おばんざい風グラタン~木枯らし吹く夜に

昨日11月7日は、二十四節気の立冬。
立冬は、毎年11月7日か8日かどちらかに当たります。

立冬とは…冬の始まり、暦の上ではこの日から冬!です。
とはいえ、京都の日中はまだ秋らしい気配が漂い、
紅葉の見頃さえもうしばらく先なのですが。。。

立冬の「立」には新しい季節になるという意味があり、
立春、立夏、立秋とともに、季節の大きな節目です。 

ただ、二十四節気の中では、夏至や冬至ほど有名ではなく、
立冬が過ぎたことも気がつかないまま…ということもありがちですが、
ちょっと改まった手紙を書くとき、書き出しに
季節の挨拶として「立冬の候」と使うことができます。

さておき、
ここ数日、日が暮れるのが急に早く感じられ、
日中の陽射しも弱くなってきて、
そのせいで気温が下がるのも早くなるからか、
夕暮れどきからひえびえと寒さを感じるようになってきました。
北海道からは雪の便りも届いています。

ちょっと寒くなってきた夜は
暖かい献立がほしくなります。
木枯らし吹く夜、グラタンはいかがでしょう。
(木枯らし…とは、立冬のころに吹く木の葉を吹き散らすような冷たい北風)

今回 ご紹介するグラタンは、
ホワイトソースではなく、手軽な豆腐クリーム。
豆腐クリームは、お豆腐をなめらかによく混ぜただけのもの。
ヘルシーで低カロリー、グラタンのソースとして使うと
とてもライトな食べ心地です。

お豆腐だけでは、味がうすく、またお豆腐特有のにおいもあるので、
調味料も加えます。

味を付ける、塩、うす口醤油 少々、
コクを出す、白練りごま、
濃度を調節する豆乳(または牛乳や水…だしを使うとさらに美味しいです)。

あとは、お好みで、こしょうやカレー粉ほか香辛料を加えると、
スパイシーになったり、エスニックになったり…
今回は、ちょっと和風感覚で、白味噌を加えてみました。

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お豆腐は、木綿でも絹ごしでもどちらでもいいですが、
泡立て器で(手で)混ぜるだけなら、絹ごしの方がなめらかに仕上がります。

具は、おばんざいを意識して、れんこんなど根菜の煮物や、
かぼちゃの煮物など、残り物をリメイクしたものです。

残り物がなければ、根菜を食べやすい大きさに切って、さっと電子レンジ加熱
したり、炒めたりして、少しやわらかくしてください。
タラや鮭などの切り身魚、鶏肉やベーコンを入れると、ボリュームアップします。

gratin

◆ おばんざい風グラタン~豆腐ごまクリームで~
【材料】(約4人分)
   豆腐 200g(1/2丁)、 白練りごま 大さじ1、
    塩・うす口醤油 各少々、 (あれば)白みそ 大さじ1、 
    れんこん、ごぼう、にんじんの煮物・かぼちゃの煮物 各適宜
    溶けるチーズ(ピザチーズ、パルメザンチーズなど) 50~80g

【作り方】 
  1.ボールに白練りごまを入れて、泡立て器でまぜ、豆腐を少しずつ
    加えながら、混ぜていく。
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※ 豆腐を混ぜてから、練りごまを加えると、混ざりにくい。
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  なめらかに混ざると、塩、醤油、白みそを加えて味を調える。
  
   2.耐熱皿にうすくくっきんぐせさみおいるを塗り、煮物を入れて、
上から1を全体にかけかるく混ぜ、上にチーズを散らして
    オーブントースターやグリルで、こんがり焦げ目がつくまで
    焼き上げる。
  
  ※ 具は、ほかに、ゆでたじゃが芋、ブロッコリーやほうれんそうなど、
    野菜だけのときは、さっと炒めて使うと、味に深みが出ます。   
   
  ※ 粉チーズと一緒に、ゴマプードルをかけても…

【今回使用したのはコチラ】

cooking sesami oil

くっきんぐせさみおいる


ねり白150
練りごま(白)

ゴマプードル

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