きょうは、秋分の日です。
そして、秋彼岸の中日。
今年の秋彼岸は、9月19日から25日までの
1週間です。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、
ひときわ厳しかった残暑も、いつのまにか弱まり、
過ごしやすくなってきました。
この慣用句、文字通り、
お彼岸になれば、暑さも寒さもやわらぐ、
という意味と、もう一つ深い意味があります。
暑さ寒さだけでなく、悩みや苦しみも
この世(彼岸に対する此岸(しがん))の間だけのもので、
彼岸、すなわち悟りの境地に達すれば、
暑さ寒さはもちろん、悩みも苦しみも煩いもなくなる、
という意味です。
何やら、いろいろ考えさせられます。
この飛び石連休に、お墓参りをしたり、
仏壇におはぎをお供えして、
お供養をする、という方も多いと思います。
ご先祖をしのんで、自らの生活をゆっくり考える
いい機会かもしれません。
ゆったりした気持ちで、おはぎを作るのもいいものです。
おはぎは、和菓子の中でも手作りしやすく、
材料も揃えやすいです。
餡は、小豆から炊いてもよし、市販のものを使うと手軽ですが、
どちらもないときに、さつま芋あんの変わりおはぎは
いかがでしょう。
さつま芋は、もち米を炊くときに炊飯器で一緒に炊きます。
お芋ごはんを炊く要領で、さつま芋は洗ってそのまま上に置きます。
時間も手間も光熱費も節約でき、一石三鳥です。
さつま芋ごはんといえば、相性がいいのが黒ごま。
さつま芋おはぎにも、黒ごまがよく合います。
是非お試しください。
◆さつま芋おはぎ
【材料】(約16個分)
もち米 1.5合、 塩 少々
さつま芋 小3本(約400g)、 砂糖 約30~50g
黒すりごま 大さじ4 + 砂糖 大さじ1
黒炒りごま 大さじ1
あん お好みで適宜
【作り方】
1. もち米洗って、ザルにあげてから 分量の水に浸け、
上にさつま芋をのせて、普通に(炊飯器で)炊く。
炊き上がると、さつま芋を別に取り出して、
塩少々を混ぜてめん棒などで半つぶしにする。
2.取り出したさつま芋は皮をむきつぶし、砂糖と塩一つまみ
加えて弱火でさっと練る。(かたいときは、水も加える)
3、1を丸め、2を丸く広げた上にのせて、ラップで包む。
上に黒炒りごまを散らす。
3.2を丸めて、1を丸く広げた上にのせて包み、周りに
黒すりごまと砂糖をまぶす。
※ 今回は、もち米だけで作りましたが、うるち米を混ぜて炊いても
美味しいです。
※ 砂糖の量は、さつま芋の味によって調節してください。
※ さつま芋は、皮つきのままでも…お好みで。
あんこを真ん中にいれても美味しく、断面がきれいです。
【今回使用したのはコチラ】