くるみとごまの白和え

はやいもので、9月もおわり。
きょう9月30日は「くるみの日」です。

「く(9)るみ(3) まるい(0)」という語呂合わせだそう…
日本ではちょうど今頃がくるみの収穫時期です。

近年、くるみは健康や美容にいい…としてよく取り上げられていますが、
古くは、縄文時代から食べられていたようです。

たん白質が豊富でとても栄養価が高いくるみ。
最近では、健康効果の高いオメガ3脂肪酸が多く含まれている、
ということで注目を集めています。
オメガ3は、サバやサンマ、イワシ等の青魚のDHA、EPAと同じ仲間。

血液サラサラ効果、動脈硬化の予防や、不眠症の改善、
便秘の解消や美肌効果、骨粗しょう症の予防や、
記憶力の改善等々、嬉しい働きがいろいろ期待されています。

くるみは漢字では「胡桃」
「胡」の字はごまの漢字「胡麻」と共通しています。
どちらも栄養価の高い木の実(種子)。

きょうは、くるみとごまをダブルで使って
白和えを作ってみました。

くるみの風味が加わった白和え。
具は、にんじんと水菜を入れてみました。

白和えというと、ほうれんそうや春菊などの青菜をゆでて
具にすることが多いですが、生の水菜もシャキッとして歯ごたえがよく
爽やかな味です。

さっと塩でもんでから加えたので、青臭さもなく、水分も出にくいです。
にんじんと一緒にしいたけやこんにゃくをたいて加えてもいいですね。
風味ゆたかなくるみと胡麻の白和え、ぜひ作ってみてください。

◆くるみとごまの白和え
【材料】(約4人分)
    にんじん 小1本、 水菜1/3把、 塩少々
    A【だし 100cc、 うす口醤油・みりん 各小さじ1】
    木綿豆腐 150g、
    炒ったくるみ 30g+飾り用少々
    B【白練りごま 15g、
      うす口醤油・塩 少々、 砂糖 小さじ1】
       
【作り方】
1.豆腐は水切りしておく。
2.にんじんは細切りにし、Aで煮て冷ましておく。
3.水菜は約3cm長さに切り、塩をふりかけ少しおき、絞っておく。
4.くるみをすり鉢等でつぶして、Bを混ぜ、1の豆腐をつぶして混ぜ、
  味をととのえる。 

5.2と3を4の白和え衣で和え、上にくるみを散らす。

※ 豆腐は、キッチンペーパーで巻いて重し(お皿など)をのせ
  水切りする。
※ 生くるみの場合は、オーブン150℃で15分焼く。あるいは、
  フライパンに重ならないように並べる。弱火で焦がさない様に
  4~5分炒る。
※ すり鉢がなければ、くるみを厚めのポリ袋に入れて、押しつぶす。
※ くるみ(と豆腐)のつぶし方が粗いと、ざっくりした、ところどころ
  くるみの食感が残る仕上がりにまします。

  
【今回使用したのはコチラ】

【練りごま(白)】

へんこ男の料理「ごまだれは万能調味料」

先日、トマトと大袋入りの大葉のぶつ切りサラダを作りました。

何で味付けをしようかと思案した結果、ごまだれを使いました。

胡麻と香りと味が濃厚で、しっかり味なので、ドレッシングにも使えます。

もちろん添加物や化学調味料は無添加です。ぜひ皆さん、万能調味料としてキッチンに常備して下さい!

へんこ男の料理「もったいない定食」

昨日は、京都市内の家族で頑張って経営されている魚屋さんで、天然平目とマグロの刺身、ぶりの照焼き、出し巻き卵焼きを買いました。

夜は、それらを酒菜に日本酒の冷やを飲みました。

スーパーで販売されている、刺身の「敷きづま」には食欲が湧きませんが、捨てるのはもったいないので、つまの無い柵とりを買っています。

しかし、ちゃんとした魚屋さんのつまは美味しそうなので、全部食べています。昨晩も平目にアラも付いていたので、朝食の味噌汁を作っておきました。

極力、家庭でも食品ロスを出さない工夫が必要だと思っていますので、皆さんも一工夫されると食事も楽しくなりますよ!

