胡麻ごまグラノーラ・バー

ゴールデンウィークに突入しました。
今年のGWは、長い人で16連休!?などと聞きますが、
暦通りの人が大半ではないでしょうか。

飛び石連休で、5月2日(土)から6日(水)まで5連休。
後半のお天気がやや心配ですが、
今のところは、好天で初夏の陽気のお出かけ日和です。

ハイキング等行楽には、この前にご紹介した
「おにぎらず」をお弁当にもって行くのもいいですね。

今回は、戸外で、ちょっと甘味がほしいときなど、
手軽につまめて、エネルギーも補給できる
グラノーラ・バーをご紹介いたします。

いつの頃からか、グラノーラが注目されていて、
専門店もどんどん増えているそうです。
ここ数年の、「朝活ブーム」の影響もあってか、
朝食の大切さを見直す動きが活発になり、その流れで
グラノーラの人気も上昇しているよう。

グラノーラの ヘルシーで美味しく、手軽なところが
朝食には、うってつけなのでしょう。

グラノーラの主材料はオートミール、
あと、ナッツと油や蜂蜜などの甘味です。

オートミールとは、オーツ麦(えん麦)のことで、
食物繊維や、カルシウム、鉄など、ミネラル、ビタミンが豊富で、
とても栄養価が高い食材です。
吸水性が高いので、腹持ちがよくて、また、
よく噛むので、満腹感を得やすいところから、
ダイエットにも効果がある、と言われるよう。

手作りすると、
好きな甘さに加減にでき、
油分もナッツやごまも、
好みのもの、安心な材料で作れます。

固めて、バーにすると、携帯にも便利で食べやすいです。

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このグラノーラ・バーは、ごま油を使っています。
ごま油ラインナップの中、「くっきんぐせさみおいる」です。

「くっきんぐせさみおいる」は、焙煎臭のないごま油、
いわゆる、ごまの香りがない、あっさりした軽い風味です。
ほかの素材の微妙な香りや風味を生かした仕上がりになります。
手作りの素朴な美味しさです。

◆胡麻ごま・グラノーラバー
 
 【材料】(約4人分)
      オートミール100g、
      ナッツ 80g(ここでは、くるみ・かぼちゃの種 各25g、
             アーモンドスライス 30g)
      白炒りごま 大さじ3、

     A【米あめ(または 水あめ、蜂蜜)40g
        蜂蜜(または メープルシロップ、砂糖)30g
        くっきんぐせさみおいる 大さじ1.5】
 【準備】
     24×14cmのバット型 又は 18×18cmの焼型に
     オーブンペーパーをしいておく。
     型がなければ、オーブンの天板にオーブンペーパーを
     しいておく
【作り方】
   1.オートミールとナッツは170度のオーブンで10分くらい
     焼いておく。
   2.鍋にAを入れて、煮とかし、1とごまを入れて、
     まんべんなく混ぜながら2分ほど弱火にかける。
   3.型に入れて、上からかるく押して、平らにし、
     130度のオーブンで30分ほど焼く。
     (型がないときは、オーブンペーパーの上に広げて  
      平らになるよう押しながら形を整える)
   4.冷めないうちに切り分ける。
     (冷ましてから手でペキペキ割ると、ラフな仕上がりになります)

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   ※ ナッツは、ほかに、ピーナツ、ひまわりの種、松の実、
     ココナツなど、お好みのもので作ってください。
   ※ ごまは、黒でも、白黒混ぜても、お好みで。
   ※ シナモンやインスタントコーヒーを混ぜると、
    香りに変化がつきます。
   ※ ごま油の香りが大好きな方は、ふつうのごま油でお試し下さい。

【今回使用したのはコチラ】

cooking sesami oil

くっきんぐせさみおいる

いり黒
炒りごま(白)

