いつのまにか、六月… はやいものです。
きょうは、九州南部と 山口県を含む九州北部で梅雨入りが
発表されたようです。
これから中国・四国、関西…と引き続いて梅雨に入り、
あちこちで、雨や曇りの日が増えてくるのでしょう。
さて「梅雨」はなぜ「梅の雨」なのでしょう?
その語源には、諸説ありますが、
梅雨の雨は 梅にとって恵みの雨。梅の実が熟す頃の雨…
であるから、とも言われています。
梅仕事…梅酒や梅シロップ、梅干し等を仕込む時季でもあります。
そして きょう…六月六日は「梅の日」です。
室町時代、1545年(天文14年)の4月17日(新暦では現在の6月6日)、
京都の賀茂神社の例祭で後奈良天皇が神事の際に梅を献上された
という故事にちなむそうです。
なんでも、晴れた日が続いて田植えができず、人々が困っていた時に、
後奈良天皇が、神のお告げで、賀茂別雷神社に梅を奉納したところ、
たちどころに恵みの雨が降り、五穀豊穣をもたらした、
と言い伝えられています。
今でも京都の上賀茂神社では、この日に「梅献上奉告祭」という、
新梅を献じ、安泰と梅の豊作を祈願する祭典が行われています。
さて、その梅干しですが、
「医者いらず」と言われるほど薬効のある食べ物です。
その殺菌、防腐作用は、食中毒を防ぐ効能があるので、
この時季のお弁当にはかかせません。
ほかにも、成人病予防効果が期待できる抗酸化作用、
クエン酸による疲労回復効果。整腸作用、カルシウム吸収促進 等
身体によい作用がいろいろ。
そんな健康効果のある梅干しと
小さな粒に健康パワーがギュギュッと詰まっている「ごま」
をベースに、ふりかけを2種作ってみました。
白ごまふりかけには、梅干し、ちりめんじゃこと白ごま、
黒ごまふりかけには、梅干し、海苔、削りかつおと黒ごま、
どちらも、とても簡単で素朴な美味しさのふりかけです。
自家製は、安心安全で、また、味や塩分を好みに調節できるのが
うれしいところ。
ごはんのお供に、おにぎりに、パスタや焼き飯に、野菜の胡麻和えに、
冷蔵庫に常備しておくと重宝します!
是非お試し下さい。
◆ ごま梅ふりかけ
【材料】(作りやすい分量)
A 白ごま梅ふりかけ
白炒りごま 大さじ3、白すりごま大さじ1、梅干(大)1個、
ちりめんじゃこ 10g、塩 少々
B 黒ごま梅ふりかけ
黒炒りごま 大さじ3、黒すりごま大さじ1、
梅干(大) 1個(梅干漬けのしそも)、海苔 1/2枚、 塩 少々
【作り方】
1.小皿に梅干しを入れ、ラップなしで電子レンジで加熱する。
(1個につき、約1分。梅干しの水分によって調節。からっと
乾燥させる方が、日持ちがよい)細かく刻む。
2. フライパンでちりめんじゃこを乾煎りし、Aの他の材料を全て
混ぜて、弱火でざざっと混ぜる。
3.海苔を細かくちぎり、フライパンでBの材料を全部入れて
弱火で焦がさないように、さっと加熱する。
※ 分量は目安ですので、お好みで加減してください。
※ 冷めると、保存容器に入れ、冷蔵庫で保存。
ジップロックに入れて冷凍すると更に日持ちがよい。
【今回使用したのはコチラ】
すりごま(白)