へんこ社長 男の朝御飯 あんかけうどん

1970年の夏でした。大阪万博を見るついでに京都に来た親戚のおばちゃんに、うどん屋へ連れてってもらいました。そこで生まれて初めて食べた「あんかけうどん」の美味さに衝撃を受け、それ以降は私の中では「あんかけ」がうどんメニューのスタンダードとなりました。

高校時代には「天ぷらうどん」に移行しましたが、私の好む天ぷらうどんの天ぷら具材は、車エビや野菜などではなく、衣がほとんどで沖アミの親玉くらいの小エビが申し訳ない程度張り付いているタイプです。しかし日本も豊かになったからか、そのような人騙しの天ぷらがのったうどんを食べる機会がめっきり少なくなりました。

まぁ、どうでもよい私の「天ぷらうどん」論はさておき、朝御飯で時々あんかけうどんを作ります。夏の朝にすりおろした生姜をタップリのせて、汗をかきながら食べると、一瞬1970年万博を思い出します。