道明寺のミニおはぎ~秋彼岸に

きょうは、秋分の日です。
昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。
今年は強烈な猛暑の夏でしたが、暑さも和らぎ過ごしやすくなり、
これから、だんだんと昼が短くなっていきます。

そして、秋のお彼岸の中日で、
祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日です。

「彼岸」とは悟りの境地のこと。
浄土教では、阿弥陀浄土が西にあることから、
太陽が真西に沈む、秋分の日(春分の日)を中心にした
前後七日間を彼岸として、お墓参りをしたり、
仏壇にお供えをしたりして、ご先祖の供養をします。

お供えするのは、秋はおはぎ。
おはぎは、漢字では「御萩」
「萩の餅」とも言います。

秋の七草のひとつである萩は、
草冠に秋という字からもうかがえるように秋を代表する花。
万葉集には、植物を詠んだ歌がたくさんありますが、
一番たくさん出てくるのが「萩」です。
古くから、秋の花として、日本人の心に訴えかける花だったのでしょう。

地域によって、あるいはご家庭によっては、
春も秋も「ぼた餅」と呼ぶところもあるようですが、
秋のお彼岸には「お萩」がふさわしいですね。

さて、
ご先祖をうやまい、実りの秋の収穫への感謝の気持ちを込めて
お供えする「お萩」、手作りはいかがでしょう。

市販のものは、ほとんど、
もち米(またはもち米+うるち米)を蒸したり炊いたりしたもので
あんこで包む、あるいは、あんこを包んで周りにきなこをまぶす、
この2種類です。

きょうは、小さく色んな種類のおはぎを作ってみました。
白ごま、黒ごま、抹茶、かぼちゃあんや白あん。
彩りも味も食感も多彩。

(ちなみに、かぼちゃあんは、かぼちゃの煮つけをつぶして白練りごま
 と砂糖を混ぜたもの。白あんは、白花豆の甘煮をつぶしたもの です)

ほかにも、さつま芋や枝豆など、秋の実りを使うと
彩りもきれいです。
甘さ控えめにして素材の味を楽しめるのは、手作りならでは!
もちろん、市販の好きなあんこを使っても…お好みでどうぞ。

そして、お米の代わりに、桜餅でおなじみの道明寺粉を使うと、
つぶつぶした食感が魅力で、また手早くできます。
(ミニサイズ10個分くらいの道明寺のお餅が電子レンジ加熱で約5分)

ミニサイズは作りやすいので、是非作ってみてください。

◆ 道明寺のミニおはぎ
【材料】ミニサイズ約12個分
道明寺粉 100g、 水 150cc、砂糖 大さじ1、 塩 少々
粒あん・こしあん 各適宜
黒炒りごま・白炒りごま 各適宜
抹茶・きなこ・かぼちゃ煮物・白花豆煮物 各適宜
白練りごま 少々
【作り方】
1.道明寺粉と水を耐熱ボウルに入れて混ぜ、5分ほどおく。

2.ふわっとラップをかけて、電子レンジで5分加熱する。
  (550Wの電子レンジ)
3.そのまま10分蒸らして、砂糖と塩を入れて全体に混ぜる。

4.だいたい12等分して 小さ目のものは 丸めて周りをあんでくるむ。
大き目のものは平たくして、丸めたあんを包み、周りにごまやきなこ、
  抹茶などをまぶす。

※ 電子レンジ、500Wなら、時間は一割増し(約5分30秒)
   600Wなら、一割減(約4分30秒)。(味見して食感を確認して下さい)
※ 画像のあんは、市販の粒あん、こしあんを使いました。
※ かぼちゃあんは、かぼちゃの煮物をフォークでつぶして、
  白練りごまと砂糖を加えたもの。
※ 白あんは、市販の白花豆の甘煮をつぶしたもの。
※ あと、さつま芋をつぶしたもの、枝豆のつぶしたもの等など、
   家にあるもの、お好みのものをつくってみてください。
  
【今回使用したのはコチラ】
【炒りごま(白)】

【炒りごま(黒)】

【練りごま(白)】

へんこ男の料理「みぞれ蕎麦」

今日は朝から「俺の油」の胡麻炒り作業です。

食べるかどうかわからないのに、安かったので在庫処分セールの大根を買っていました。山盛り大根おろしを作り、昨晩は豚肉のしゃぶしゃぶで食べました。

朝は残りの豚肉と大根おろしを具にして、蕎麦にしました。必須アイテムのすり黒胡麻をタップリかけると美味しさがアップしました。

いよいよ『味覚の秋』到来です。

秋の気配が深まってきた京都です。
暑さ寒さも彼岸まで…という言葉がありますが、昼と夜の長さも同じとなる秋のお彼岸・秋分の日ももうすぐですね。 旬の魚や果物・きのこ・栗やカボチャ…と美味しいものがたくさんの『味覚の秋』ですが、そのビジュアルから私のハートを刺激するのはスイーツ系です。『和栗モンブラン』『スイートパンプキン』『安納芋タルト』…💛 なんて素敵な響き!『スポーツの秋』とはいうものの、ダイエットにはとうてい向かない季節です。

