台風21号が近づいてきて、悪天候です。
10月22日は、京都の三大祭の一つ、時代祭なのですが、
今年は中止になりました。天候理由による中止は初めて。
台風の被害がないことを祈るばかりです。
10月に入って
から、夏が戻ってきたかのような暑い日になったかと思うと冷え込んできて、長雨日々、大型台風の上陸…と
不順な時候がつづきます。
そんな中、今日10月23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。
霜降は、露が冷気によって霜となり、草木に降り始めるころのこと。
朝晩冷え込むようになり、日が落ちるのがはやくなり、
そして、木々が紅葉し始める…秋の深まりが実感できます。
このころから、ぼちぼちと冬支度。
暖房器具を準備し、暖かい衣類を用意する時季です。
そして、食卓にも温かな献立がうれしいころ。
秋の食材や、身体を温める野菜などを使って、
身も心もほっこりあたたかくなる料理が喜ばれます。
きょうは、これから旬を迎える長芋を使った
あたたかい汁物をご紹介いたします。
年中見かける長芋ですが、旬はこれから11月12月ころ。
秋掘りの長芋は、みずみずしくて皮がうすく美味です。
栄養的には、ミネラル豊富で、消化を助けることは よく知られていますが、近年、長芋に含まれるたんぱく質成分に、インフルエンザを予防する効果があることがわかったそうです。
そんな滋養ある長芋のすりおろしを混ぜた豆乳汁を作ってみました。
長芋をすりおろして入れると、やさしいとろみがついて
冷めにくいのです。
練りごまを加えることで、風味がよくなり、味に深みが出ます。
具は、シンプルにわかめだけ。
彩りに食感のいい紅葉の生麩を入れましたが、
普通の麩でも美味しいです。
◆ 豆乳とろろ汁~ごま風味
【材料】 (約2人分)
・豆乳 300cc
・長芋 約40g(細め5cmくらい)
・白練りごま 大さじ1
・酒、みりん 各大さじ1
・だし(濃い目) 大さじ3
・塩、うす口醤油 各少々
・わかめ 20g(戻して食べやすく切る、または乾燥を少々)
・生麩 2切れ
【作り方】
1.白ねりごまを酒、みりん、だしでときのばし、弱火にかける。
2.豆乳、すりおろした長芋、わかめを加えて煮立つ直前に
塩、うす口醤油で味をととのえる。生麩を入れて火を止め
お椀によそう。
※ 長芋の種類によって、とろみが異なるので、お好みで量を
加減してください。
※ 豆乳を入れて沸騰させると、分離したようになるので、
弱火でゆっくり加熱して沸騰する前に火を止めます。