春のお彼岸となりました。
今年の春分の日 3月21日が、春彼岸の中日。
その前後3日間ずつを合わせた7日間、
今年は、3月18日から24日までが 春彼岸です。
お彼岸といえば、お墓参り。
おうちの仏壇をきれいに掃除して、花を飾ります。
極楽浄土が真西にあるとされていることから、
太陽が真西に沈む春分の日が ご先祖を供養する日になったようです。
そして、お彼岸には、ぼた餅をお供えします。
ぼた餅といえば、イコールおはぎで、呼び名が異なるだけなのか?
ときどき話題にのぼります。
いろいろな説があり、
ぼた餅(牡丹餅)は、牡丹の花の時季である春彼岸、
おはぎ(お萩)は、萩の花咲く時季である秋彼岸…という説。
ぼた餅はこしあん、
おはぎは粒あん…という説。
この説は、ちゃんと意味があって、
春は小豆の収穫から日が経ち 皮が固くなっているのでこしあんに。
一方、秋は小豆が収穫したてなので、皮ごと使った粒あんにする…。
あるいは、
牡丹の花のような大きめのものがぼたもち。
萩の花のような小ぶりのものがぼたもち。
等など。。。
諸説は置いておくとして、春は種蒔き、秋は収穫、に結びつき、
自然への感謝や祈りが、ご先祖様への感謝の気持ちにつながる
ようになった 大切な行事がお彼岸だと思います。
今年は、手作りのぼたもちを作って、お供えしてみませんか。
あんの種類や大きさにこだわらず、
手作りならではの自由な味を楽しみましょう。
きょうは、
あん(が外側)の方には、ご飯に香りのいい白炒りごまを混ぜ、
きなこ(が外側)の方には、あんに黒すりごまを混ぜ、
きなこにも白すりごまをしのばせました。
どちらも香ばしい風味のぼたもち。
あと、ご家族のお好みで粒あん、こしあん、
また、きなこの代わりに青海苔など
お好みの味を作ってみてください。
出来たてのおはぎは、ほのかに温かさも残っていて
ふっくらした食感で、ほっとする美味しさです。
◆ぼた餅
【材料】(大きめ約8個分)(あんときなこ4個ずつ)
もち米 1.5合
うるち米 0.5合
塩 少々
(粒)あん 約400g
A(あん)【白炒りごま 大さじ2】
B(きなこ)【黒すりごま 大さじ2
b[きなこ 大さじ4+白すりごま・砂糖 各大さじ1+塩 少々]】
【作り方】
1.お米は洗ってザルにあげ約60分水に浸け 炊飯器で炊く。10分ほど蒸らして塩を全体にふり入れ、すりこぎや麺棒でかるくつぶす。
2.1を3:2くらいに分け、少ない方に白炒りごまを混ぜる。それぞれ4個ずつ分けて丸めておく。(少なめの白炒りごま入りが あん(A)の方、多めのものが きなこ(B)の方)
3.あんも3:2くらいに分け、少ない方に、黒すりごまを混ぜておく。それぞれ4個ずつに分けて丸めておく。(大きめのあんのはあんの方(A)、小さめのごま入りは、きなこの方(B))
4.あんの方(A)は、3のあん(だけ)をラップの上にのばして広げ、2のごま入りご飯をのせて包むようにして丸く形作る。
5.きなこの方(B)は、2のご飯だけのものをラップの上に薄く広げ、3のごま入りあんをのせ包むように丸く形作る。bを混ぜて周りにまぶしつける。
※ このレシピにこだわらず、自由に作ってください。
※ ご飯は、もち米ばかりだと 冷めるとかたくなりますが、
うるち米が混ざるとかたくなりにくく、また、
ちょっと歯ごたえが出て食感がよくなります。
※ 乾燥しないように、ラップなどをかけて常温で保存し、
その日のうちにに食べてください。
※ 粒あんを手作りする場合は下記をご参照ください。
↓
■ 粒あん(作りやすい分量)
小豆 300g
砂糖 250~300g
塩 少々
1.小豆は洗って、たっぷりの水を加えて煮立ててる。沸騰するとざるにあける。このゆでこぼしを2回くり返す。
2.再びたっぷりの水を加えて沸騰させ、弱火でアクをとりながら炊く。小豆が常に水面下にあるようにときどき差し水をする。
3.指でつぶれる位に柔らかくなると、煮汁を捨て砂糖を3度に分け入れ、水分をとばしながら煮る。焦がさないよう時々混ぜ、あんが木べらから落ちないくらい煮詰める。仕上げに塩少々を入れて混ぜ、しっかり冷ます。
※ ちょっとやわらかいかな、というところで火を止めると、パサつかずしっとりとしたあんができる。
【今回使用したのはコチラ】
すりごま(白)