写真の箒は、「俺の油」の胡麻を炒るときに使う箒です。この箒は素材はキビです。京都市内三条大橋近くの箒、タワシの老舗内藤商店さんの製品です。毛先をハサミでカットして胡麻を炒りやすい長さに揃えるのですが、左側の箒がやっと馴染んできました。右側位になるまで使います。以前はもっと胡麻を炒りやすい箒があったのですが、職人さんが亡くなって、現在の箒を使うようになりました。ちょっとした作りの違いなのでしょうが、長時間の炒る作業の疲れ方がまったく違います。
スタンフォード大学で愛用されているチョークは日本製で、しなやかで折れにくい最高のチョークと評価されているそうですが、後継者が見つからないことが原因で廃業されたそうです。
小さな道具ですが、無くなっては困るものが世の中にはたくさんあるのでしょう。