おにぎらず~行楽シーズンに~

四月に入って、雨の多い不安定な天候が
続いていましたが、ようやく下旬になって
好天に恵まれるようになってきました。

新緑の美しい、爽やかな季節、
行楽シーズンの到来です。

お弁当もちでのお出かけするのもいいですね。
戸外、自然の中で、家族や仲間と一緒に食べるお弁当は、
美味しさもひときわです。

ただ、お弁当を作る…となると、億劫になったり、面倒に思ったり、
お弁当用の食材が気になったり…という方もいらっしゃるでしょう。

そんなお弁当作りに関するお悩みを解消(軽減)するのが
「おにぎらず」です。

いつのころからか、話題となっている「おにぎらず」
ご存知の方も多いかと思いますが、
にぎらないおにぎり、正確にいうと、
具をはさんでご飯を海苔で包んだものです。

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ご飯とおかずを兼ねていて、
おにぎりでは難しいような 多めの具や、大きめの具でもOKで、
作るときに直接手に触れないので衛生的かつ、
簡単に作れて、
食べやすくて、お箸なしで大丈夫…

…このあたりが人気の秘密でしょうか。

あと、半分に切ると、華やかで見栄えがします。
(切らないままだと、もち運びしやすいです)

では、作り方ですが、全型の海苔(太巻き用海苔)と
その半分の大きさの半切りの海苔(手巻き用)の2種、
ご紹介いたします。

◆おにぎらず
【全型海苔】
(多いめのご飯で、大きな具、又、具をたくさん入れたいときに向いています)
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1.海苔の上にご飯を四角く広げ、その上に具をのせる。
2.具の上にご飯を広げて、海苔で包み、四角く形を整える。
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【半切り海苔】
(コンパクトに作りたいときはこちら。容器に詰めやすく、
切りやすいです)
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1.ラップの上に海苔を置いて、全体にご飯を広げる
 (周りは少しあけておく)
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2.半分に具を広げるようにのせる。
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3.具がのっていないほうから二つ折りにし、ラップ
の上から四角く形をととのえる。
  

※ どちらも、少し時間をおいて、海苔がなじんでから切る。
※ きれいに切るコツ
 ペーパータオル(または布巾)を水で濡らしてしぼったもので
 切るたびに包丁をふく。

今回は、具を、緑(ピーマン)、赤(にんじん)、黄(卵)の3色で
彩りよくつくってみました。

だいたい、お弁当には、白、黒(茶)、緑、赤、黄の
5色を入れると、見た目の彩りが良いだけでなく、
バランスよく栄養が取れることにつながります。

白と黒は、ご飯と海苔の色なので、残りの三色、
緑と赤と黄色の入った具をはさむと見た目も栄養的にも
よくなるわけです。

■黄
卵焼き…ごま油で、しっかり目の味付けで焼きました。
      ごま油の風味で、冷めても美味しいです。

・ほかには、目玉焼き、スクランブルエッグなど、
 チーズを一緒に焼くのも美味しい。
すぐに食べないときは、しっかり火を通して、冷ましてから包む。

■赤
にんじんのきんぴら…にんじんの細切りを、ごま油で炒め、
      みりん、塩、うす口醤油で調味し、(白)炒りごまを混ぜる。
      一緒に、油揚げ、明太子などを煮ても美味しいです。
      しっかり火を通して水分をとばす。

・ほかには、赤ピーマン+アルファのきんぴら等

■緑
ピーマンとじゃこの炒め煮…細切りのピーマンとじゃこを
       ごま油で炒めて、みりん、塩で調味し、(黒)炒りごま
       を混ぜる。じゃこのかわりに、牛肉や豚肉の細切れ、
       ベーコン等も…
       肉類の場合は、しっかり火を通して、水分をとばす。

■あと、色にこだわらず、煮物や、焼き物、揚げ物など、
 お好みのもので作ってみてください。

■ 水分が出そうなときは、削り節、とろろ昆布を
 ご飯の上にのせる。
 (ただ、汁気の多いものは不向きです)

三角に切って、サンドイッチ風にするのも~
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※ これから、蒸し暑くなってくるので、
 すぐに食べないときは、お弁当と同じ。
  しっかり火を通して、冷ましてから持ち運ぶように
 衛生面にご注意ください。  
      