 この大好きなホクホク系の食材、さつま芋やカボチャには練りごまが良く合いますよ。デザートやサラダなどの隠し味として必ず使うのですが、濃厚な風味とほんのりとした甘みをプラスすることが出来るのでとっても重宝しています。

 さて、当社の秋はといえば催事ラッシュとなります。日本全国へお邪魔して、出来たての美味しいごま製品をご案内しております。美味しい『秋の味覚』を引き立てる調味料として、使い方レシピとともにご紹介いたしますのでぜひ、お近くエリアの催事場へお出かけ下さいね。

◆九 州エリア 佐賀玉屋(9/19~9/24)福岡岩田屋(9/26~10/1)
        小倉井筒屋(10/3~10/10)鹿児島山形屋(10/3~10/9)
        宮崎山形屋(10/11~10/16)長崎浜屋(10/17~10/23)
        大分トキハ(10/25~10/31)
◆中 国エリア 広島そごう(9/20~9/26)
◆関 西エリア 梅田阪急B2(10/10~10/16)
◆関 東エリア 高崎高島屋(10/3~10/9)日本橋髙島屋(10/3~10/8)
        横浜髙島屋(10/3~10/8)立川伊勢丹(10/10~10/15)
        熊谷八木橋(10/11~10/16)
        浦和伊勢丹(10/17~10/22)
        池袋西武(10/18~10/25)船橋東武(10/18~10/24)
        柏髙島屋(10/23~10/29)
        相模原伊勢丹(10/24~10/29)
        水戸京成(10/31~11/5)
◆東 北エリア 盛岡川徳(9/26~10/2)
◆北海道エリア 帯広藤丸(10/18~10/23)        
                     以上を予定しております。

へんこ男の料理「とうめし風」

豚肉スペアリブの煮汁が美味しかったので残しておきました。晩酌に合いそうなので、小さくカットした豆腐の煮込みを作りました。その残りを、日本橋のおでん屋お多幸さんのとうめし風にご飯に盛り付けて食べました。

お多幸さんのように、大きな豆腐がどんぶり飯にドカンと乗ったボリュームはないです。時々、男の料理も上品な控え目にもします。

日本橋と言えば、高島屋で開催される「美食の京都展」に三年ぶりに私も参上します。期間は10/3水曜日〜10/8月曜日までです。久しぶりに胡麻すり実演しますので、皆さん是非お越しください。

あっ!10/7は横浜アリーナで行われるWBSS井上尚弥のボクシング観戦に行きますので、夕方早目に売り場から離れるつもりなのでよろしくお願いします。

へんこ男の料理「ぶっかけ」

今日の朝御飯もお弁当もテーマは「ぶっかけ」です。お菜類は全て前日までの作りおきで済ませました。

朝御飯は豆腐と鶏肉、白菜の焚き物と豚スペアリブ煮の残りであるジャガイモとニンジンをかけた丼がメインでした。

お弁当にも同じ惣菜です。おかずの箱の方は、それぞれを並べましたが、ご飯には、ジャガイモとニンジンと汁をいっぱいかけました。

お弁当箱は、JR貨物さんのコンテナ車両です。大雨や地震の影響で貨物輸送にも甚大な影響が出ているようですが、早く復興される事を願って、「頑張れ!JR貨物弁当」にしました。

スペアリブ煮の汁がとても良い味を出していたので、捨てないで豆腐を炊きました。これは今晩の酒菜となります。

へんこ男の料理「胡麻は二刀流選手」

メジーリーグで大活躍中の大谷選手ですね。最近は肘の故障から、打者に専念しているようですが、投手としても立派に通用する二刀流選手です。

胡麻は食べ物の世界では二刀流なんですよ!

