしてくれる…自然の力は偉大です。
さて、きょうは、蕗の薹を使って、
ほろ苦さに春を感じる、レシピというには
あまりに簡単な一品をご紹介いたします。
「蕗の薹のセサミオイル漬け」
オイル漬けにすると、蕗の薹の苦みが緩和されます。
特有の風味を楽しみ味わいたいときは、くっきんぐせさみおいるを、
風味も緩和したいときは、金ごま油で作ってみてください。
写真のように、クラッカーと、あるいはフランスパンなどと
合わせるのも美味しいです。
クリームチーズなどチーズとの相性もいいです。
また、ご飯にのせて、お醤油をたらしていただくもよし。
また、パスタにしても・・・♪
◆ 蕗の薹のセサミオイル漬け
【材料】
ふきのとう 約8個(いくつでもOK)
塩 少々
ごま油(くっきんぐせさみおいる)適宜
【作り方】
1.ふきのとうは、外側の変色した皮や汚れなどを取り除き、
サッと水洗いして水気を拭き取る。
2.たっぷりめの塩を入れた熱湯で1分ほどゆでる。
3.すぐ氷水にとり、しっかり水分をしぼり、ザクザク切る。
4.塩をふり、ごま油をまぶすようにかける。
※ ふきのとうの風味や香りを味わいたいときはくっきんぐせさみおいるを。
特有の風味を少し和らげたいときには、ふつうの白ごま油、あるいは、
金ごま油をつかってみてください。
※2~3日で消費できないくらいの量のときは、 瓶に入れてオイルに
漬かる状態にして保存。
【今回使用したのはコチラ】
お好みのオイルで作ってみてください。
くっきんぐせさみおいる