春の和風石焼ビビンバ

4月半ばとなりました。
新年度、学校に通うお子さんや学生さんも、
社会人の大人の方々も、
それぞれに、初めての環境、初めての状況などなど
「初めて」のことがあるかと思います。

私事で恐縮ながら…
仕事環境では、とくに初めてのことがない私自身ですが、
この前、「初めて」ビビンバを食しました。

あまり外食をしないためもあってか
この年になるまで(約半世紀余り…(^_^; )
ビビンバを食べる機会がなかったのです。

初めていただき、これは美味しい~
どうして今まで食べなかったのだろう!?…とかるく後悔。
早速、家で再現してみました。

そもそも、ビビンバは韓国の混ぜご飯。
手軽にできる一般的な家庭料理だそうです。
いろいろな具、主に野菜がたっぷりのっているので
ヘルシーで、しかも一品で主菜になります。

細かいレシピはよくわかりませんが、食べた感想として
ごま香りが大きなポイントだと思い、
ごま油やいりごま、すりごまをたっぷり使ってみました。

あと、本場の味は、コチジャンの辛み、にんにくの風味が
効いているのかもしれませんが、
あえて使わず、ちょっと和風のビビンバを作ってみました。

ちなみに、初ビビンバは石焼、
ご飯のおこげが香ばしく、熱々でした。
香ばしくできて、熱いところを食べられそうなお鍋…!
土鍋で作ってみました。

底のご飯が香ばしく、どーんと見栄えもしました。

具は、春らしく、筍とわらび、春菊、それから
牛肉、にんじん、もやし…と定番のものです。

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春の山菜、わらびは、先がくるんと渦巻いた形が特徴。
万葉集にも登場する、日本では古くから食用として
親しまれていた山菜です。

今回は、ゆでてアク抜きをしましたが、
水煮のものを使うと手軽です。
(文末に、わらびのアク抜きを書いております)

筍、わらび、春菊が入ると、春の季節感たっぷりの
ビビンバになります。

そうそう、春菊は、ゆでる時間を短めに。
葉先の方は、ゆで時間10秒くらいだと、特有の苦みが
抑えられて、苦手な人でも大丈夫です。
さらにごま油で和えることで、ごま油の風味や香りが
春菊をコーティングして、春菊の美味しさを引き立てます。

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色とりどりで豪華に見えます。
見た目がカラフルだと、いろいろな栄養素がとれて、
自然とバランスのとれた食事になっているようです。

◆和風 石焼ビビンバ
 【材料】(約4人分)
  牛ひき肉 100g、 わらび・筍(茹でたもの) 各150g
  にんじん 小1本、 もやし 小1袋、 春菊 1把
  生姜 1かけ、 だし 100cc+100cc、 ごま油 約大さじ2
  金ごま油 約大さじ1、 (温泉)卵 4個、 ご飯 茶碗4~5杯分
  調味料【みりん・濃口醤油・うす口醤油・塩・砂糖・酢 各適宜】
  白炒りごま・白すりごま 各適宜

【作り方】
   1.わらびは食べやすい長さに切り、筍は千切りにする。
   2.もやしは根を取りゆで、にんじんは細切りにしてゆでる。
     春菊もさっとゆでて食べやすく切る。
   3.牛肉は、ごま油小さじ1、おろし生姜と一緒に炒め、濃口醤油と
     みりんで好みの味付けにし、汁気がなくなると火からおろす。
   4.わらび、筍は、それぞれ、ごま油大さじ1/2で炒め、だしを加えて
     5分程煮て、みりんとうす口醤油を加え、汁気がなくなるまで煮る。
   5.もやしは、酢、塩、砂糖、白すりごまで和える。にんじんと春菊は、
     それぞれ、ごま油少々、塩、砂糖、白すりごまで和える。
   6.土鍋の鍋肌全体にごま油大さじ1をぬり、火にかけ、炊きたての
     ご飯を入れる。3~5の具を上にのせて、3分程加熱し、真ん中に
     卵黄(または温泉卵)をのせる。
   7.全体に白炒りごまをふりかけ取り分けて、お好みで七味をかけて
     どうぞ。