先ずは、基礎調味料や隠し味としてキッチンで活躍してくれます。今朝の玄米を炊く時には、臭みや苦味を消す塩にプラスして、クッキングを少量垂らしておくと、ご飯がピカピカふっくらに炊き上がります。これは白米でも同じです。

また、味噌味の仕上げに練り胡麻を加えると、コクが出て美味しくなります。練り胡麻は白黒どちらでもよいですが、見た目は白練り胡麻の方が綺麗です。

次にフィールドをキッチンから食卓に移すと、和え物に振りかけたり、玄米食のカルシウム補填として、胡麻塩が必需品となります。

いかがでしたか、胡麻も大谷選手のような立派な二刀流選手でしょ!

皆さんのお家でも、是非胡麻選手を入団させて下さい。あっ、山田製油の胡麻でよろしくお願いします!

なめらか黒ごまプリン~敬老の日に

明日は敬老の日です。

日本人の平均寿命は、
 女性 87.26歳
 男性 81.09歳
 (昨年2017年)
ここ数年、毎年更新されています。

そして、女性は世界第2位、男性は第3位と
世界でもトップクラスです。

70年前の1948年、といえば
戦後まもない頃ですが、そのときの平均寿命が
女性が59.40歳
男性が55.60歳
だったことを考えると、驚くほど。

日本人の三大死因(ガン、心疾患、脳血管疾患)の減少が
平均寿命を上げているようです。

周りを見ても、元気なお年寄りが多く
というより、70代では、老人と呼ぶには若々し過ぎる人が多く、
80代でも、そんな方もいらっしゃいます。

元気に歳を重ねるには、生活習慣、食習慣が大きく関わってきます。
とりわけ、食生活…食物や食べ方は大切です。
健康にいい食材、長寿食、と言われるものもいろいろありますが、
「ごま」もその一つです。

ごまは、古来、古今東西で不老長寿の妙薬とされてきました。

ごまには、ビタミン、ミネラル、良質のたん白質が豊富。
高血圧や動脈硬化など生活習慣病の予防し、
肝機能を高め、肌や髪を健康に保ってくれ、
骨粗しょう症の予防や、貧血の改善等など、多くの働きがあります。
老化を防止し、身体を健康に保つ成分が多いことから
昔から長寿食とされてきたのでしょう。

ごまの種類は、主に
白ごま、黒ごま、金ごまがあります。
いずれも栄養的には、ほとんど同じなのですが、
黒ごまだけに、アントシアニンが含まれます。

アントシアニンには、目の機能を向上させる働きや、
抗酸化作用があります。
その分、長寿という点からみると、黒ごまが一番といえるかもしれません。

きょうは、黒練りごまを使ってプリンを作ってみました。
ゼラチンで固めるので、プルンとしたとても口当たりのいいプリンです。
練りごまはペースト状なので、粒のごまより消化吸収がよく、
ごまの栄養を無駄なくとれます。

とても簡単で作りやすいレシピ、
敬老の日のデザートにいかがでしょう。
やわらかな食感で、口に入れると体温でとろけるので、
歯や嚥下に問題がある方でも大丈夫。
もちろん若い方にも、小さいお子さんにも人気の味です。

◆ なめらか黒ごまプリン
【材料】約4個分
・黒練りごま 20g
・豆乳 200cc 
・砂糖 15g
・粉ゼラチン 1/2袋(2.5g)(小さじ1弱)

・ゴマプードル・きなこ・ゆで小豆 各適宜

【作り方】
1.水大さじ1に粉ゼラチンを入れて、しとらせておく。
2.豆乳の半量と砂糖を混ぜて加熱して砂糖が溶けると、
  1を溶かし混ぜる。
3.ボールに練りごまを入れ泡立て器で混ぜ、2を少しずつ
  加えながらよく混ぜる。
4.残りの豆乳も加え混ぜて、氷水にあて、ときどき混ぜて
  冷えてとろみがついてくると、器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。
5.上にゴマプードルときなこを混ぜたもの、ゆで小豆をのせて~♪

※ かなりやわらかめのレシピです。
  もう少ししっかりした食感がお好み、あるいは  
  型に入れてひっくり返したい、というときには、
  ゼラチンの量を4gくらいにふやしてみてください。

※ 牛乳でも美味しいですが、豆乳の方がごまとの
  味のなじみがいいように思います。

【今回使用したのはコチラ】
【練りごま(黒)】

【ゴマプードル】