豆腐の菊花しゅうまい

きょうは、二十四節気の白露です。
白露は、大気が冷えて 露ができ始めるころ、
という意味です。

この白露の前後には、二百十日、二百二十日もあり、
台風の多い時期と言われていますが、
先日9月4日には、大型の台風21号が襲来、近畿地方を中心に
各地に大きな爪痕を残していきました。

そして、翌々日の6日には、北海道に大きな地震、
相次ぐ天災。
その後も、大雨の警報や注意報が出ていて、
土砂災害の心配があるところもあります。

被害に遭われた方々が、一日もはやく普通の生活に戻れること、
これ以上、被害が大きくならないことを、祈るばかりです。

      *      *      *

さて、
明日、九月九日は、五節句の一つ「重陽の節句」です。
重陽の節句は、別名、菊の節句ともいいます。
今では、一般の方々にはあまり馴染みのない日のようですが、
その昔、菊の花を飾ったり、菊花酒を酌みかわしたりして、
長寿を願っていたと言われています。

菊の節句にちなんで、菊をモチーフにした和菓子を置いている
和菓子屋さんも見かけました。

五節句のうち、
人日の節句(一月七日)は、七草粥、
桃の節句 (三月三日)は、ちらし寿司
端午の節句(五月五日)は、かしわ餅やちまき
七夕の節句(七月七日)は、素麺

…と、それぞれお決まりの食べ物があるのですが、
重陽の節句には、これと言って決まった行事食はないよう。

秋の味覚として、栗ごはんや秋なすを使った料理、
菊の節句にちなんで、菊の花のお吸い物などを食する
とも聞きます。

きょうは、菊の花にちなんで、菊花しゅうまいをつくってみました。
しゅうまいの皮を細切りにして周りにまぶしつけて作るのですが、
包むよりも形作りやすくて、見栄えがします。

なかの種は、お豆腐入りで、やわらかな食感。
ふんわり口当たりがよくてヘルシー、ごま油の香りで味が決まります。

◆ 豆腐の菊花しゅうまい 
【材料】(約16個分)
木綿豆腐 1/2丁(150g)
豚ひき肉 130g
干しいたけ 2個
長ねぎ 1/2本
白すりごま 大さじ2
A【塩・こしょう 各少々、 しょうゆ・ごま油・オイスターソース・砂糖 各小さじ1/2】
しゅうまいの皮 16枚
枝豆 16粒
B【金ごま油・練り辛子・酢醤油・ごまらあ油 各適宜】

【作り方】
1.豆腐はキッチンペーパーではさんで水気をきる。
  (あまり水気をきり過ぎない)
2.干しいたけは戻してみじん切りに、ねぎは粗みじん切りにする。
3.しゅうまいの皮はに2~3ミリ巾に切る。
4.ポリ袋に豚ひき肉を入れ、Aを加え 粘りが出るまでよく練り混ぜ、
  2を加え、1を崩し入れて混ぜ、すりごまも加えて均一に混ぜる。
5.ポリ袋の下の角を1cmほど切り落として、絞り袋のようにして
  4の種を丸く絞り出していく。

6.5の上に3の皮をのせ、手で軽く押さえてなじませ、全体に霧吹きで水をかけ約10分蒸す。あるいは、ラップをして電子レンジで加熱。上に枝豆を飾る。
※ 電子レンジ加熱するときは、加熱ムラを防ぐため、丸くゆったり放射状に 並べて、半量を3分ずつ(600Wで)加熱する。

※ しゅうまいの皮に透明感がでて、竹串を刺して濁った肉汁が出なければOK。Bを好みでつけてどうぞ。

【今回使用したのはコチラ】
【一番絞り 白ごま油】

【すりごま(白)】

【一番絞り 金ごま油】

【ごまらぁ油】