   ※ 味付けはお好みで。炒めるのはふつうのごま油、和えるのは香り
     高い金ごま油にしています。

●わらびのアク抜き
   1.大きめの鍋にたっぷりの水を入れて火にかけ、沸騰させる。
   2.わらびの切り口に重曹を付けて(一束に小さじ1くらい)
     1の鍋に入れる。(わらびが全部浸かるようにする)
   3.再び沸騰すると、火を止めて、そのままおく。
   4.半日ほどおくと、水洗いして、水に漬けておく。

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油                                                                    


金ごま油290
金ごま油


いり白
炒りごま(白)

 
        

すり白
すりごま(白)

筍のおこわ

4月、新年度が始まりました。
今週は、学校の入学式、というところが
多いのではないでしょうか。

かつては、入学式といえば、桜!
でしたが、近年、温暖化の影響か、
開花時期がどんどん早くなり、入学式まで待ってくれません。

今年は全国的に、3月の気温が高かったためか、
西日本、東日本ともに、桜の開花、満開がはやいようです。

散りゆく桜、葉桜の中の入学式が多く見られるかもしれませんね。

そして、早春に温暖な気候と雨に恵まれたおかげで、
今年は筍が豊作だそうです。

例年よりも早い時期に並ぶ筍、
4月がピークなので、これから、どんどん入手しやすくなるのでしょう。

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春の味覚、筍。
筍の栄養、というと、少し前までは、食物繊維が多い、
というくらいにしか思われていませんでした。が、
近年、成分のアミノ酸「チロシン」がちょっと注目されています。

チロシンは、ゆでたときに節のすきまに見られる白いもろもろした
ものです。
決して捨てないでください…チロシンは、うま味成分です!

それだけではありません。
チロシンには、脳を活性化させる働きがあるので、
集中力や、やる気をアップさせる、と言われています。

お子さんも、学生さんも、大人も…頑張る人に、
どんどん食べてもらいたい食材ですね。

新年度を迎えて、入学のお祝いなどに、
旬の筍で おこわはいかがでしょう。

混ぜご飯風に、炊き上がったご飯だけのおこわに、
味をつけて炊いた具を混ぜ込むので、
水加減の失敗がなく作りやすいです。
具は、ごま油で炒めてから煮るので、コクがあって、
味が決まります!

筍をやや大き目に切ると、ダイナミックで、筍の美味しさが
際立ちますよ。そして、
土鍋で混ぜて、そのまま食卓に出すと、ご馳走感がアップして、
人の集まる場が華やかになります。

是非ぜひお試しください。

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◆筍のおこわ
 【材料】
  もち米・うるち米 各1合、ゆで筍 300g、にんじん1/2本、
  油揚 1枚、 干しいたけ2枚、 わかめ 少々
  だし1カップ、 酒大さじ5、 みりん大さじ2、 砂糖 大さじ1/2
うす口醤油 大さじ2、 塩 少々、 ごま油 大さじ1.5
  木の芽 適宜  
【作り方】
   1.筍は大ぶりに食べやすく切る。にんじん、油揚は短冊切りする。
     干しいたけは戻して薄切りに。わかめはもどして食べやすく切る。
   2.米は、やや少なめの水加減で炊く。
   3.鍋にごま油を入れ、筍、にんじん、しいたけを軽く炒める。
     だし、酒、みりん、砂糖を入れて5分ほど煮る。
   4.うす口しょうゆと、塩を加えて、汁気が少なくなるまで煮る。
     わかめを入れてさっと一煮して、火をとめる。
   5.炊きあがったご飯に4を混ぜて、木の芽を添える。

   ※ お好みで、ふきやぜんまいなど山菜を入れても美味。
   ※ もち米、うるち米の割合はお好みで…。全部もち米にすると、
     もっちもちのおこわになります。

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油